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『アマテーラス様の力で村は救われた。アマテーラス様に感謝を示すために神殿を増築する』
「バイト代貰えるならいいよ」
『アマテーラス様に感謝を……』
「だからバイト代。それと飯ね」
『アマテーラス……』
「だからバイト代」
戻ってきた村人達に呼び掛けて“水鏡に映る”神はアマテーラス様を奉る場所を作る事を決めた。四郎達もその手伝いをすることにしたのだが……。
『おっぱいが絡まないとリアリストだな』
“水鏡に映る”神と交渉する四郎がいた。
『それよりも禍神を捕らえた事がアマテーラス様の手柄になっていることだ』
『まあ、いいんじゃない?』
『ディーニュはいいのか? 信者獲得のチャンスだぞ?』
『お姉さまの回りには何人たりとも近づけさせません!』
『……これで信者が増えると思う?』
『……それもそうだな』
今日もカーリンはアルッテの愛情の重さに頭を抱える。
『バイト代、バイト代と……それならこれでどうじゃ!』
リーダーの母親の姿に変わる“水鏡に映る”神。
「喜んで受けさせてもらいます!」
『安定のおっぱい信者だな』
こうして無料で神殿の増築を手伝う事になった。
「すまないな。うちの神がワガママ言って」
『気にするな。四郎も受けるつもりはあったんだ』
『お姉さま、ここは放置してきた村と周辺の話を聞かなければ』
『ああ、そうだったな。アタシ達は禍神に飛ばされて来たらしくてこの辺の事について聞きたいんだ』
「この辺て?」
『とりあえずお姉さまと二人きりで眠れる場所でしょうか?』
「え!? 二人はそんな関係……」
『違うからな!』
『お姉さま、照れなくても……』
二人の関係に驚いていたリーダーが距離を取る。それを慌てて否定するカーリンとそれを肯定するように顔を赤らめるアルッテ。
「ここは名もない開拓村で治めてるのは領主のビビリアット様だ。街はこの先にあると行商人のオッチャン達が言ってたぞ」
そこにしわくちゃのばーさんが答える。
『あなたは?』
「年寄りの代表しとるリリアと言う」
足腰のちゃんと延びた杖もついていないばーさんが笑顔で答える。ここはビビリアット様の政策で森に沿って作った村の1つらしい。祭壇が壊された村もそうだ。
「ここには役人も来るほど作物が取れるわけじゃないし、さっき言った通り行商人が来るくらいだ」
『ばーさん、ここからサゼットにはどう行けばいい?』
「サゼットとは何処じゃ? 知らんから街に行った方が早いぞ」
それを聞いてカーリンが困った顔をする。
『街に行った方がいいか……』
「行商人が来るまでゆっくりしとけばいい」
ばーさんはニカッと歯をむいて笑うと村人達の方に帰って行った。
「ばーさんが言うからここを出るつもりならば行商人を待った方がいいな。その間は俺の家にでも泊まってくれ」
リリアの後を次ぐようにしてリーダーが言った。
『四郎もそれで……』
いいか? と聞こうとしたカーリンの前で、
「何じゃこりゃぁぁぁ!?」
カーリンより大きなおっぱいを着けた四郎が叫んでいた。




