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「カーリンさん、鉈ができたから見に来てくれ」
『分かった。明日行こう』
ドルガが宿に訪ねに来て声をかけて帰っていった。
『カーリンの出来次第で包丁頼もうかな?』
『ウチのかぶりものも新調しよう』
「アルッテのは関係ないよな?」
「普通の刃物関係だけだからね。変なこと言うと師匠に頭かち割られるよ」
ホーリーの父がアルッテに注意する。その顔の青ざめているのを見ると事実なのだろう。
「おいらも見に行こうかな。どんなのか見たいし」
『良いのか?』
「後は、雑草取りと水撒き位だし任せても良いだろう」
そう答えた四郎を見て、カーリンは少し嬉しそうにしていた。
「ドルガ! 居るか? 鉈もらいに来たぞ」
ホーリーの父が夜が明けてもいないうちに来たドルガの家の扉を乱打する。
「ウルセエ!まだ夜も明けてねえだろうが!」
「早く見たかったからね」
「帰れ! このやろう。どたまかち割るぞ!」
「やれやれ、そんな短気で良いのかね」
「お前の脳ミソに教えるからここに出せ!」
朝っぱらから叫ぶドルガをホーリーの父がおちょくる。それを朝の早い人が見ながら通り過ぎる。
「ギブ! ギブ! こめかみがミシミシいってる! マジごめん! 謝るからー!」
最終的にはホーリーの父を引き倒して決めたアイアンクローでドルガの勝ちとなった。
『ドルガさん、すまない。朝早くから起こしてしまって……』
「大丈夫だ。こいつの身勝手な行動には慣れてる。ちょっと待ってろ」
ドルガが家に戻ると布に巻いた物を持ってきた。カーリンが受け取り布をはずすと中からカーリンの肘までより長い鉈が出てきた。全体的に雪のように白く手元より先にいくほど幅が広がり先端は内に巻くようにして刃の方に尖っていてどちらかというとククル刀に似ている。
それを軽く振り重さと取り回しを確かめ、満足したようにカーリンは笑みを浮かべる。
「神鉄鋼を土台に魔物の牙で補強して作ったんだが、それとそれを思いっきり振ってくれ」
言われるままに振り抜く。するとその先から順に大きなアカブチサメの歯から小さい方に刃元まで並んで生えた。
「それで引っ掻けて切る? 事ができるようになぜかなった。なぜかは分からん」
あっけらかんとそう言った。それで良いのか? と言う視線がドルガを見たが気にしない。
「魔物素材を使った場合、時々あるから気にすんな」
「いや、するわ!」
四郎のツッコミの意味がなかった。カーリンはその鉈を何度も振り感触を確かめると、
『良いできだ。これは使える』
「と言うわけで、後はこいつと金の事は詰めとくわ」
そう言ってホーリーの父を引きずって家の中へ入っていった。
カーリンの武器ができた




