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『アナータはわかってるのデスカ? その手垢にまみれた手でヨージョをさわるのはテンにペッ! する行為とオナジデース!』
「……紹介します。この紳士が“商機と勝機”の神ローリー」
「ほう、ロリコンとは……また、高尚な趣味を」
四郎は突然現れた神を見て、ディーニュを呼び隣に立たせると、
「この子にお兄ちゃんと呼ばれています」
『ガッデム!』
『挑発するな』
さらに膝の上に乗せて座る四郎に歯軋りして悔しがる。
「なるほど、幼女に萌える性癖が先物取引にも似た先見性を追求して商売の青田買いとかに目利きができるようになったと」
『し、四郎が分析してるだと!?』
『オフ、コース!』
『あってんの!?』
どこか得意気な神にディーニュがツッコミを入れる。
『それで今はホーリーちゃんに憑いていると』
『そこはかとなく犯罪臭が……』
「ええ、昔は私が憑かれてましたし……」
ルーデイ婦人がその神を冷たい目で見ている。
『そうだね、セイル。昔の君はカワイかった。そのカワイさをこの子に受け継がせてくれてソーリー!今の僕がディフェンスするに値する!』
得意気に語るローリーに更に回りの視線の温度が下がる。
『ローリーちゃんこっち来なさい。アタシ達が変態から守ってあげる』
「そうだ。この子には指一本も触れさせないぞ!」
カーリンと四郎がホーリーを隠すようにローリーの前に立つ。
『何をカンチガイしてるのデスカ! イエス、ロリータ!ノウ、タッチ! 僕は紳士としてそんな事はしません! フラワーはただ愛でるだけデス』
「紛れもない。奴は変態紳士だ。その証拠に今までホーリーには触れてはいない」
産まれてから今までホーリーを見ていた父親は断言する。
「えっ? それじゃ、荷馬車にホーリーがいた時も見てたの?」
『イエス! ボックスの中にいたホーリーの寝顔をルックしていました!』
「そこは助けんかい!」
『アナータ達が来るのを分かってタノデ、安心してルックしてました』
『ローリーお兄ちゃん』
ディーニュがローリーに近づき声をかける。
『何でショウ! 僕に出来るコトナラ、何でもシマショウ!』
『加齢臭するから帰って』
ローリーが固まった。その顔からダラダラ汗が流れて自分の臭いを嗅ぐ。
『加齢臭? 僕はまだヤングなのに加齢臭! そんなバカな』
『臭いの。口臭も』
『ノーーーーー!』
ローリーの姿が消えてメダルがディーニュの足元に落ちた。それを汚い物でも触るように指先でつまみ上げ、
『これでしばらくでないと思うよ』
笑顔でそう言った。四郎がそれに親指を立ててこたえた。
変態はディーニュに追い払われた!




