表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/116

34

『アナータはわかってるのデスカ? その手垢にまみれた手でヨージョをさわるのはテンにペッ! する行為とオナジデース!』

「……紹介します。この紳士へんたいが“商機と勝機”の神ローリー」

「ほう、ロリコンとは……また、高尚な趣味を」


 四郎は突然現れた神を見て、ディーニュを呼び隣に立たせると、


「この子にお兄ちゃんと呼ばれています」

『ガッデム!』

『挑発するな』


 さらに膝の上に乗せて座る四郎に歯軋りして悔しがる。


「なるほど、幼女に萌える性癖が先物取引にも似た先見性を追求して商売の青田買いとかに目利きができるようになったと」

『し、四郎が分析してるだと!?』

『オフ、コース!』

『あってんの!?』


 どこか得意気な神にディーニュがツッコミを入れる。


『それで今はホーリーちゃんに憑いていると』

『そこはかとなく犯罪臭が……』

「ええ、昔は私が憑かれてましたし……」


 ルーデイ婦人がその神を冷たい目で見ている。


『そうだね、セイル。昔の君はカワイかった。そのカワイさをこの子に受け継がせてくれてソーリー!今の僕がディフェンスするに値する!』


 得意気に語るローリーに更に回りの視線の温度が下がる。


『ローリーちゃんこっち来なさい。アタシ達が変態から守ってあげる』

「そうだ。この子には指一本も触れさせないぞ!」


 カーリンと四郎がホーリーを隠すようにローリーの前に立つ。


『何をカンチガイしてるのデスカ! イエス、ロリータ!ノウ、タッチ! 僕は紳士としてそんな事はしません! フラワーはただ愛でるだけデス』

「紛れもない。奴は変態紳士だ。その証拠に今までホーリーには触れてはいない」


 産まれてから今までホーリーを見ていた父親は断言する。


「えっ? それじゃ、荷馬車にホーリーがいた時も見てたの?」

『イエス! ボックスの中にいたホーリーの寝顔をルックしていました!』

「そこは助けんかい!」

『アナータ達が来るのを分かってタノデ、安心してルックしてました』

『ローリーお兄ちゃん』


 ディーニュがローリーに近づき声をかける。


『何でショウ! 僕に出来るコトナラ、何でもシマショウ!』

『加齢臭するから帰って』


 ローリーが固まった。その顔からダラダラ汗が流れて自分の臭いを嗅ぐ。


『加齢臭? 僕はまだヤングなのに加齢臭! そんなバカな』

『臭いの。口臭も』

『ノーーーーー!』


 ローリーの姿が消えてメダルがディーニュの足元に落ちた。それを汚い物でも触るように指先でつまみ上げ、


『これでしばらくでないと思うよ』


 笑顔でそう言った。四郎がそれに親指を立ててこたえた。

変態ローリーはディーニュに追い払われた!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ