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「おい、あの二人できてるってよ」
「ハルーカさんがそっちもいけるんで誘ったらしい」
「あの熊着てる子にお姉さまって呼ばれてる子がハルーカに目をつけたって」
「大丈夫だハルーカさんは俺が救う!」
「そう言って帰らぬ人となったのが16人」
「マジか!?」
「アカブチサメの時までは復活させるらしい。エプロンドレスの嬢ちゃんが」
「よし、逝ってくる! ハルーカさんに印象つけとけば後から……グフフッ」
「そう言って出ていったのが35……40人目か」
それが昨日までの男達の行動だった。そして、討伐のであった日は、
『お前ら、虫けらに相応しい仕事をやろう! アカブチサメの討伐だ!』
「「イエッス! マム!」」
『今まで、女の尻しか追っかけてなかったお前らがこの仕事の後、アタシが認める戦士となるのだ!』
「「イエッス! マム!」」
「……何あれ?」
整列した40人あまりの男達の前で怒鳴り散らすカーリンを見て四郎が困惑していた。
『昨日までカーリンに戦いを挑んで来た人達を鍛え直したそうだよ』
「そ、そう?」
そしてその隣にあるもう一つの集団を見る。ハルーカに連れられた頭に赤いハチマキを巻いた集団だ。
「なんか……アイドルの親衛隊見たいになってる」
『アイドル?』
「歌って踊って人に見られる仕事の他人を応援する人達?」
『うっすい服着て踊る人?』
「いるの!? どこ?」
ハルーカの事はすでに頭に無く踊り子の方に気がいってしまった。
「胸が揺れるんだろうな~」
あっちの世界(おっぱい星)に飛んだ四郎はディーニュに引かれるままにアカブチサメを討伐する岩場まで連れられていった。
切られた様に綺麗な地面が目の前に広がっていた。引き潮にあわせて現れた場所だ。その上に男達と四郎達が海面から離れた場所でその時を待つ。
「それじゃ、呼ぼうか」
水面の前まできたハルーカは手を水面につけて目を閉じる。次の瞬間、ハルーカの体から甘く爛れた匂いが漂いその場にいた全ての人が惹き付けられる。
『これは……魔物を呼ぶ匂い』
『“犠の浮き”神の力?』
“犠の浮き”神。魔物を呼ぶ神として嫌われた神だ本当は海の幸が港に呼ぶ神だったのだが、いつの間にかそうなりこの世界から消えた。ハルーカの持つ色香はその力のために回りの男達を惹き付けていたのだ。
『来るぞ!』
カーリンの声に気を引き締める。海面に赤黒い色に染まり中から顔を出した。
「アカブチサメ」
赤いざらついた肌色に黒い斑点がある口幅だけで5mあるサメの顔だ。それがハルーカを見つめている。ハルーカも顔を上げ、アカブチサメを見ている。
「今日で最後じゃ」
どんな思いを込めて言った言葉かその声を合図にアカブチサメがハルーカの上を越えて飛んだ。
「避けろ!」
男達が蜘蛛の子を散らす様に逃げた場所にアカブチサメが落ちる。
「何で足があるんだ?」
『魔物だからだろう』
サメの体にワニのように足があり、その鋭い爪が地面をえぐり体を支えている。その姿に思わず呟いた四郎にカーリンが答える。
アカブチサメはその前で体を振り男達を蹴散らす。そしてその顔をハルーカの方に向けると一息に飲み込もうと口を開く。ハルーカは銛を構え対峙する。
『魔物なら料理用に取っといてもいいよね』
『切り裂きがいがある。どんな血の色をしているのかな?』
いつの間にかハルーカの側に立っているディーニュとカーリンが包丁と鉈を構えて立っている。
威嚇するように口を開くアカブチサメの顎が切り裂かれその肌色に似た赤黒い血が飛び散る。体に対して小さな傷だがそれに勇気づけられて、男達もアカブチサメに取り付き傷をつける。
その中から飛び出し頭に銛を突き立てるローレの姿があった。アカブチサメは体を転がすように暴れローレは銛と共に吹き飛ばされる。その先は海。
「ローレ!」
海へ落ちるローレに気を取られハルーカはその横を海に飛び込むアカブチサメに気がつかなかった。
「ローレ!」
助けに海へ飛び込もうとするハルーカをカーリンが止める。
「離せ!」
『大丈夫だ。四郎が』
「一本釣りー!」
四郎の竿がローレを釣り上げた。
「もう一丁!」
落ちてきたローレをお姫様だっこでキャッチしたカーリンの目の前でもう一度四郎の竿が上がった。
『お兄ちゃん、すごーい!』
その先にはアカブチサメが捕らえられ海の中から空中に跳ね上げられた。
グダグダ(文章)の戦闘回。次もそうです




