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 四郎達がポセットに来て2週間。


「“サメ食い”達が戻ってきたぞ!」

「今日は俺ん所に卸して貰うからな?」

「くじ引きで決めただろ? お前の所は1匹だからな」

「わかってる。わかってるって!」


 四郎達が帰ってくると我先に出店を持つ人や商人が集まってくる。そこで討伐部位のヒレを取った後のアオザメをディーニュが分けていく。


「一日置きに5匹取って来てアオザメは余ってるんじゃなかったっけ?」

『商人がディーニュに保存方法を聞いて他の街に運んでいると聞いたが?』

「保存方法ねぇ……」

『ディーニュはそれで貰った金で珍しい調味料を買い漁ったらしい』


 最初の日に取ってきたアオザメは23匹あり、それをディーニュが持ち帰って試行錯誤のうえに出店で出せる物にしてしまった。一口大に切ったアオザメの肉をある液体に漬け込んで1日置きポーセスにあった魚醤を付けて焼くシンプルな物だ。一度出店を出して見ると売れ行きが凄く作った分がすぐに売れてしまった。なんの肉なのか聞く回りの出店の人にアオザメだと言うと驚かれた。

 元々身自体が臭く煮ても焼いても食えないと思われていただけにディーニュが考えた調理法は驚かれその人はアオザメの肉を買って即日実行して見ると帰っていった。


「一週間ほどでアオザメの値段が高騰したよな」


 今まではヒレだけとって後は捨てて来るだけだったアオザメを求める声が増えてアオザメ討伐に行ってその体を持ってくる者も増えた。1日に5匹討伐すればいい稼ぎになっていたアオザメが今は1、2匹狩って持って来るだけでそれ以上の稼ぎになっている事が大きい。今のアオザメ狩りは午前中に狩ってきて、午後に市場へ卸して英気を養うために酒場へ……という流れで行われている。前は一日狩って無理をして怪我人が出る。数日休む。だったのが集中して狩るため少なくなったのも大きい。


『はーい! 押さない、押さない! きちんと分けてあるから順番にね!』


 それでも、ただ持って帰ってくるだけの物と違いある程度捌いて持ってくるディーニュの物が人気があった。ディーニュが交渉して珍しい食材との交換とかもしている。


『お兄ちゃん、終わったよ』

「今日もお疲れ。宿に帰るか」

『お兄ちゃん、今日は今から料理教室なの』


 最近、料理に詳しいディーニュに教えを乞う人が増えてギルドの方で特別に料理教室を頼まれたのだ。もちろん、教えるのは普段見向きもされないゲテモノだが、料理教室は満員であった。


『手伝いはいいのか? ほら、解体とか解体とか……』

『手伝ってくれる職員さんがいるからいい』


 それを聞いて落ち込むカーリン。どんだけ好きなんだよ! と突っ込めない四郎だった。


『それじゃ、行ってくるね!』

「お土産頼む! 酒のツマミになるの」


 両手で大きな丸を作り、ギルドに走っていくディーニュを見て四郎達はここ連日止まっている宿に帰るのだった。


 しかしこの日はそれだけでは終わらなかった。


「四郎達に頼みたいことがあるんだが……」


 ディーニュが帰ってきた後、くつろいでいる時にローレが訪問してきたのだ。



ディーニュちゃん活躍回?


ローレの頼み事とは……一体なんだろう?(棒)

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