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14

投稿の番号(11)が重複していたので修正。

 ギルドで報酬を貰う。


「多くない?」

「彼女達に感謝しなさいよ! 小さな依頼をやって増やしてくれたんだから」


 聞くと四郎が畑を耕している間にそれぞれ仕事を探してやっていたそうだ。もちろん収穫を終えた後に。その一つがディーニュの酒場での料理で最後の日に当たったのだった。


「みんな、ありがとー」

『感謝する気持ちがあるのなら、そこで四つん這いになって、めーと鳴きなさい』

「どんな、嫌がらせだ! アルッテ!」

『アルッテは仕事してないでしょ?』

『何を言ってるんですかお姉さま! ウチにはお姉さまを影から見守ると言う崇高なお仕事が……』

『……それってただのストーカーでしょ?』

『ディーニュさん違います! いやらしい男からお姉さまを守るためです』

「それっておいら?」

「そんな所でしゃべってないで行きな!」


 誰も特にならない事をしゃべっていたら、ギルドのおばちゃんに怒鳴られた。


 ギルドを出て村の入り口に歩いていく。ほとんどの人が今日も畑へ行っていて店を持つもの以外はほとんどいない。


「ディーニュちゃん、今から行くのかい? これ持っていきなよ」

「よお、カーリン。肉持っていくか?」

「アルッテさん、その足で踏んで下さい!」


 手伝いで仲良くなった人達が声をかけてきて旅に必要な物を分けてくれた。1人おかしなのがいたが。こうして貰った物はディーニュのポケットにしまい、村の入り口へ着いた。


「そう言えば、この先は別れていたっけ?」

『四郎がそう言う情報を集めていないだろうと思ってアタシとディーニュで集めといたぞ』

『お兄ちゃんの為に集めといたよ』

「ありがとうな。二人とも」


 この村から出ると街道が3つに別れていて、海のそばにある都ポセット、平原に開かれた都サゼット、山岳部にできた都ゴゼット行ける。


 ポセットは海産物が有名で海水浴場もあるため、裕福な商人や、貴族もよく行くらしい。漁の神や、海の神の信者が多い。


 ゴゼットは鉱山で有名で鍛冶を志す者が集まりできた都だ。山の神と鍛冶の神の信者が多い。


 サゼットはポセットとゴゼットの間にあり、2つの間の流通で重要な都として栄えている。そしてここは王都に近く騎士団が常駐している。商売の神と戦の神のの信者が多い。


『ーーで? どこに行く? アタシはゴゼットだ。切れ味のいい刃物が欲しい』

『私はポセットかな。お魚とか海の魔物が食材に欲しい』

『ウチはお姉さまに着いていく』


(海ならば水着の美女がいるかもしれない。見に行く価値はあるはず……)


『ちなみに泳げる場所は大体貴族とかが地元の人も入れないようにしているらしい』

「……海の魚か。久しぶりに食いたいからポセットに行こう」

『お兄ちゃん、テンション落ちてない?』

「いや、落ちてないぞ。ディーニュちゃんが旨いもの作ってくれるんだろ? 今から楽しみだ!」

『棒読みに聞こえるのはウチだけか?』


 アルッテの鋭い追求に目をそらし口笛を吹く。


『山の方が……』

『海にはまだ解体した事のない魔物もいるんじゃない?』

『よし! 海に行こう』

『お姉さまがそう言うならば……それで、馬車で行くのか?』

「馬車はないから歩きだ」


 そう答えた四郎は襟首を捕まれてギルドに連れていかれた。そしてポセットに近い村に行く商人の護衛を受けてのんびりと行くのであった。


「いや、護衛とかするとフラグが……」

『黙れ! 甲斐性なし! お姉さまを失望させた罪で四つん這いでめーと鳴くんだ』

「何でだよ!」

海へ行けるといいな。


四郎がめーしか言えなくなるのか?

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