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40『イカレコウモリ』

 再臨したナターシャは、自身を眺めるルールーに気が付きつつも背を向けて歩いていきました。そして、ルールーも背を向けて地下シェルターの中へと戻ります。

 

 シェルターには扉がある

 その中には研究室がある

 研究室には扉がある

 リビングにつながる扉がある

 どちらも地下シェルターの中だけれども


 リビングへと戻ると、お茶会はまだ続いていて――――ちょうど、アリスが自慢げな顔でエリーに詩を詠んでみせようとしていたところでした。


「Twinkle――――little mad。lalala、sky」

「なんか、お星さまの煌めきのような歌だね」

「ああ、エリー泣かないで。私まで哀しくなってしまうわ」


 エリーの一つだけ残った瞳から、流れ星のようにポロリと涙が落ちます。そして、それを見るアリスの一つだけ残った瞳からも、ポロリと涙が落ちたのです。







 この夜、世界の端のごく一部で今までの歴史の中で最も重たい雨が降りました。


 それは、水銀の雨。


 水銀を飲み込んだ海はすぐに下宇宙へと落ちていったため、誰にも気づかれることはありませんでしたが。

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