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プラティズ レコード  作者: 荒屋敷ハコ
第2章 ~セレン~
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2-2

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 てな訳で、あたしは宿に戻るとセクシーな服に着替えた。

 身を売る気はなかったけど、お酌くらいならあたしにも出来る。何なら一曲踊ってもいい。

 本当は18歳からで、あたしはまだ17歳だけど1歳くらいさばよんだってバレることはない。ルーチェの曲で踊れないし、これ以上パーティに迷惑は掛けたくない。となると、それ以外の道はなかった。

「セレンちゃん、どこへいくの?」

 化粧をしていたら、リュシェーナが声をかけてきた。

「別に。衣装と化粧がちゃんと合っているか、試しているだけよ」

 リュシェーナが行くと言い出したら、ララがうるさく言ってくるっていうのは予想できる。

「嘘だよね。それ」

 彼女は妙に自信満々だ。

「どうして?」

「だってさ、セレンちゃんが嘘つくときって、右の眉が上がるよね」

 リュシェーナは思い切りにこにこ顔で言った。

 はぁぁぁぁ~。

 どうしてこの娘って変なところが鋭いんだろう。

「ね、そうでしょ」

 リュシェーナには負けたわ。

 あたしは本当のことを言う他なかった。

「ねぇ、私も行きたい。一緒に行こうよ」

 リュシェーナは後ろからあたしの腕をつかんできた。

 やっぱりね。

「リュシェーナはここで待っててよ。面倒なことはあたしだけでいいよ。でないと、ララさんが心配するでしょ」

「大丈夫よ。こっそり行って、こっそり帰ってくれば、ね?それに私1人で踊れないから。私もみんなに迷惑かけちゃうから」

 リュシェーナは頼み込んできた。

「……分かったわ。早く支度してね」

 どう説得しても彼女があきらめないことは、分かっている。

「うん、するする!」

 リュシェーナはぱっと顔を輝かせると、すぐに服を選び始めた。

 リュシェーナはあたしよりも背が高い。おまけに胸も出てるし、ウエストもきゅっとしている。彼女と並ぶと、全てにおいて負けているから、自己嫌悪に陥ってしまう。それでも、気遣いとかはあたしのほうができているよね。と、ちょっぴり自分を慰めた。


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