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俺は高校教師になって駅伝部の顧問をやることになった  作者: 糸魚川孝紀
顧問就任1年目
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36/95

新潟ロングディスタンス ④レース終了

「先生! さすがです! 感動しました‼」

 レース後の疲労でぐったりしている中、目の前にはわが駅伝部の拡声器がいた。

夕暮れが近づいてきたがトラックではまだ競技が続いている。今は一般男子の一〇〇〇〇メートルだ。

駅伝部のみんなにはプロの走りを見てもらおうと残っているわけだが………… 注意はトラックではなく俺にしか向いていない。

「先生、本当にすごかったです。13分55秒なんてタイム………… 本当に、本当に、本当に感動しました!」

 京子、「本当に」は一回だからこそ本当っぽく聞こえるんだよ。インフレを起こしちゃ本当じゃなく、一周回って嘘にしか聞こえないからね?

 そう言って勢いよくツッコミを入れたかったがそんな余力はどこにもなかった。普段はインターバルもしない練習なので、レース後にすぐ医務室に運ばれる始末だった。医務員からは「きみはどうしてこんなに無理が出来るんだい?」と呆れられたくらいだ。

 だから今も体中が痛い。帰りの運転はどうにか出来そうだが法定速度ギリギリでの安全運転になりそうだ。

「セ、センセー、なんであんなに無理したんだよ、その、もっと抑えないと、身体だって、その…………」

 漣が口をモゴモゴさせながら何か言っている。それを俺は聞きのがさなかった。

「おぉー、心配してくれんたんだな。ありがとな」

「べ、別にそういうことじゃないーーー‼ ジュース買ってくるーー‼」

 漣は顔をリンゴのように真っ赤にさせながらトコトコとスタンドを後にした。なんだよあスネた態度は。まったく、ジュース買ってくるとかいう気遣いくらい自信をもっていいんだぜ?

「漣のやつ、いったい何なんだよ…………」

 こういうときは一つ屋根の下、漣のことをよく知る涼風に聞くのが一番だ。

「別にいーじゃん♪ 先生、肩揉んであげるぅー‼」

 涼風は完膚なきまでに俺の話をスルーすると、いきなり俺の背中にまわりこんで肩もみを始めた。その動きは華麗そのもので体操選手を彷彿とさせるものだった。

「先生、だいぶ凝ってるねー! あたしがちゃんとほぐしてあげる!」

 そして肩をグリグリと「揉みしだき」始めた涼風。その眩いばかりの笑顔とは裏腹に握力は想像を絶するまでに強かった。

「あっ、ああああぁぁあああああぁぁああああ‼‼」

 さっきまでレースだったとは思え元気な叫び声に自分でも驚いてしまった。が、そんなことはどうでもいい。とにかくこの拷問(マッサージ)は痛い。

「えぇー⁉ そんな声をあげちゃうくらい気持ちいいの? じゃーあ、もっとやったげるー♪」

 手は緩まるどころかそのタイトネスを増強させ、肩を襲撃する。

「あああぁぁぁぁぁあああああああ」

「あの…………」

 涼風に手を掛けようとするが腕はピクリとも動かない。それくらいに締め付けは強かった。

「ああああああああああああああああああああああああああああ」

「あ、あの、二の丸高校の、栃岡選手ですよね…………?」

 やっぱりな。涼風はいつもニコニコしていると見せかけて漣と同じく凶暴だったんだな。くっそ、これだから常盤姉妹はーーーー

 悶絶しながら頭の中で文句を並べていたその時、耳元で怒鳴り声が聞こえた。

「オイ、コラ! 人がさっきから話しかけてんのにハーレムごっこしやがって無視すんじゃねえよ‼ この変態ロリコン教師‼」

 女性の強烈な甲高い一言に場、というか駅伝部の空気が凍りつく。さっきまでのコンパ会場は一転して葬式になった。

 白けたのもつかの間、状況が分からず戸惑う俺と駅伝部。え、ちょ、いったい誰に怒られたの?

「は! も、申し訳ございませんでした!」

 白けた場に細くて高い、少女のような声が聞こえる。みんながその方向に注目する。

「わたくし、週刊スポーツマガジン編集部の江戸川美咲と申します! 担当は陸上競技・駅伝です!」

 緊張交じりの早口で話した彼女は黒髪ロングのワンピース姿の美女。一見すると身長は低く中学生ほどだ。「清楚」という言葉がピッタリの女の子だ。

「申し訳ございません。あの…………栃岡選手にインタビューをさせていただきたく参ったのですが………………お邪魔でしたでしょうか?」

 彼女はメモとボールペンを片手に全身をガクガクと震わせながら尋ねてくる。その光景は一見すると大会前の京子を見ているようだ。

 なんだよ俺に用事だったのか。それならそうと最初に言えばいいのに。っていうかその前に、

「さっきの怒鳴り声は君だったの?」

 ただでさえ細い目をさらに細くしながら聞いた。

「ふぇぇ⁉ あ、はい、そ、そうです。私、緊張しちゃうと声も出せなくなっちゃうんですけど、あの、その、でも、勇気を出して声を出そうとすると、際限がなくなっちゃって…………」

 江戸川さんは涙ながらにそう答えた。

 すごいよなこの涙。見事なまでに同情を誘っていない。「涙は女の武器」なんて言うがそれにしたって使い方を間違っている。

「あの、いや、だから、その、インタビューを…………」

 とにかくこの記者さんは早いトコ帰してあげよう。それがお互いのためだ。

「わかったわかった。了解です! 全然大丈夫!」

「本当ですか⁉ よかった………… 引っ込み思案だから、いつもインタビューさせてもらえなくて、編集長に怒られてばっかりで…………」

 めんどくさい奴だな。いいからとっととインタビューを終わらせてくれよ…………

 俺がそう思ってのを感じたのか感じてないのかは知らないが、江戸川さんはメモを確認しながらインタビューをはじめた。

「それでは、まず最初の質問なのです。今回のレース出場に至る経緯を、本レースにかけた想いを合わせて教えてください」

 彼女の目が質問を読み上げていくにつれて真剣になっていくのがわかった。記者としてのエンジンが入ってきたのかな? こうなれば俺もふざけた回答はできないな。

「はい。実は高校時代の恩師、大森先生に騙されて走ることになったんです」

「ちょ、ちょ、ちょ、タイムです! それって、ちょ、どういうことですか⁉」

 急に取り乱した顔で江戸川さんは聞いてきた。

「いや、これはそのね…………」

 自分でも意味の分からないことなんだが、これはこうこうこういうことなんだと江戸川さんのメモのスピードに合わせて話していった。もちろん、稲穂の話、大学以来のトラウマ解消のことも含めて、だ。

 話をしているときの江戸川さんは真剣そのものだった。目を見て話をするのでちょっと言葉に詰まってしまうこともあったが、それでも彼女の気迫に負けんばかりに俺も話をした。

「それじゃあ、専門的な練習は一切やらず、ほぼジョギングだけで13分台を出したのですか⁉」

「(注目するのはメンタル的なことじゃなくてそっちかよ………… まぁスポーツ誌だから仕方ないか…………) そうですね。生徒の指導が終わってから2時間くらい走ってます。休みの日とか余裕のある時はインターバルもしますけど、基本はジョグだけですね」

「すごいです………… 都道府県対抗駅伝にも選ばれるかもしれませんね!」

 江戸川さんは今までにないくらい目を輝かせながら体を寄せてくる。背が低いので、上目遣い。そのあどけない表情に思わず息を呑んでしまう。

「どうしたんですか?」

「い、いえ。でも、都道府県対抗駅伝は選ばれても、走りませんね」

 苦笑いをそっと浮かべてみる。

「どうしてですか⁉ そんなに速く走れるのに、もったいないと思うのですが…………?」

 江戸川さんは、それがあたかも当然のことかのような口調で聞いてくる。仕方のないことだろう。俺みたいな考え方の人間は珍しいことは自分でも分かっていた。

「新潟は雪が多いです。都道府県対抗駅伝がある冬に練習が積めるとは思っていませんし、それにーーーーーこの子たちの指導に集中できなくなりますからね」

 照れくさくなり駅伝部のみんなを見る。京子と信乃はともかく、稲穂、漣、そして涼風には都道府県対抗駅伝の高校生区間に選ばれる可能性がある。それに冬季トレーニング次第では来年のインターハイだって狙えるみんなだ。俺が走ってる場合ではないだろう。

 江戸川さんもそのことをわかってくれたのか優しい笑みを浮かべた。

「栃岡さんみたいな人が顧問をやってくださって、駅伝部のみんなも幸せでしょうね」

 彼女も駅伝部のみんなを見渡し、微笑む。

「今日の取材はこれで終わりです。ありがとうございました。またご機会があったら、ぜひ」

 そう言い残すと江戸川さんは足早に去って行ってしまった。おそらく次の取材へと向かったのだろう。

なんか、最初とかなり印象の違う消え方だったと思った。でもあれが彼女の本当の姿なんだと思えば納得できた。人の心に寄り添い、そして共感する。記者にとっては大事なことだろう。

 感慨に浸っていたそのとき、京子が恐る恐る俺に近寄り耳打ちをした。

「せ、先生。ニチヤクの監督さんがいらっしゃってます」

 京子はカクカク震えながら「あの男」を指さす。

「お、大森先生…………!」

 あの男、そう俺のかつての顧問であり現ニチヤクの監督である大森顕がそこに立っていた。手には京都名物八ッ橋の紙袋が。

 ははーん、そういやって俺のご機嫌を取ろうっていうわけですか? 人を騙してプロランナーと5000メートルを走らせ、最後はモノで解決する。10万円プレゼントの話も嘘だったんだな?

「大森ぃ!」

 気が付くと俺は大森の胸倉をつかんでいた。何時ぞやの校長のときのように。

「ま、待て栃岡‼ これには理由が‼‼」

 大森がなんと言おうと俺の耳には届かない。

「うっせんだよこのハゲメタボ! 今日という今日は許さん! 高校時代からの恨みも今ぁーーーーーー」

 拳を振り上げた。

 駅伝部のみんなが目をつぶったのが分かった。悪いなみんな。ここからは大人のーーーーーー

「ぐっふぁあああああああ」

 話し合いをする前に、俺の脇腹をクリーンヒットするランシューがあった。青を基調としたデザインに緑のストライプ。って、この靴は!

「信乃ぉ………… 何をするぅ…………!」

 信乃の脚だった。モデル並みのスタイルの信乃から繰り出される強烈な蹴りを食らっては地に伏してうずくまる他なかった。

 見上げた先には天井と、しかめっ面の信乃。思わず最期を悟る。

「や、やめーーーーー」

「栃岡先生は何も分かっていませんね! 大森監督の気持ちも、栄治さんのことも!」

 場に沈黙が流れる。駅伝部のみんな、そして大森は固唾を呑んで見守る。ってか栄治ってのは河田の下の名前なんだが、どうして信乃が知ってるんだ?

「大森さんと栄治さんは栃岡先生のことが心配だったんです。高校時代と大学時代のギャップがトラウマになっている栃岡先生が、ちゃんと駅伝部を指導できるのかって」

 両手を腰に当てた信乃は一度もつっかえることなく言葉を並べていく。

「だから今回のレースに出てもらって、そのしがらみを断ち切ってもらいたかったんです。その気遣いにも気づかないであなたは…………」

 信乃は再び脚を高く振り上げ、そして重力加速+ハムストリングスの収縮が合わさった強烈なパワーで俺の胃を直撃させる。

「あなたはそれすらも気づかない! それでも高校教師か!」

 猛攻を食らう中、俺は2人に対して申し訳なくなってきた。

 大森はこの日のために特注ユニフォームを用意してエントリーを(俺に内緒で勝手に)やってくれて、河田もそれに協力した。教え子であったことは何年も前のはずなのにこんなことまでしてくれるなんて………… そう思うと、彼の胸倉をつかんだ自分が情けなくなった。

 自分が抱えていたコンプレックスがこれほどまでに人を苦しめていたなんて、知らなかった。

 信乃の攻撃を制するように大森が割り込んできた。

「と、とにかく、俺の方こそ悪かった。でもな栃岡、お前がこの駅伝部を指導できる器なんだと、今ここで思えたんだ」

 お腹を押さえながら大森の方を向く。

「もしかしてさっきの記者の話を…………?」

「ちょ、ちょっとな。あまりにもタイムが良かったから来年からスタートするニチヤク男子駅伝部に引っ張ろうかと思ったんだが、お前のその情熱に負けたよ…………」

 参った参った、と言わんばかりの表情を浮かべる大森。

「今回はたまたま良かっただけですって…………」

 タイムが良かったと、かつての大監督に言われてすこし戸惑った。

 俺は軽く笑みを浮かべ立ち上がろうとしたが、うまく立ち上がれない。その時、肩を貸してくれる人がいた。

「先生! 大丈夫ですか⁉」

 稲穂だ。小さいながらにせっせと俺のスタンドアップを手伝ってくれる。

 それに便乗しようとしたのか、涼風、京子、そして帰還した漣が手を貸してくれる。

「せーんせ! 終わりのミーティングがまだだよ! 早く帰ろうよ!」

 涼風がウィンクをしながら言った。

「そうだな。ミーティングがまだだったな」

 背中についた砂埃を払い、よいしょといいながら立ち上がる。そして一度深呼吸をした。吸い込んだ空気は秋を思わせるひんやりした風を帯びていた。

 広い場所に移動すると駅伝部のみんなを整列させた。さっきまでの修羅場の空気とは一転してキリっとした表情だ。いつの間にかケジメがつくようになったんだな。

「それじゃ、ミーティングを始めよう」

「「「「「お願いします!」」」」」

 選手は体育座りにさせ、顧問の俺だけが立って話をする。

「今回の新潟ロングディスタンスは全員が自己ベストを大幅に更新。夏の成果が出た結果になって、正直のところ俺もほっとしている」

 みんな頷いていたがただ一人、納得できない表情でいたのが涼風だ。一人だけ目標タイムを切れなかった彼女には少々難が残る大会だったのだろう。

「涼風も頑張ったけど、もう一つだったな。再来週にもう一回、調整のために記録会に出るから、その時にもう一回記録を狙おう」

「わかった…………」

 一人だけ諭されるように言われたのが気に食わなかったのか、いつになく涼風はショゲテ板。

「それでも喜んでばかりもいられない。他校の選手も大幅に自己ベストを更新している。岸部高校の横越の9分12秒は高校ランキングのトップクラスのタイムだし、暁月高校の今泉の9分17秒も彼女の自己ベストだ。ウチの平均タイムが9分47秒だけど、岸部高校、暁月高校の二校の平均は9分30秒台だ。村松東高校の平均は9分50秒くらいだから、うちが今の県3位ってトコだ」

 県3位という言葉を聞いてメンバーの顔が引き締まる。都大路にいけるのは各都道府県で一校のみ。今日の成績のままでは少し厳しいのは選手全員が分かっていた。

「でも落ち着いてほしい。県高校駅伝は各自で任される区間によって距離が違う。作戦次第ではそのくらいのタイム差くらい、どうってことない」

「そうだ! かつての二の丸高校も県一位の海平高校に15秒差をーーーー」

「大森先生、黙っていてください」

 大森のかつての顧問の血が騒いだのか急に乱入してきた。ってかまだいたのかこのじいさんは。

「来週の祝日は県駅伝のコース下見のため弥彦村に行こう。みんな一度は行ったことがあるはずの場所だし1、2年生は県新人の帰り道に寄り道したみたいだけど、チーム全員の試走は初めてになる。まだトライアルとかやるつもりはないけど、本番をイメージした練習も入れるかもしれないから、みんな準備をしておいてくれ」

 一通り言いたいことは言えたつもりだった。とは言うものの、選手達が思っていることを再確認したまでにすぎないと思っているのだが。

大森に軽く会釈をすると荷物を担いで競技場を後にした。男子10000mを最後まで見たかったが帰りを遅くするのは悪いと思った。選手も俺もクタクタだった。涼風みたいに元気な表情を見せてるのもいるけど、体中が疲労困憊なのだ。

 帰り道の車の便乗の仕方は再びじゃんけんで決めた。その結果は栃岡車には信乃、朝陽の車にはそれ以外、という具合になった。まぁー相変わらず京子、稲穂、漣は釈然としない表情を浮かべいている。残念だねー。帰りも朝陽の車に乗せられて。そりゃあ釈然としないわなそんな待遇。

 ということで俺と信乃の二人きりになってしまった帰り道。堅物キャラの信乃とは何を話せばいいかわからないどころか嫁入りのハウツー本なるものを彼女が読み始めてしまったので、未だに独身の男性教員はゴールインを女子高生に負けるという屈辱を味わうという最悪なドライブ環境になってしまった。もうこのまま二の丸高校まで行ってしまおうかな…………

 あ、でもその前に聞いておきたいことがあった。信号が赤になってのでポカリを飲んでいる信乃に向かって尋ねてみた。

「そういえばさ、信乃って、ニチヤクと何か関係があるの?」

「はぁ、はあああああああああああ⁉」

 突然の叫び声と共に信乃はハウツー本に飲んでいたスポドリをぶちまけてしまった。

「なななななな、なんでそんなこときくんですか!」

 目を真っ赤にさせながら俺に顔を近づけてくる信乃。

「いやだって、ニチヤクの名前を出したらいつも慌てたリアクションをするし、それにブルースウィートとかエナジーサプライとか、ニチヤクの製品をいつも使ってるじゃん? なんかどーも引っかかっちゃってさ」

 そうなのだ。信乃はポカリことブルースウィート以外を練習で飲んでることは見ないし、試合の前にはエナジーサプライというニチヤクの栄養剤を飲んでいる。それに今日使っていたタオルだって全部ニチヤクのキャンペーン品。

「不思議に思わずにはいられないよ。あ、信乃の婚約相手ってもしかしてーーーー」

「それ以上言ったら今すぐバイパスに突き落とすぞゴルァ‼ もしくはクビになりたいか⁉ あぁ⁉」

 信乃は江戸川さんを彷彿とさせるようなキレ方で俺を叱責してくる。ってかこいつは歌和村校長の娘だ。クビとか言われたら冗談に聞こえない。

「わ、わかったよ。冗談だよ」

 信乃を何とかなだめることに成功させると再び車を走らせた。そして疾走する車の中、俺は確信を掴んだ気持ちでいた。

 うん。前々から怪しいと思っていたんだが、今日、今ここで俺は確かに分かってしまった。

 そう、信乃の嫁入り先とは…………



 大森だな‼‼


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