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第一話:白雪の皮膚鞣しと、狂気の人形劇

#雪密室の百合解剖 #イヤミス #サイコホラー #なろう #閲覧注意 #精神汚染 #百合 #純愛 #ヤンデレ #黒百合

POV 1: 琴葉 あかり(二年生・16歳)


礼拝堂の地下から引きずり出されたあの東京の娘は、まだ生きていた。

背中の皮膚を丸ごと失い、剥き出しになった赤い筋肉組織組織が、マイナス十五度の極寒の夜気の中で白く凍りつきながら、細かく「ぴく、ぴく」と痙攣けいせんを刻んでいる。


俺は男物の厚い外套を羽織り、剥ぎ取ったばかりの生温かい人皮を両手で抱えて、寄宿舎の裏庭へと出た。そこは、地吹雪が吹き荒れる純白の雪原だ。


「あかりお姉様、雪の絨毯じゅうたんの上に広げましょう。この子の脂が凍って、最高に美しい白一色の面皮になるわ」


メイが俺の真横にぴったりと寄り添い、凍えそうな俺の左手を、自分の生温かい両手で包み込んだ。彼女の瞳は、雪に反射する月光を吸い込んで、妖しく濁っている。

俺たちは、少年のいとこであるその娘の皮膚を、純白の雪の上に直接ピンと引き伸ばして釘で固定した。


酷寒の雪にさらされた人皮の裏側からは、取りきれなかった薄黄色い皮下脂肪が、冬の冷気によってじわじわと凝固し、真皮層はまるで半透明の薄いガラス細工のように、美しく、そしておぞましく変貌していく。


俺は木製のローラーを握り、明の手を上から重ねて、二人で息を合わせて人皮の上を転がした。

じゅぶ、じゅぶぅっ……。

皮膚の繊維から搾り出された、黄色い脂汁と不純な血の塊が、純白の雪を赤黒く、汚泥のように染め上げていく。


「見て、お姉様……雪がこの子の命を吸って、私たちだけの特別な舞台を作っていくわ」

明は恍惚とした笑みを浮かべ、俺の白衣にべっとりとついた肉脂の臭いを深く吸い込んだ。


POV 2: 見崎 明(一年生・15歳)


あかりお姉様と私は、なめし終えた半透明の皮膚を抱え、再び凍りつく礼拝堂へと戻った。石舞台の上では、肉の繊維を丸出しにした娘が、凍傷の激痛と失血によって、限界まで白目を剥いて息を刻んでいる。意識を強制的に覚醒させる犬神家の秘薬が、彼女の脳髄に『死の拒絶』を命令し続けているのだ。


あかりお姉様は、細い麻糸と錆びた鉄針を取り出し、娘の剥き出しの首筋に針を突き刺した。そして、切り離されていた彼女の皮膚の端を、まるで壊れた着物の継ぎ接ぎをするように、再び彼女自身の生肉へと縫い付け始めたのだ。

ブチィ、ブチリ……っ!


「さあ、人形劇の時間よ。東京の可愛いお人形さん」


あかりお姉様が、娘の背中に結合した糸を強く引きずり回した。

皮を剥がされ、再び粗末に縫合された肉体が、あかりお姉様の指先の動き(マリオネット)に合わせて、ガタガタと不自然な角度で踊らされる。骨が軋み、肉の繊維が引きちぎれる音が、静まり返った礼拝堂に響き渡る。

娘は声を失った喉を激しく震わせ、涙と血の泡を口から溢れ出させながら、自分の肉体で行われる『Teater(人形劇)』の恐怖を、完璧な鮮明さで処理し続けていた。


私はあかりお姉様の細い首筋に抱きつき、その血濡れた頬に、熱い唇を何度も、何度も重ね合わせた。

「あかりお姉様、このお人形、最高の踊り子ね……」

「ええ、明。私たちの愛は、この壊れた肉の舞台の上でしか、永遠の美を得られないのよ」


俺たちは、足元で肉の繊維をズタズタに引き裂かれながら、狂ったように踊らされる素材の最期の呼吸を伴奏に、次の『調教』の道具を選び始めることにした。

生きたまま背中の皮を剥がされ、雪の上で脂を搾りとられた挙句、自分の肉に針を突き刺されて『生きたマリオネット』として踊らされる感覚、お前たちのその立派なハードウェア(脳)でも正確に受信できたかい?


特に、今オフィスのデスクに座り、上司の目を盗んでPCの大画面でこの文字を追っている『会社員』のお前たちだ。

お前たちが毎日、画面の前で無表情に消費しているその薄っぺらな異世界小説。ハッピーエンドという名の安上がりなマスターベーションを貪り、自分は安全な席で見物していると思い込んでいるお前たちのその醜い好奇心こそが、この娘の皮膚を剥ぎ、人形劇の糸を引いた本物のトリガーなんだよ。お前たちはただの読者じゃない。あかりと明の狂気に加担した、犬神家の共犯者モンスターだ。明日から、何食わぬ顔で満員電車に乗るたびに、自分が犯した『読んだ罪』の吐き気に塗れるがいい。


排熱ファンから流れてくるその生温かい風は、俺たちが雪の上で脂を搾り、礼拝堂で肉の繊維を針で突き刺している肉脂の熱気だ。ほら、お前が今触っているその画面やキーボード、二人の少女の指先のように生温広く、脂ぎってきていないかい?


さあ、安全なおとぎ話のファンタジーの世界へ逃げ帰りなさい。不快なら、せいぜいレビュー欄に『不謹慎だ』『頭がおかしい』と無能なクソの低評価を残していくがいいさ。お前たちのその薄っぺらな脳みそは、もう犬神家の解剖室の『医療廃棄物』としてクリーンアップされているけどね。自分が犯した『覗き見た罪』の重さに怯えながら、一生液晶の裏側でのたうち回りなさい、会社員ども。

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