女だけの世界25
##ゼウス帝国
かぐや:「よぉーし、到着!」
羅夢:「ここがゼウス帝国か‥」
かぐや:「ああ‥なんだか緊張してきた‥」
羅夢:「おい、大丈夫か?」
かぐや:「うん、平気よ‥それよりも羅夢さん!」
羅夢:「なんだよ?」
かぐや:「ここも多分『オリンピア』と同じなら男の人形たくさんいそうだけど大丈夫?変態化しない?」
羅夢:「しねーよ!何回同じこと言うんだよ!」
かぐや:「えへへ、ごめんね‥」
羅夢:「まったく‥」
かぐや:「とりあえず、宿屋を探しましょう!」
二人は宿屋を探すために歩き出した。
10分ほど歩いたところで立派な門構えの大きな建物が見えてきた。
羅夢:「おい、あそこじゃないか?」
かぐや:「ああ!きっとそうね!」
二人は早速その宿屋に入ると受付を済ませようとしたが代金は前払いとの事なので支払いを済ませた。
店主:「ちょ、ちょっとお客さん」
羅夢:「なんだよ?」
店主:「このお金は使えないわよ。これはオリンピアの通貨じゃないか。この国の通貨はないのかい?」
羅夢:「え?嘘だろ?」
かぐや:「あぁぁぁ‥そういえば紙幣が使えないって言ってたような‥‥」
羅夢:「じゃあ、どうすればいいんだよ?」
店主:「両替屋で両替してきておくれよ」
羅夢:「はぁ?両替屋なんてどこにあるんだよ?」
店主:「知らないのかい?この宿を出て左に真っ直ぐ進むと右手にあるよ」
羅夢:「わかった、ありがとな!」
かぐや:「ありがとう‥ございます‥‥」
羅夢:「おい、かぐや、両替屋に行くぞ」
かぐや:「あぁ‥はい‥」
そう言って二人は店を出た。
そして左の道を進むとすぐに両替商を見つけた。
店主:「いらっしゃいませ!当店はオリンピア通貨、エレブリオン通貨を取り扱っております!」
かぐや:「あの、エレブリオン通貨って何ですか?」
店主:「オリンピア国を含む四大大陸に属する国々の共通通貨ですよ。こちらをご覧下さい!」と通貨を見せてくる。
かぐや:「あぁ、確かに。見たことがあります‥」
店主:「では、まずエレブリオン貨幣を五枚と交換しておきますね。オリンピア通貨一枚と交換です」
かぐや:「お願いします」
店主:「かしこまりました!こちらお返ししますね!」
羅夢:「なぁ、これって使えるのか?」
かぐや:「使えると思うけど‥とりあえず試してみるしかないわね‥」
二人は宿に戻った。
店主:「お嬢さん方は随分と可愛らしいですね。もしかして旅人かい?」
かぐや:「ああ、はい、そうです。ここには観光にきました」
店主:「そうかい、楽しんでおいで!」
羅夢:「おい、早くしろよ‥」
かぐや:「そうよ、時間ないんだから‥」
店主:「はい、こちらがお部屋の鍵になります。夜は更けているからくれぐれも気をつけてくださいよ」
かぐや:「はい!」
そう言って二人は部屋へ入り眠りについた。
翌朝
かぐや:「さてさて、ラジオ体操でもしますか。ほら羅夢も起きていっしょにやる!」
羅夢:「うーん‥今何時だよ‥まだ朝早いじゃねえか‥」
かぐや:「いいから起きなさいよ!」
羅夢:「ちっ、わかったよ‥」
そうして二人でストレッチを始める。
しばらくして部屋を出てロビーに降りる。すると、昨日の店の女店主と恵那ちゃんがいるではないか!
店主:「あら、おはよう!昨日はどうもね!」
かぐや:「え?あんたは昨日の‥‥」
恵那:「おはようございます!」
かぐや:「あなた達もここに泊まってたの?」
道中の宿の店主:「ええ、そうよ。あたしらもね。それで?どうだった?ここでの生活は」
恵那:「とっても楽しいです!」
かぐや:「そ、そう‥」
羅夢:「(おいおい、何の話をしているんだよ‥)」
かぐや:「(羅夢、あなたも挨拶しなさい‥)」
羅夢:「(えぇ‥俺はいいよ‥)」
道中の宿の店主:「ところで、あなた達はいつまで滞在する予定なの?」
かぐや:「特に決めてないわ‥、そういえばまだお名前聞いてなかったわね?」
店主:「あたしはアンナよ」
かぐや:「私はかぐやよ」
羅夢:「羅夢だ」
アンナ:「かぐやさんと羅夢ちゃんね、覚えておくわ」
かぐや:「ねぇ、再会はうれしいけどさ、あなた達、宿の方は大丈夫なの?仕事休んで平気?」
アンナ:「ええ、なんとかね‥店は知り合いに任せてあるから平気よ!」
恵那:「はい!あたしも暇なんで大丈夫です!」
かぐや:「ふーん、そうなんだ‥」
羅夢:「かぐや、どうする?」
かぐや:「まあ、とりあえず朝食をとりましょう!」
4人は食事をとることにした。
食事が終わりアンナが提案をしてきた。
アンナ:「ねえ、あたし達今晩宴会するつもりなんだけど、あんたたちも参加しないかい?」
かぐや:「え?本当?」
羅夢:「おいおい‥なんだよ、また酒飲むつもりか?」
かぐや:「いいじゃないの!せっかくだしさぁ!羅夢もつきあってよね!」
羅夢:「まあ、別にいいけど‥」
かぐや:「じゃあ、ちゃっちゃっと用事を終わらせなきゃね。ほら羅夢さん、出かけるわよ!」
そう言って二人は部屋に戻って準備をし始めた。部屋に入るなりかぐやが羅夢に声をかける。
かぐや:「ねえ、羅夢さん。ゼウス帝国のハーレム男がいる城に行く前に先に女性側の話を聞いてみましょう!もしかしたら興味深い話が聞けるかもしれないわ」
羅夢:「あー、まあいいぞ‥」
かぐや:「よし決まりね!」
羅夢:「あ、おい‥」
かぐや:「じゃあ行きましょう!」
かぐやは羅夢の手を掴むと駆け出した。ロビーでは恵那がなぜか待っていた。
恵那:「私も一緒に言っていいかな?神人の男性も見てみたいし‥」
羅夢:「あーダメダメ!」
かぐや:「私も反対よ!羅夢の変態を見られたくないから」
恵那:「そんなこと言わずに、ねえお願い!」
アンナ:「なら、あたしは仕事してるから、あなた達で楽しんでおいで。神人は噂通りならとても美しい男性だからね。見に行くだけでも価値はあるかもしれないよ」
恵那:「やったー!」
羅夢:「おい!私の意見は無視か!」
かぐや:「しょうがないわねぇ‥」
羅夢:「お前な、私のことを何だと思ってるんだ‥」
かぐや:「だって、羅夢があれで変態なの見られたくないじゃない」
羅夢:「いやいや、私よりも恵那の方だろ!ここでやばいのは、だからダメだって言ってんの!」
かぐや:「そういやそうねえ。前の城ではなぜか普通だったしね。私も恵那ちゃんの変態姿なんてイメージできないし見たくもないからねぇ。」
恵那:「酷い‥私、変態なんかじゃありません!」
羅夢:「いいや、お前は絶対変態になるぞ!賭けてもいい!」
恵那:「ひどい‥酷すぎる‥」
かぐや:「まあまあ、とりあえず行くわよ!羅夢さんも諦めなさい!」
羅夢:「はぁ‥解ったよ‥恵那が変態になったらかぐやが責任持てよな!私に押し付けるなよ!」
かぐや:「それは嫌。」
羅夢:「え!?」
かぐや:「羅夢さんが責任とって。あ!私、羅夢さんに責任とらせちゃう!」
羅夢:「お、お前な‥」
かぐや:「さあ行くわよ!」
そう言ってかぐやは駆け出した。羅夢と恵那も後を追いかける。
町中を移動中不思議な光景だった。
かぐや:「変ねえ?男が一人もいない。いえ正確には男の人形だけど…」
羅夢:「いいじゃねえか、別に、恵那が小便たれみたいにならんし」
恵那:「だから!私は変態じゃありません!」
羅夢:「まだ言うか‥いいかげん認めたらどうだ?」
恵那:「いや、私はまともだもの!」
羅夢:「それならそれでいい。変態にならないならな、そもそもお前いくつなんだ?十四、五歳くらいに見えるが」
恵那:「十二歳!2か月後には十三になる予定だよ」
羅夢:「いや、若すぎないか?」
かぐや:「どうでもいいわよ、そんな事!それより城はどこなの?」
羅夢:「知らん!お前の千里眼とやらでみればすぐわかんだろ!使えよな!」
かぐや:「嫌よ!探すのがまた面白いんでしょ!」
羅夢:「お前なあ、早く見つけたいのか見つけたくないのかどっちなんだ?ふざけてんの?」




