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女だけの世界⑦

##一方、高柳・天川場面 

天川:「時雄さん、基地に残ったまま帰ってきませんね。何かあったのかしら?」

高柳:「まあ、彼に限って何かあったとは思えないけど‥いえ別の意味で何かあったのかしら?私たちを差し置いて楽しんでるとか…いや、そうとしか考えられない!」

天川:「‥」

高柳:「これは問い詰めないと‥私を無視するなんて絶対許せない!」



####

「ミリアさんから受け取ったサングラスだが‥何か付加機能もついてるんだな‥これで解析が可能とのことだが‥ひとまず偽りの神という奴の見分けは容易い。エネルギー量が桁違いなのだ。そんな輩が町に紛れていてもおかしくはないからな」

そう思ってサングラス越しにエネルギー量を確認してみたが一人も見当たらない。まあ、そうだろう。支配する側が一般市民に紛れ込むメリットがないから当たり前といえば当たり前か。

偽りの神でなければ多少強くてもたいした問題ではない。要は敵対するかどうかだ

「そしてこのサングラスはかなり高性能だ。遠隔でエネルギーの発射地点を特定可能らしい。しかもターゲットをマークしたら自動でロックオンし続けることができるらしい。つまりは追尾型の照準器ってわけだ」



町中を歩いているとやはり道行く人は様々だ。特に若い男性が多い印象を受ける。おそらく若い世代の女性はあまりいないのではないだろうか。

皆それぞれ綺麗な格好をしているが女性にしては露出の多い服装が多いような気がする。しかし、それでもスカート姿の人が多く見受けられた。

このあたりのファッションセンスについては分からないことが多い。服装に関して言えばかなりセクシーなデザインが多く、とても目の保養になるような格好をしている人もいるくらいだ。

ただし、それでも派手ではない。落ち着いた色合いの洋服を着ている人がほとんどであり、色合い的に大人っぽいイメージのある女性が多かったように思う。

しかしながら、時雄はその中でも特に目立つ人物を一人発見していた。それは、胸元の大きく開いた服を着ており、谷間が見えそうで見えないギリギリラインだった。

しかし時雄は巨乳が嫌いであったため冷めた目で見ていた。

時雄:「うわーなんだあのでかい胸は…気持ちわりー」正直嫌悪感しかない。

別に貧乳好きというわけでもないがバランスのとれたスタイルが好みなのだ。そう、かぐやをはじめとし羅夢、ヒメカ、ソフィア、高柳、天川はみなそういう意味ではドストライクだったのだ。

まあ、それはともかく、高柳達に会うとストーリーが進まないうえ対応が面倒なので放っておく。それにミリアの話によると偽りの神とやらを見つけて倒せば良いらしいから簡単な話だ。

まずはこのサングラスを使うべく町を探索する。

だが何もみつからなかった。

時雄:「まあ、そうだろうな。普通住民に化けて支配するって言うなら政府関係か行政、企業のトップあたりだろうしな」

と思い施設としては一番入りやすい行政施設に向かった。

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##所変わって女だけの世界、かぐや・羅夢場面

二人は何かしら階段についてのささいなヒントを求めて歴史資料館に来ていた。

そこで何かしら不思議な言い伝え、超常現象らしきものがないか調べまわっていた。まあ、調べ物はかぐやに任せて羅夢は机に向かって爆睡中。かぐやはそんな様子を見て頭を悩まされていたが仕方ないので放置して続けた。


かぐや:「えっと‥この辺りかな……」

「おや‥これは‥」

羅夢:「zzz……ムニャ……うーん‥」

「はっ!」羅夢が突然目覚めた。

羅夢:「うん?私は眠ってたのか?」

かぐや:「はい、爆睡してましたよ。そして、この資料を見たのですが‥」

羅夢:「うむ‥どれどれ」

二人はその資料に書かれていた文章を眺めていた。


そこに書かれていたのは……


「この世界は全て創造主による作り物である」


羅夢:「なんじゃと!?馬鹿なことを……」

かぐや:「これが本当なら、今までの記憶や思い出全てが作られたものってことですよね?信じられません。でも、もしこれが正しいなら‥私たち自身も作り出された存在という事になってしまいます‥」

羅夢:「仮にそうだとしてもそれがどうしたというのだ?我らにとっては過去の出来事など関係ない。重要なのは未来だけだ」

かぐや:「確かにそうかもしれませんが‥でも、少しは不安になりませんか?」

羅夢:「ならぬわ。儂は、これからも自分自身の生きたいように生きるだけよ」

かぐや:「そうですよね‥私も羅夢さんと同じ考えです。過去より大事なのは今この瞬間ですから。でも、やはり信じたくありません……」

羅夢:「‥まあ良い。それより、他に気になる箇所はなかったのか?」

かぐや:「そうですね‥一番上の階の天井画が気になるんです。あれって何なのでしょう?階段の部屋で見た絵とそっくりだと思うんです。だからその手がかりがあるような気がするんですよね‥」

羅夢:「ほう、どれどれ‥」


羅夢は階段の絵を思い浮かべながら天井画を見る。すると不思議なことに、同じような絵柄が描かれているのだ。それどころかまったく同じだといってもいいほどそっくりだ。

羅夢:「ふむ‥確かに似ている。ただ、微妙に違う部分があるな」

かぐや:「違いですか?」

羅夢:「うむ。よく見てみると分かるが、ここだ。この部分が少しずれておる」

かぐや:「いやいや、羅夢さん、何知ったかぶって解った感だしてるんですか。階段なんて見たことないでしょ」


羅夢:「てへ!」

かぐや:「もう‥しっかりして下さいよ‥」

羅夢:「仕方あるまい。階段など普段目にすることがないし、ましてや細かい造りなどわかるわけがなかろう」

かぐや:「それはそうかもしれませんが‥何か見落としてる感じがするんですよね‥」

羅夢:「例えばどんな感じだ?」

かぐや:「うーん‥例えば、絵の描き方が違ったりとか、サイズの大きさとか細部の模様とか何かこう違うんだなっていうのがわかるんですよね」

羅夢:「なるほど。そういうことか」

かぐや:「だからこそ、似てるんだけど違うっていう違和感を感じるんですよ。何なんでしょうこのモヤモヤした気持ちは‥」


かぐや:「ええ、確かに何処か変なんです。何か足りない気がするんですけど、それが何なのかわからないというか‥」

羅夢:「まあ、私には解る訳ないわな・・」



かぐや:「そうですよね……」

羅夢:「でも、何となくだけど、この絵は重要そうだなというのは何となくわかるぞ」

かぐや:「本当ですか?」

羅夢:「ああ、根拠はないのだが何となくだ。なんせ、この天井の絵はこの世の中に一つしかないのだからな」

かぐや:「なるほど‥言われてみればそうかもしれません。だって、この絵は特別な物みたいですから」

羅夢:「作者は誰なん?まずそいつにあたってみればいいんじゃないのか?」


かぐや:「えーっと、作者は不明みたいですね‥」

羅夢:「なら、作者の知り合いとか親戚とか友人とかいないのか?」

かぐや:「そういった情報も残っていないみたいです」


羅夢:「ということは……手掛かりなしというわけか」

かぐや:「はい‥でも、諦めずにはじめの部屋に戻って徹底的に探してみます。その間に羅夢さんは外の様子を見ていてもらえますか?」

羅夢:「うむ、任せておけ」

そうして二人は二手に分かれ、各々目的のために行動を開始した。

しかし絵が気になったかぐやは絵に対してダメもとで神人のエネルギーを照射してみた。


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