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惑星タウリ19

ミリア:「‥そして、彼等によって私はこの星を追い出されました」

「私の持てる知識を可能な限り伝授します。どうかこの星を救って下さい‥」

「最後になりますがあなたに一つ警告しておかなければなりません。偽りの神を名乗るものが実は他にもいたのです」

「私や今の住民達は他の星にいるのですが、私の大切な星であるにも関わらず、彼らは罪の無い住民達を殺害し、その上彼らを奴隷として扱っています」

「だから今現在住んでいる人々の多くは他の星から来た侵略者の末裔なのです」

「彼らはあなた達にとって脅威となる存在です。特に要注意すべき点があります。それは、偽りの神の子孫とでも言いましょうか。その者たちは強い力を持っており、この星の管理者を凌ぐ可能性もあると言えるでしょう」

「もし遭遇したら気をつけて下さい。彼はあなた達にとって非常に危険な相手となるはずです」

「おそらくあなたは他の星に住む者達から情報を集めていることでしょう。ただ惑わされずに判断しなければいけません」

「偽りの神とその一族は悪ですが、偽りの神を倒す為ならどんな手段も厭わない方達がいることを覚えておいて下さい。そのような者に利用されないように注意してください。彼らはあなたの敵になりえる存在です」

「以上でお伝えできることは全てとなります。あなた達の活躍を期待しています‥」

そこで完全に映像は終わってしまった。

時雄:「(‥うーん‥結構複雑そうだけど‥とりあえず要約すると今は他の星に行ってしまってる人達がいてその人たちからしたら昔支配下にあった星を取り戻そうって魂胆があるわけか。そして偽りの神とその一味は敵ってことでいいのかな)」


時雄:「(ただ現時点だとこの星にいる偽りの神以外の種族がどれだけいるかわからんしそれを調べない限り何とも言えないな‥)」


時雄:「(だがこの話を聞いて俺はどうすべきなのか決めなければならないよな‥)」


時雄:「(ミリアさん、この星のことについては後で調べようと思いますが、まずは俺の目的である偽りの神について探りますね)」

「ただ‥偽りの神とやらがどんな存在か全くわからないので何か手掛かりがあれば助かります。できれば、どんな風貌かも教えていただけるとありがたいのですが」

すると映像が再び流れ始めた。

ミリア:「あなたが今見た映像の内容を参考にするのが一番いいでしょう。おそらく偽りの神と出会った時、どのような行動をとるのか想像つくかもしれません。偽りの神は人に擬態し欺いてくる可能性があると覚えておいてください。ただこれを差し上げます。これで偽りの神を見分けることができます。」

足元にサングラスのような物が現れたのでそれを拾いいただくことにした。

時雄:「わかりました。ありがとうございます」


ミリア:「もう一つお尋ねします。あなたは偽りの神に対抗するために必要な情報を持っているでしょうか?」

時雄:「いえ、情報はありませんが…要するに倒せればいいのでしょう?」



ミリア:「倒すといっても、それは偽りの神は対抗策がなければ倒すことなど誰にもできません。そのための情報は必要条件です。何かしら弱点を見つけないことには‥」


時雄:「弱点はあります。この力で倒せますし何ならもっと効率よく倒せる方法もすでに見つけました」

ミリア:「えっ?それはどういうことですか?」

時雄:「それは……」

ミリア:「もし可能なら私にも協力させて下さい。この星を救う手助けをさせていただきたいのです」

時雄:「このサングラスだけで十分ですよ。早い話、見つけ次第倒していけばいいだけでしょ。」


ミリア:「待って下さい。そのサングラスは私との通信機能と偽りの神を見つける為のものです。それを使って探せばすぐに見つけられます」

時雄:「通信?何だか凄そうですね」

ミリア:「それなりに高性能なので重宝することもあります。あと一つ言わせて貰うならば、私はあなたと契約を結んだのです。その義務として、あなたと同様に見返りとして何かを得たいのです。ですからあなたに協力を願い出ています。もちろんあなたの意志に従いますから、遠慮なく何でも要求して下さい。私にできることであれば可能な限り応じるつもりです」

時雄:「そういうことなら、あなたとの通信機能が使えるこのサングラスがあれば十分です。遠隔操作もできて便利ですしね」

ミリア:「わかりました。では最後にこれを渡しておきます。いざと言う時の緊急連絡用です。万が一の際に、これを使用することで私と通信ができるようになっています。もしもの場合はこれを使ってください」

時雄:「了解しました」

ミリア:「それと、そのサングラスに偽りの神に対しての解析機能があるんですが‥」

時雄:「いや、必要ないです。それでは早速町で試してみます。」

ミリア:「え?あの‥」

「時雄さん!困ります!偽りの神との戦闘中に偽りの神を見極めないといけないんですよ!それに、そのサングラスがなければ戦えないと思います!」

時雄:「わかりました。ミリアさんの意見も取り入れることにしましょう」

ミリア:「えっ‥あの……」


時雄:「じゃあ行ってきます」

ミリア:「は、はい!」

「え?ちょっと待ってください。まだ質問したいことがあるんです!」


時雄:「いや、このサングラスだけで十分です。偽りの神を見極めるだけで十分です」

ミリア:「ええ?そんな事をしたら偽りの神に感づかれて襲われたら…対抗策が解った後でないと…」


時雄:「大丈夫、大丈夫、対抗策は思いつきました。それはミリアさんが美しくて美人な事です」


ミリア:「えっ?」

時雄:「俺の結構タイプなんです。面倒くさいと思っていましたがミリアさんがいればやる気が出てきました。軽ーくぶっ飛ばしてきますから心配しないで待ってて下さい」



ミリア:「は、はぁ……あの、本当に大丈夫なんですか?」

時雄:「はい。では行って参ります」

ミリア:「あ、ちょっと待ってください」

時雄:「なんでしょう?」

ミリア:「その……いってらっしゃいませ!」

時雄:「はい。行って参ります」

そして映像は完全に終わりのようだ。

でも、ハッとする。またやっちまった。美人を目の前にするとかっこつけたがる。悪い癖だ…。


でも、実際に彼女は綺麗だ。美人でスタイルもいい。まさに理想的な女性だった。

だが‥彼女がいるおかげでモチベーションも上がってくるし頑張る気になる。

その反面高柳みたいになられるのも困る。高柳にはきつくあたってしまう部分もあるが決して本心ではない。高柳はもちろん自分の好みであり抱き着かれたりすれば凄く嬉しい。

しかしそれが逆にきついのだ。かぐやがいれば物理的な介入でそれ以上進展する心配がないので安心なのだがいない今は己の理性で必死に抵抗するしかないのだ。

だから高柳に対しての面倒くさいと言ってるのは高柳の行動に対してではなく理性を保つのが面倒くさいというのが真実だ。だからなるべく会いたくないのだ。

あいつは美人すぎて一緒にいるだけで心拍数が上がるので非常に危険な女性と言える。いっそかぐやを呼び出して貰って傍にいてもらおうか‥ってそれはそれで問題ありだよな‥高柳との仲を誤解されたらどうすんだ!ダメだ‥考えるの止めよう。まずはミリアの望みを叶えてやることに集中するんだ。


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