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惑星タウリ⑪

天川:「いや、だからそんな事してる場合じゃないでしょ!」

高柳:「そうですよ!今すぐ探さないと!」

時雄:「いや、だから‥。まあいいや‥とりあえず飯でも食いに行こうぜ」


高柳:「えぇっ!?マジで?時雄君って優しい~♪」


天川:「うん、そうだね‥」と言いつつ立ち上がる。

時雄:「まあ、俺に任せておけば大丈夫だって。さあ、行こう」と歩き出した。

三人で食事を済ませた後は再び探し回り時間を費やす。

高柳:「はぁ‥まだ見つからないのかしら‥」とため息をつく。天川:「そうですね‥」時雄:「まあ、焦っても仕方がないさ」


天川:「あーもう!こんなところでうだうだしていたって意味がないわよ!こうなったら時雄君に聞いてみたらいいんじゃない?何か知ってるかもしれないし」と提案してくる。

高柳:「確かに‥それが一番かもね‥」と納得する。

時雄:(げっ!?まずいな‥)

高柳:「ねぇ、時雄君は何か知ってたりしないかしら?‥もしかして隠していることがあるんじゃないの?」

天川:「そうよ!本当のことを言いなさいよ!」

時雄:(まあ、この際正直に言うしかないか‥)

時雄:「実はな‥」と説明する。

高柳:「そんな事が‥」

天川:「道理で‥」

時雄:「まあ、そういうわけだ‥」


高柳:「あのさ‥それって本当の話なの?‥信じられないわ‥」


時雄:「いや、本当だって。嘘だと思うなら試しにやってみるといい」

天川:「じゃあ、やってみてよ!」

時雄:「わかった‥」と懐から小銭を取り出す。

時雄:「これが100円玉だよな?‥ん~これは2番と4番の馬が当たるな」と言いながら100円の馬券を買う。

その瞬間に未来が見え一着と二着がわかるのだ。

高柳:「嘘っ!?本当に的中したじゃない!すごい!」

天川:「もしかしたら本当にそうなのかもしれないわね‥」

時雄:「いやいや、たまたまだって!」

高柳:「じゃあ、次は私の番よ!」と言ってお金を渡してくる。

時雄:「いや、やめとこうぜ‥」と言うが無視される。

高柳:「いいから早く買ってきて!」と言われて仕方なく買いに行く。

そして、また一着と二着がわかる。高柳:「うわー当たった!すごい!ほんとにすごい!」

天川:「私もやってみたい!」と言ってお金を渡してくる。仕方がないので馬券を買う。

高柳:「うそーっ!また当たり!?すごすぎる!」

天川:「なんで時雄君だけ当たり続けてるの?ズルい‥」


時雄:「だから、たまたまだって言ってるだろ!」

高柳:「絶対嘘!絶対何かあるはずよ!‥隠してるんでしょ?」と詰め寄る。

天川:「白状しなさい!」と言って睨みつけてくる。


時雄:「うっ‥わかったよ‥言うよ」と渋々答える。

時雄:「実は、未来を見ることが出来るんだ‥」


高柳:「うそっ!?信じられないわ‥」

天川:「本当にそんな事が出来るの?」


時雄:「ああ、本当だよ‥。まあ、この能力があるからこそ今まで生きてこれたんだけどな」

高柳:「すごい能力ね‥でも、それってすごく危険なんじゃないの?」

時雄:「まあ、否定はしないけどな‥」

高柳:「でも、ガンガン稼ぐぞ!」全財産一点賭けだ。しかも大穴狙いなので少し目立った。

競馬場のお姉さんからは何度も大丈夫ですか?と聞かれたがもちろん時雄は透視してるので大丈夫。

高柳:「イエーイ!これで大儲けよ!」


時雄:「もういい加減その辺にしとけ!注目され始めたぞ!」

しかし、その言葉はスルー。

高柳:「すごい!当たったわよ!単勝530倍!」と喜んでいる。

天川:「やったわね!さすが私の彼氏よ!」と時雄に抱きつく。


時雄:「おいおい‥勘弁してくれ‥やりすぎだって」と言いつつも内心嬉しかった。

だって大金持ちになったからだ。これで心おきなく探検できるぞ。などと考えていたら

時雄:「まあ、ここには用はないからとっとと出て行こうぜ」


高柳:「はーい♪」と笑顔で返事をする。

天川:「えーまだ早いんじゃない?」

時雄:「いや、充分稼げただろ?もういい加減帰ろうぜ」

天川:「もうちょっと遊んでからでもいいんじゃない?」

高柳:「そうそう!まだ夜も遅いし‥」

時雄:「いや、もう充分楽しんだだろ?それに明日もあるんだから早く戻ろう」

高柳:「えーもっと遊びたかったな‥」

天川:「私ももっと遊びたかった‥」と不満そうな顔をする。


時雄:「もう十分遊んだだろうが!いい加減帰るぞ!」と言い放つ。高柳:「はーい♪」と嬉しそうに答える。

そして三人で宿に帰って二人に尋ねる。

時雄:「今更ながらだが、ここに来た目的ってなに?任務はあるんでしょ、普通は。」

高柳:「あっ!そうか、任務の事話してなかったわね。実はこの星の権力者がタウリに目を付けたらしいのよ。それで大量殺戮兵器を開発したとの情報が入ったのでそれを破壊することね」

時雄:「……」


時雄:「なんそれ?」


高柳:「だから、今回の目的は大量殺戮兵器の破壊よ。で、その過程で偶然にもその権力者を倒すことが出来れば報酬がもらえるの」と淡々と答える。

時雄:「‥」

高柳:「なによ、文句でもあるの?」


時雄:「いや、なんでそんな重要任務ほったらかしで遊んでんのかなって呆れてる…」

高柳:「まあ、それはそうよねぇ」と苦笑いを浮かべる。


時雄:「とにかく、これからどうすんだよ?」


高柳:「うーん‥どうしようかしら‥」と考え込む。

時雄:「俺は知らんからね。元々ただの付き添いだし‥」


高柳:「まあまあ、そう言わずに協力してちょうだい!」

時雄:「いや、俺関係ないし‥」


高柳:「そう言わずに、お願い!」


時雄:「‥」


高柳:「ねっ?いいでしょ?」


時雄:「‥」

天川:「‥ねえ、高柳さん?私たちも何かお手伝いすることがあるかもよ?」


時雄:「いや、ないと思うけど」


高柳:「うーん‥そうねぇ‥。でも、いざとなったら時雄君も力になってくれるかもしれないわ!」

時雄:「‥」

高柳:「ねっ?そうでしょ?」


時雄:「‥」


高柳:「さすが、私の彼氏だけあるわね♪」と頭を撫でてくる。

時雄:「もう好きにしてくれ‥」


高柳:「ありがとう!助かるわ!」と言って抱きつく。

天川:「えぇっ!?ちょっと何やってるんですか!離れなさいよ!」と怒鳴りつける。

時雄:「‥」

高柳:「いいじゃないの~ケチ臭い事言わないでよ」

天川:「あれだけ基地の中では凛としてかっこいいのに彼氏の前だとデレデレってホント可愛いとこあるわよね」


高柳:「ちょっと!余計なこと言わないの!」

時雄:「まあ、これ以上はもう無理‥」と引き剥がす。

そして部屋を出て街の調査に行くことにした。

三人で街を歩くと、やはり目立っているのか周りからジロジロ見られている気がする。

とりあえず、商店街を歩き回ってみたが特に怪しいものはなかった。まあ、あたりまえだ。

高柳:「うーん‥これといって怪しいものはないわね‥」


時雄:「ほら、怠けてないで帰って作戦会議やっぞ!」


宿にて

時雄:「ほら、解ってること教えてよ!兵器の場所とか名前とかどんな内容の兵器なのかとか」


高柳:「さっきから言ってるように全く解らないの。噂でしかないから……」

時雄:「何それ‥、だったら俺帰ってもいいか?」

高柳:「ダメよ!」即答される。

時雄:「なんで?」


高柳:「だって、まだ目的達成してないもの。だから、帰ることは許可できないわ!」

時雄:「‥」

高柳:「ねっ?お願い!」と懇願される。


時雄:「‥まあいいか‥で、どうするんだ?」

高柳:「そうね‥。まず、どこから調べるべきかしら?」

時雄:「それ以前にお前たちその恰好じゃ目立ちすぎてまずいと思うんだが‥」

高柳:「確かに‥」

時雄:「だから一旦変装すればいいんじゃないか?例えばこういうふうに‥」と言いながら手に持っていたカバンから服を取り出して投げ渡す。


高柳:「何これ?変装セット?」


時雄:「そうだよ‥」


高柳:「ふーん‥」と言って受け取る。

天川:「時雄君て変装グッズとか持ってるんだ‥」と驚いている。

時雄:「お前らといないときに買っておいたんだよ。何にも用意してないって一体どういうつもり?」と言いつつも変装することにする。

高柳:「わあっ!すごい!全然分からないわ!」と驚いている。

天川:「私もやりたい‥」と言って着替えて出てくる。


時雄:「まあ、似合ってるじゃないか‥」


高柳:「うん、似合ってる♪」


天川:「本当?嬉しいな‥」


時雄:「‥」

高柳:「それじゃあ、今度こそ調査開始よ!」


時雄:「はいはい‥」

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