惑星タウリ⑨
時雄:「それはこっちのセリフだ!何勝手に動かしてるんだ!それにここはタウリじゃないんだよ!そんなところでおもちゃみたく扱っていいわけないだろうが!」
高柳:「はぁ‥もう少し静かにできないの?そんなんだから友達いないんでしょ。まったく‥」
時雄:「いや、関係無いでしょうが!ていうか友達ぐらいいるわ!」
天川:「まぁまぁ。喧嘩しないの。ね?みんな仲良くしましょうよ〜♪」
時雄:「なんでアンタまで煽るような発言するんだ‥。それに最初の冷静な人物設定どこに行ったんだよ‥。それより亜空間ゲートの入口って目立たないところに隠してるんですよね?」
高柳:「ええ。とりあえず人の気配がない砂漠を選択したから大丈夫よ…あれ?この機械なんかおかしい。七色の光が…あれ?」
そして高柳が何を思ったのか機械を操作し始めた。
すると突然大きな爆音とともに機械から煙が出始める。そして次の瞬間‥轟音と共に機械が吹っ飛んだ!
時雄:「えっ!?何事ですか!?」
天川:「時雄君大変よ!機械が暴走したみたい!」
高柳:「ちょっと!ちゃんと制御してよ!‥何が起きてるのかわからないけど早く止めないとマズイわよ!」
時雄:「いやいやいや!どう見てもアンタのせいだろうが!」
高柳:「私のせいじゃないわ!ちゃんと動かせる自信があったのに‥未知のテクノロジーなんて使い方解る訳ないでしょ!」と逆切れ。
時雄:「いやいや、そんなわけあるか!どう見てもアンタのミスでしょうが!なんでわからんのに触んだよ!」
高柳:「知らないわよ!とにかくこのままじゃ私たちは死ぬのよ!どうにかしなさいよ!」
時雄:「いやいやいや!どうしろと?」
高柳:「わかんないけど、とにかくなんとかしてよ!」
時雄:「俺もどうすれば良いかわかんねぇよ!そもそも俺は何もしてないっての!」
天川:「まぁまぁ落ち着いて。ほら、とりあえず避難しましょう!」しかし暴走した機械は七色に光りながら天川を追いかけ始めた。
天川:「キャァーーーー!なにこれ?‥助けてぇーー!!」
高柳:「もうダメ!‥これ以上は持ちそうもない!」
時雄:「ちょっ‥ちょっと待って!何をしてるんですか?早く逃げてくださいよ!」
高柳:「わかってるけど‥この子をおいていけないわ!」
時雄:「いやいや!アンタが原因なんだから責任とりなさいって!」
高柳:「うるさいわね!私だって必死なのよ!」
時雄:「いや、だからアンタが触ったから悪いんでしょうが!」
そして突然機械が動き出し猛スピードでこちらに迫ってきた!
時雄:「うわぁぁぁぁぁ!‥やめろぉぉぉぉぉ!」
天川:「キャアーーーー!時雄くーーーん!!」
そしてついに機械が二人を追い抜き走り去っていった。その後を追いかけるように砂埃が舞い上がる。
時雄:「えーい、仕方がない!」手のひらからエネルギー弾を出して機械を消滅させた。
天川:「何?今の技?かっこいい‥」
時雄:「‥いや、だからあれは俺がやったわけでなく先輩が壊したんですけど。それに先輩があんなことしなければこんなことにならなかったでしょうが!」
高柳:「すいませんでした‥」
天川:「‥あんな技使えるなんて初めて知りました。凄いんですねぇ」
時雄:「‥ああ、そうですね(思わず神人の能力使っちまったよ)」
そして高柳の方を見るとキラキラした目でこちらを見てる。
高柳:「うわー!やっぱり最初に思ったとおりね。普通の人間じゃなかったのね。私の身体能力が上がったのもやっぱりあなたの影響だったのね」と言いながら抱き着いてくる。
時雄は慌てて引き離すが離れようとしない。
時雄:「ちょっ‥ちょっと!離れてください!」
高柳:「やだ!‥だってあなたと一緒にいると楽しいもの!」
時雄:「いや、俺は全然楽しくないんですが‥。先輩のせいで殺されかけたんですが」
高柳:「ごめんなさい‥許してほしいの。お願い!‥ね?お願い!」上目遣いで甘えた声を出しながら腕にしがみついてくる。
時雄:「うっ‥。いや、まぁ今回は運が良かったから良かったものの本来なら死んでる所ですよ!」
高柳:「‥本当にゴメンナサイ‥反省してるから、もうしないから!‥ね?許して!」
天川:「あらあら〜‥高柳さんたら大胆ねぇ」とニヤつきながらこちらを見てくる。
時雄:「いや、アンタも同罪でしょうが!‥それに離れろ!べたべたするんじゃない!」
高柳:「えぇ〜?ダメェ?‥ね?少しぐらいなら良いでしょ?」
時雄:「ダメ!全くもう‥これだから女は嫌なんだよな‥」
高柳:「うふふ。照れちゃって可愛い♪あとその先輩って言うのやめてよね。名前で呼んでくれないかな。」
とキスせんばかりに顔を近づけてくる。
時雄:「もう勝手にしてください‥。はぁ‥俺の人生終わったな(美女に挟まれて)」
そう呟くと高柳が更に強く抱き締めてくるのでいくら毒づいても顔はにやけてしまう。
高柳:「大丈夫!私がずっと一緒よ!ほら私の事響子って呼んでみて!」
時雄:「‥はい、高柳さん」
高柳:「むぅ‥なんでそうなるの?響子でいいって言ってるでしょ?」
時雄:「いいじゃないですか。好きなように呼ばせて下さいよ」
高柳:「だめです!私も時雄って呼ぶからあなたも響子って呼ぶ!」
時雄:「はぁ‥わかりましたよ。‥響子さん」
高柳:「ふふっ。ええ。それでいいわ。これからよろしくね」
天川:「あらあら〜?ずいぶんと仲良くなっちゃってぇ〜♪」
高柳:「あなたは黙ってて!」
時雄:「まあまあ、落ち着いてください。それより町に降りないんですか?」
高柳:「そうね。そろそろ行きましょうか‥って天川さん。あなたも来るつもりなの?」
天川:「勿論です!何言ってるんですか!」
高柳:「駄目です!‥あなたは留守番しなさい!」
天川:「えぇー!なんでですか!」
高柳:「だってあなたいると邪魔だし迷惑だから!」
天川:「酷い!そんな言い方ないですよぉ!」
高柳:「とにかくあなたは行かないで!」
天川:「‥はい‥」としょんぼりしながら後ろを向く。
時雄:「あの‥もう行きませんか?」
高柳:「‥ええ。そうね」
そして三人は砂漠の街に足を踏み入れた。すると道行く人たちがこちらをジロジロ見てくる。
高柳:「何?何々?あっ、本物の宇宙人だ♡」そう言いながら近寄って話し始めた。天川もそれに習う。一方時雄は……
時雄:「いやいやいや!勝手に行動しないでくださいよ!ちょっと!‥どこ行くんだ!」
高柳:「‥え?何?何か言ったかしら?」
時雄:「だから自由に歩き回らないでくれって言ってるんです!聞いてましたか?‥お願いしますよ」
高柳:「ああ、もううるさいわねぇ!私は別に構わないわよ。この人たちも楽しそうだし。ね?」
そして周りの住民達が頷く。
時雄:「いやいや!駄目に決まってるだろ!‥ほら!戻ってきてください!」
高柳:「もう、嫌なの?‥それじゃ仕方ないわね。じゃあ行くわよ!」
そして二人で歩き始める。
時雄:「いやいやいや!まずいって!‥おい!マジでヤバいぞコレ!」
高柳:「大丈夫だって!‥あっ!美味しそうな匂いがする!」と露店の前で立ち止まる。
店主:「いらっしゃい。観光かい?珍しいねぇ外から人が来るなんて」と言うと料理を勧めてきた。
高柳:「わぁ〜美味しそう。食べてみましょうか?」
時雄:「いやいや駄目でしょう‥」
高柳:「いいじゃない!食べたいの!」
時雄:「いやいやダメだって!‥駄目だってば!」
高柳:「えぇ〜いいじゃん!‥ね?お願い!」上目遣いでこちらを見てくる。
時雄:「いやダメだってば!‥全く‥」
高柳:「ねぇ〜。ね?‥ダメェ?」
時雄:「‥はぁ〜わかりましたよ。‥わかりましたから。ほら、食べますか?‥奢りますから」
高柳:「やったぁ♪じゃあ一つ頂戴!‥あなたは何にする?」
時雄:「いや俺は要らないんで。‥好きなの食べてください」
高柳:「ふぅ〜ん。遠慮しなくてもいいのにぃ♪」とニヤニヤしながらこちらを見てくる。
時雄:「うるさいです。ほら早く選びなさいよ」
高柳:「はーい♪」と元気良く答えると品定めをし始めた。
しばらくすると選び終えたようで注文したものを渡してくれた。
時雄:「ありがとうございます‥。じゃあ食べましょうか」
高柳:「うん。いただきまーす!でもここのお金持ってるの?」
時雄:「え?俺持ってないですけど」
高柳:「えぇ〜?払ってよ」
時雄:「いやいやいや!無理ですよ!‥大体、俺より年上なんだから自分で払ってくださいよ!」
高柳:「だってぇ〜私達女だもーん♪」と言いながら抱きついてくる。




