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惑星タウリ⑧

高柳:「じゃあ、入りましょうか?」

時雄:「‥はい(不安しかない)」


そして、高柳の家の前に到着した。

時雄:「‥緊張してきたな(なんで俺はこんなことになっているんだろうか。ていうか亜空間ゲートはいつになったら行くんだ?)」

高柳:「大丈夫よ!リラックスして。まずは上がってちょうだい」

時雄:「わかりました」

そして二人は中に入った。


高柳:「いらっしゃいませ~!ゆっくりしていってね!」

時雄:「お邪魔します」


高柳:「あ、お茶入れるわね。紅茶とコーヒーどちらが良い?」


時雄:「紅茶でお願いします。‥あの、亜空間ゲートに行かなくても良いんですか?」


高柳:「もう‥私がいればいつでも亜空間ゲートを召喚できるから気にしないで。さぁ、どうぞ!」

時雄:「‥わかりました(俺がおかしいのか?)」


高柳:「はい、どうぞ。熱いから気をつけて飲んでね」

時雄:「ありがとうございます(亜空間ゲートてそんな気軽に出てくるもんなの?)」

そして、時雄は一口飲んだ。‥おいしい。


高柳:「それで今日はどんな話をする?」


時雄:「そうですね‥じゃあ亜空間ゲートについて教えて欲しいんですけど」

高柳:「う~ん‥まぁ、簡単に言えば、異世界との扉を開くことができる装置よ」


時雄:「‥え?それて大丈夫なんですか?(まさかの超展開来た!)」


高柳:「大丈夫!私がついているわ!心配しないで」


時雄:「はぁ‥(いや、全然大丈夫ではないと思うけど‥)」


高柳:「じゃあ早速始めるわね」

時雄:「いやいやいや、さっきチームでって言ってたでしょ。天川アカリの存在って一体‥俺がいて許可をもらって行くって言ってたでしょ」



高柳:「大丈夫!天川さんは気にしないで」

時雄:「いやいや、気にしないわけないでしょ!」


高柳:「いいからいいから。さ、行くわよ」

時雄:「ちょ、ちょっと!マジですか!?」

高柳:「うん。マジ」

時雄:「ちょ、ちょっと待って!心の準備ができてないですよ!」

高柳:「別に何も怖くないわ。‥私を信じて」


時雄:「‥わ、わかりました」(一体どうなるんだこの話‥)


高柳:「じゃあ行くわよ」

時雄:「はい(不安しかない)」


高柳:「いくわよ‥」

時雄:「はい(心臓バクバクいってる‥)」

そして高柳が魔法陣のようなものを空中に描いた。それはゆっくりと回り始めて次第に速度を上げていく。


そしてついにそれが完成したとき、目の前に大きな門のようなものが現れた。そしてそれは徐々に開いていく。


高柳:「さぁ、入ってきなさい」

時雄:「えっと‥これをくぐるんですか?(嫌だな‥)」

高柳:「当たり前じゃない。さぁ、早く!」

時雄:「‥はい(仕方がないか‥)」

そして俺は恐る恐る一歩踏み出した。すると目の前が真っ暗になった。そしてしばらくすると明るくなった。


時雄:「‥ここは?」

高柳:「ここが亜空間ゲートの前よ」

そこにはトランプのダイヤの形をした奇妙な入り口のような物が置いてあった。

その入り口はクリスタルで覆われている。がどうやらゲートの向こう側から悪意をもってやってきた場合の敵から守るためのバリアの役目らしい。

側には天川アカリと上司らしき人物もいた。


こちらを見て微笑んでいる。


高柳:「それじゃあ、亜空間ゲートを起動するわね。準備は良い?」

時雄:「いや、ちょ、ちょっと待って…何この強引なもって行き方は?まだ行くとも言ってないよね。天川さんはどうなってるの?ちょっとこれ強引すぎない?」



天川:「これから一緒に行動する天川です。よろしくね!」

上司:「君が一緒に行ってくれるんなら安心だな。二人をよろしく頼む」

そして亜空間制御ルームでは

部下A:「亜空間ゲート、移動先識別番号入力終了!」

部下B:「移動先ゲートと接続完了!接続ロック終了!防衛クリスタル解除!」

部下C:「亜空間ゲート開きます!」

ダイヤの形をした入り口から一瞬炎が現れ消えた。その炎に触れるとどんなものも分子レベルで分解されるらしい。


そして次第に光が増してきた。

その光はとても強い光だ。そして眩しいくらいになったとき、それが完全に開き切った。


高柳:「さあ、行きましょう!」

時雄:「あ、ちょっと待って‥」


高柳:「なに?」

時雄:「俺の意見無視なの?天川さん‥だっけ‥それでいいの?」


天川:「何が言いたいの?」

時雄:「いや、もっとみんなで話し合って決めたほうが良いと思います」

高柳:「そんなことしたらいつまで経っても決まらないじゃない。‥男は黙って私についてきなさい」

時雄:「‥えっ?ついて来いって‥美女二人と一緒の三人設定っておかしくないですか?この変なハーレム設定はおかしいと思います!」


高柳:「うるさいわねぇ!私がいいって言ってるんだから素直に喜びなさいよ!‥わかった?」

時雄:「でも‥やっぱりこれおかしいと思うんですよ。だって俺、記憶障害で‥」


高柳:「だ、か、ら!私が面倒みてあげるって言ってるでしょ!」

時雄:「でも‥」


高柳:「でもじゃない!行くわよ!」


時雄:「ちょっと待って‥」

そして俺は二人に腕を引っ張られてダイヤ型の入り口に入った。

移動先…

時雄:「スゲー強引な展開…美女ばかりって、理性を保つの結構キツイんですけど‥護衛設定の自分が一番危険だと思うんだよねぇ。これって‥」


時雄がそう呟くと高柳がこちらを見て笑った。


高柳:「ふふっ。なにか言ったかしら?」

時雄:「いや、なんでもないです」


高柳:「そう。ならいいわ。それじゃあ早速だけど‥この星の首都に向かいましょう!」

時雄:「あの、本当にここて何なんですか?タウリじゃないんですか?」


高柳:「ここはエルズワースよ。この星の文明レベルはかなり進んでいるわ」


時雄:「‥エルズワース?」

高柳:「ええ。詳しいことは知らないけれど、高度に発達したテクノロジーを持っているみたいね」

時雄:「‥そうですか(あんまり興味にないな…)。ところでこの星の人たちは人間なんですか?」


高柳:「そうね。見た目は地球人とほとんど変わらないわ」

時雄:「それより二人とも今日ゲート通るの初めてだって言ってたよね。どうすんの?いきなり異星人て‥」



高柳:「大丈夫よ。きっと大丈夫」

時雄:「根拠はあるんですか?」


高柳:「勘よ!それにあなたがいれば何とかなるわ!」

時雄:「そんな適当な理由で良く亜空間ゲート通ろうと思ったね」

天川:「まぁ、大丈夫よ!時雄さんがいればきっと何とかなるわよ!」

時雄:「本当に適当ですね‥(適当すぎでしょ‥)って俺任せなの?この任務って?」

高柳:「うん。じゃないとゲート使わせてもらえないもん。だから頑張って!」

時雄:「えぇ‥、それよりここってタウリからどれくらい離れてるんですか?」

高柳:「えっとね‥70万光年ぐらい離れてるわね」

時雄:「‥は?(そんな遠くに移動したのに疲労感も何も感じないとは……亜空間ゲートスゲー)」

高柳:「どうかした?」

時雄:「いや、なんでもないです。それよりこの星ではどんなことができるんですか?」

高柳:「えっとね、まず言葉に関しては言語翻訳機があってそれを付ければ誰でも話せるようになるの。ただし発音だけは本人の努力次第だけどね。それと現地人との交流は基本的に禁止されているわ」

時雄:「なんでですか?」


高柳:「トラブルになる可能性が高いからよ。特に男性は注意が必要ね。ここの星人は基本的に女尊男卑の傾向にあるからあまりお勧めはできないわ。私たち女性がいれば別だけどね」

そう言いながら女性二人は初の他星探査の任務だったので子供のようなキラキラした目になりそこら中嗅ぎまわったり触ったりして夢中で楽しんでる。大丈夫かこんなんで。

特に未知のテクノロジーで作られている機械類をいじりまくって勝手に動かしてる。

時雄:「ちょっとやめてくれませんかね…お嬢ちゃん達‥ってやめろーーーー!」

すると女性二人は急に動きを止めこっちを見る。


高柳:「なんだ時雄か。ビックリさせないでよ。驚いたじゃない!」

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