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惑星タウリ⑦

教室に到着して授業が始まるまでの時間は特に何もなかった。ただ普段よりも騒がしい気がした。

そんなこんなで昼休みを迎えた。

時雄は食堂に行って昼飯を食ったあと自販機で飲み物を買いに行くことにした。そして自販機の前に立つと隣の席に高柳がいた。高柳は缶コーヒー片手に椅子に座って休憩しているようだ。

高柳:「あら?珍しいわね。あなた一人なんて」

時雄:「‥どうも。今日は静かで良いですね」


高柳:「そうかしら?まぁ、そうかもしれないわね」

時雄:「‥ところで先輩は何をしてるんですか?」

高柳:「見ての通り休憩よ」

時雄:「いやそうじゃなくてなぜこんな俗世間な場所に…暇なの?」



高柳:「うるさいわねぇ!‥私だって色々あるのよ。‥まぁ、話をするのもなかなか難しいから会えるときに話しておこうと思っただけよ」


時雄:「そうですか‥」

そして沈黙の時間が流れた。


高柳:「……ねぇ、あんたさ。私のパートナーになって頂戴」




時雄:「‥は?」


高柳:「いやだからさ、あなたが一緒なら亜空間ゲートに入ってもいいって上司に言われたのよ」

時雄:「‥は?いやいや、意味わかんないんだけど‥なんで俺がわざわざ他の星にいかにゃならんの?」

高柳:「さぁ?知らなーい。ただそういうことらしいから仕方がないじゃない!」


時雄:「いや、そういう問題じゃないだろ?っていうかどう考えてもおかしいだろうよ!俺を巻き込むなよ!」


高柳:「いいじゃん。別に損することはないでしょうに」

時雄:「‥まあ、そうだけどさ‥」

そして二人で色々と話をした。


高柳:「……それにしてもあんたってほんとに謎だわ」


時雄:「そうですか?俺は割とオープンだと思うけどな‥」

高柳:「いやいやいや!絶対ありえないから!‥だってあんたの過去とか家庭環境とかいろいろ知らないことばかりよ」


時雄:「そうかなぁ‥まあ確かに親の仕事とかほとんど知らないかも。親父はサラリーマンらしいけど具体的な仕事は知らないや」


高柳:「それっておかしくない?普通知ってるはずよ?」

時雄:「別におかしくはないんじゃない?俺がおかしいだけでさ」


高柳:「あんたは変な奴だけどそこまで歪んだ性癖もなかったと思うわよ」

時雄:「まぁ、確かにね‥(それて褒めてるんだよな?)」


高柳:「とにかく私は時雄がいてくれないとゲートに入れないの。‥いい、お願いじゃなくて命令よ!私のためにね!」

時雄:「いや、断る。‥というか拒否権はないの?」

高柳:「ないわね。‥だって私が決めたんだもん」

時雄:「えぇ‥。‥ちなみに拒否権はどのくらい?」

高柳:「ない」

時雄:「‥ですよねー。知ってた‥」

そして放課後。


時雄:「先輩、帰りますよー!」

高柳:「はいはい。今行くわ」


時雄:「じゃあ、行きましょうか」

そして二人並んで帰宅する。


高柳:「ねぇ、あんたさ。ちょっと相談したいことがあるんだけど」


時雄:「何?(嫌な予感しかしない)」

高柳:「亜空間ゲートに入るって話覚えてる?」

時雄:「ああ。もちろん覚えてますよ」

高柳:「あのね、私以外にも同行者がいるんだけど‥」


時雄:「え?それは誰ですか?」

高柳:「それは内緒だけど、‥でね、その人があなたを同伴させてほしいって言ってるんだけど、どうしようかと思って」

時雄:「‥嫌ですけど」


高柳:「ええ~!なんで?」

時雄:「なんでて言われても‥また女性とかでしょ」


高柳:「うん、正解」


時雄:「それでその人は俺に何の用なんですかね‥」

高柳:「それは会えばわかるわよ」


時雄:「ええぇぇ‥」

高柳:「いや、会えばわかるって」


時雄:「はぁ‥」

そして時雄は深く溜息を吐いた。


そして待ち合わせの場所に行くと一台の車が止まっていた。高柳はノックしてから後部座席に乗せてもらい向かい側にはすでに一人の女性が座っていた。服装はジャポン帝国空軍の制服姿で歳は20代半ばぐらいの女性だ。髪色は漆黒に近い黒で身長は平均的なサイズだ。そして整った顔立ちをしている美人だ。

そして時雄の顔を見ると微笑みかけてきた。


高柳:「時雄、紹介するわ。この人は私の上司であり師匠でもある‥天川アカリさんよ」

天川:「初めまして!私は天川アカリです。よろしくね、時雄くん」

時雄:「また、美人設定キャラかよ…めどくせーから女キャラだすのやめてよね!」と作者に文句を言う。


高柳:「‥え?どうしたの?急に」

時雄:「いえ、なんでもありません」

天川:「ふふふっ。面白い子ね。よろしく頼むわ」

高柳:「ちょっと、変なこと言い出さないでよね?」


時雄:「わかってますよ。‥ていうか俺はまだ同意してませんからね」


高柳:「うっさい!余計なこと言わなくていいの!ほら行くわよ!」

そして3人は車に乗り込んで走り出した。


高柳:「今日は近くのショッピングモールに行こうと思うんだけど大丈夫かしら?」


時雄:「えっ!?ショッピングモールですか‥(逃げ遅れたかな?)」


天川:「大丈夫だよ!一緒にデートしましょう!」

時雄:「いや、デートじゃないっすよね?」


天川:「まぁ、堅苦しいことは抜きにしましょ!」

そして三人で移動した。


時雄:「‥結構混んでるなぁ」

高柳:「まぁ、休日だからね‥」

天川:「まぁ、気にしない気にしない!さぁ、行こう!」


そして三人はモールの中へと入っていく。


高柳:「ねぇ、時雄。ちょっと買い物したいんだけど付き合ってくれない?」

時雄:「はぁ‥いいですけど何買うんですか?」

高柳:「服とか‥アクセサリーとかかな?」

時雄:「えぇ‥(ついてくのかよ‥)」

高柳:「じゃあ決まりね。さ、早く行くわよ!」

時雄:「わかりましたよ‥(嫌だなぁ‥)」

そして、高柳は時雄を連れて店を見て回った。


高柳:「あっ、この服可愛いかも!」

時雄:「そうですね‥(どうでもいいです‥)」

高柳:「でもこっちの方が似合うかな?」


時雄:「そうかもしれませんね‥(知らんがな‥)」

高柳:「どっちが良いと思う?」

時雄:「‥(知らんて)じゃあこっちですかね‥」


高柳:「ありがとう!ちょっと試着してくるわね」

時雄:「はい‥(はぁ‥)」

そして高柳は更衣室に入っていった。時雄は近くのベンチに腰掛けて待っていた。そしてしばらくすると高柳が出てきた。


高柳:「どう?似合う?」

時雄:「あぁ、良いんじゃないですか?(こっちもどうでもいいわ‥さっさと物語進行せんかな。亜空間ゲートどうなったんだ?)」


高柳:「そっか!よかった‥。あんまり褒めてくれないから不安だったんだよ?」

時雄:「はぁ‥(なんか作者めちゃくちゃ楽しんでるな‥)」

そして高柳は嬉しそうに時雄の腕を組んで歩き出す。


高柳:「ね、次はどこに行こうか?」

時雄:「ええ?まだ行くんですか?」


高柳:「当然じゃない!今日はいっぱい遊ぼうって決めたんだから!」

時雄:「はぁ‥(勘弁してくれ‥)」


高柳:「何よその反応!文句あるなら聞くわよ!」

時雄:「別にないですけど‥」


高柳:「なら、いいじゃない!」

そして二人はモール内を歩いていく。

高柳:「ねぇ、あんたって好きな女性のタイプとかある?」

時雄:「う~ん‥清楚系?」


高柳:「ふ~ん‥私は?」

時雄:「綺麗だと思いますよ」


高柳:「ふふっ‥ありがと♪」

時雄:(‥なんか不自然に会話を拾われた気がするな)


高柳:「ねぇ、あんたってキスしたことある?」

時雄:「まぁ、ありますけど‥」


高柳:「へぇ~!誰としたのよ?」


時雄:「知りませんよ‥記憶障害ですから」


高柳:「そうだった‥ごめんごめん。失礼なこと聞いちゃったかな」

時雄:「いえ、大丈夫ですよ。‥ところでさっきから気になってたんですが先輩。なんか距離感近い気がします」


高柳:「そうかしら?‥そんなことはないと思うけど?」


時雄:「いや、もういつまで続けるんだこの展開…天川アカリてなんやねん。いい加減に亜空間ゲートに話し進めろって!」と作者にぶち切れ気味。

作者:(俺にもよくわからん。どうなってんだこれ。お前らで何とかしろよ)と時雄に丸投げする


高柳:「ちょ、ちょっと!作者て何!?一体誰と話してるのよ!」

時雄:「気にしないで下さい。それよりも今日はどうするんですか?」


高柳:「ねえ、あんたさ。この後暇?」

時雄:「まぁ、一応は‥」

高柳:「じゃあさ、私の部屋に来ない?‥楽しいことしようよ‥」


時雄:「えっ!?いきなりですか!?(いや、嬉しいんだけど‥展開早いな。亜空間ゲート忘れてない?)」


高柳:「どう?興味あるでしょ?」

時雄:「ま、まぁ‥はい(この作品ラブコメなの?亜空間ゲートはどうなるんや‥)」


高柳:「決まりね!じゃあ今夜私の家に来るのよ!絶対に逃げたらダメだからね!‥私を失望させないでよ!」

時雄:「えぇ‥(嫌な予感しかしない)」

そして二人は夕暮れ時に高柳のマンションの前に立っていた。

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