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女だけの世界⑤

かぐや:「まあ、そりゃそうよね。発情して理性をなくしたゴリラかライオン相手にするようなもんですかなねぇ。普通の人間ならじゃれるだけでも命懸けだもんねえ。」

羅夢:「誰がゴリラよ!それに私はそこまで強くないわ!普通の人間なら軽く叩いただけで大ケガさせてしまうだけでそれほど強くないわよ!」


かぐや:「軽く叩いただけで大ケガって普通の人間なら致命傷レベルよ。それなりに神力使って具現化したものじゃないと相手するのも大変そうね。あーもういいわ、そろそろ行きましょ」

羅夢:「ええ、行きましょう」


羅夢:「その前に返してくれないかな…」

かぐや:「却下!」


羅夢:「ケチぃ〜!」

かぐや:「はいはい、行きましょ」


そして町へ到着

とりあえず町で軽く食事をとる事に

した。メニューを確認するが肉料理ばかりだ。


かぐや:「なんか、肉ばっかりね」


羅夢:「え?そうなんですか?」

かぐや:「そうよ、野菜とか魚とか一切ないわ。しかも全部が高級食材だし。まるで豪華な宮廷料理ね」

羅夢:「へぇ~、凄いんですね」

かぐや:「私はあまり食べないけどね‥あ、これ美味しい」

羅夢:「どれどれ?私も食べてみようかな」

かぐや:「え、ちょっと止めときなさいよ」

羅夢:「なんでですか?」

かぐや:「だって、あの料理‥見た目からしてヤバそうでしょ!? 勘でわかるけど絶対食べたらダメなやつよ!」

羅夢:「確かに見た目グロいですけど意外といけるかもしれませんよ?」

かぐや:「まあ、食べてみたいならいいけど……」

羅夢:「じゃあ頂きます」と一気に口に運んだ。

羅夢:「うわぁぁぁ!辛い!何これ!舌が焼ける!」

かぐや:「やっぱりね‥大丈夫?」

羅夢:「駄目です。口の中が熱くて痛くて涙止まらないです」

かぐや:「だから言ったのに‥仕方ないわね。これでも飲んでおきなさい」

そう言って水筒に入っていた水を飲ませた。

かぐや:「あっ!しまった。そういえばこの世界のお金なんて持ってなかったわ!」

羅夢:「逃げますか?食い逃げってやつね。」


かぐや:「はあ‥それがいいわね‥」

逃げようとした矢先、店の奥から屈強な女性が出てきた。

女性:「おい、食い逃げは許さないぞ!」


羅夢:「やばい、見つかったわね」

かぐや:「どうしましょう……」

女性:「お前達が食べたものは金貨10枚だ。返せないのであれば、身体で払ってもらうからな」

かぐや:「え?そんなに高いの?」

女性:「当たり前だろう。ここは高級店だ。安くはない」

かぐや:「ああ、なるほど‥」

かぐや:「お金、ありません……」

女性:「じゃあ身体で支払ってもらおう」

かぐや:「いっ、嫌です!そんなの絶対嫌です!」


羅夢:「え?体でって、この世界に男がいるの?本当にいいの?だったら願ったり叶ったり…」


羅夢:「かぐやさん!その役、私に譲ってくださいよ!是非ともしたいです!」

かぐや:「やだ!絶対にやらない!」

女性:「お前らさっきから何の話をしてるんだ?代金分ここで働けって言ってんの!男がって何ふざけたこと言ってんだ。男がいるんだったらわたしゃー今頃大金持ちだよ」


かぐや:「ああ、そういうことね‥誤解させてしまって申し訳ありません‥」

女性:「いいけどさ、あんたら一体どこから来たんだい?随分と変わった服装してるようだけど」

かぐや:「私たち遠くの国から来たのであまり詳しくないのですが、ここはどの辺なんですか?」

女性:「ここは東南地方にある町さ。ここら辺は肉類が多くて有名なんだよ」

かぐや:「そうなんですか。ありがとうございます」

羅夢:「ねえねえ、かぐやさん。早く働こうよ。そうしたら時雄さんにも会えるかもしれないし!」

かぐや:「わかった、わかったから静かにして!うっさい!」

羅夢:「あっ、すみませんでした」

女性:「まあ、とりあえず座りなよ。立ち話もなんだしさ」

かぐや:「はい、わかりました」

女性:「じゃあ、まずは自己紹介させてもらうよ。あたしゃシノって名だ。この食堂の主人だよ」

かぐや:「私はかぐやと言います。こっちは友達の羅夢です」

シノ:「かぐやに羅夢ね。よろしく頼むよ」

かぐや:「こちらこそ宜しくお願いします」


シノ:「しかし、二人とも美人さんだねぇ〜」

かぐや:「えっ、そうですか?」

シノ:「ああ、綺麗な黒髪だしスタイルも抜群だし羨ましい限りさ」

羅夢:「そんな、照れますねぇ。でもシノさんもというよりこの辺りの人は美人ばかりじゃないですかー」


シノ:「褒めても何も出ないよ。それにうちの町は基本女ばかりだからなぁ、男なんて生まれてこのかた一度も見たことがない。見てみたいもんだよ。どんななんだろうねぇ」と言いながら妄想で興奮し始めた。

シノ:「はぁはぁ、男ってどんなだろうねぇ〜」


羅夢:「なんかシノさんからエロいオーラが出ていますね」


シノ:「そりゃあ、あたしも女だからね。興味は尽きないさ」

かぐや:「シノさん、男って意外と普通ですよ。別に特別な存在じゃないですから」

シノ:「え?かぐやさんは男を見たことがあるの?それとも触れたことでもあるの?もしかして、かぐやさん処女じゃないの?ねえ教えてよ」と凄い剣幕で詰め寄る。

かぐや:「うっ!ちっ、違うわよ。私は男なんて嫌いだからね」と狼狽えて動揺していた。

しかしその態度から逆に怪しいのだ。

シノ:「かぐやさん、あなた何を隠してるんだい?本当は男と会ったことがあるんじゃないか?それか、今も一緒に住んでたりしてないかい?もしそうなら協力してあげるから正直に言うんだよ」

目つきが変わってきた。まるで羅夢の発情モードのようだ。まずいことに他のお客たちも聞き耳を立てているようだ。そして何故か発情モードに突入している人もちらほら……


そのうちに少しづつ近づいてきてる。結構ヤバい状況。発情モードの女性たちがジリジリと距離を縮めてくる。羅夢まで影響受けて発情し始めた!

かぐや:「もー!うっさい!これあげる!」そう言って時雄人形をだした途端またもや一斉に群がりだしたので羅夢を気絶させその場を逃げ出した。やはり発情モードになった女の狂乱状態は止めるすべがなかったのだ。



時雄人形も玩具扱い。人形とはいえ多少自我を持たせてあるのでもう悲惨である。


かぐや:「ふう‥なんとか逃げ切ったみたいね‥」

羅夢も目覚めた。

羅夢:「あれ?ここどこ?」


かぐや:「大丈夫?まだ寝ぼけてる?」


羅夢:「ん?うん、大丈夫みたい。ごめんね、迷惑かけて」

かぐや:「いいのよ、お互いさまだからね」


羅夢:「ところで、ここどこなの?」

かぐや:「わからないわ。森の中みたいだけど」

羅夢:「えー、じゃあ迷っちゃったってこと?」

かぐや:「そうみたいね」

羅夢:「えー、どうしよっか?」

かぐや:「とりあえず、街道を探しましょう。そしたら人に出会えるかもしれないし」

羅夢:「そうね、でも人形どうなったの?あれって私の奴よね?」助けてもらったというのに何やら怒り気味だ

かぐや:「ああ、そうそう、あの人形逃げるときに渡したよ。まあ、また新しいの作ってあげるからいいじゃない」

羅夢:「えー!絶対ダメ!アレは私のものなんだから!かぐやさんの人形が一番大切なの!他の人にはあげたくないし、ましてや他の人に触られたものなんて欲しくないの!絶対絶対嫌!」


かぐや:「もう面倒くさいわね‥じゃあ今作ってあげるから文句言わないの!」そう言ってかぐやは時雄人形を作った。


羅夢:「わーい、私の時雄さんだ!嬉しい〜」またしても理性崩壊。どうしようもない。

こうなったら誰も止めることができない。それが羅夢なのだ。

しばらく抱きついたり舐めたり頬擦りしたりキスしたりしている


かぐや:「はあ‥これで満足かしらね‥」

羅夢:「んっ!ちゅぱ、れろっ、はむぅ、もっと欲しいぃ~!」

かぐや:「あっそ。もう勝手にしなさい」

羅夢:「うん、そうするぅ。時雄さん好きぃ〜」

いつまでたっても終わらないうえに服を脱ぎ始めてしまったのでまたしても強制的に消滅。

これもいつものことなので慣れている。

羅夢:「あっ!私の時雄さんがぁ!」


かぐや:「あのねえ、いい加減にしなさいよ。人形相手にいちいち盛ってどうすんのよ!」

羅夢:「だって、かぐやさんが勝手に消すんだもん!私の時雄さんなの!私のものなのにぃ~!」

かぐや:「はいはい、悪かったわね」

羅夢:「もう知らない!かぐやさん嫌い!」

かぐや:「はいはい、好きにして」

羅夢:「ぷぅ~」

かぐや:「さてと、気を取り直して進みますか」

羅夢:「ぷぅ~、時雄さん~、どこに行ったの?早く帰ってきてよぉ~」

かぐや:「もう、うるさい!しつこい!さっさと歩く!」

羅夢:「ぷぅ~」

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