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女だけの世界③

時雄:「はい、すいません‥」

羅夢:「ヴァリオスブレード?なんだかよくわからないけどいいの貰った」

かぐや:「さて準備は整ったわね。それじゃ行きましょうか。羅夢さんついてきて」

羅夢:「はーい、ダーリン待っててね」

時雄:「早く帰ってきてくださいよ。それから羅夢さん、鍵のアイテムを忘れないようにしてくださいね」

羅夢:「わかってるわ」

羅夢:「かぐやさん、行くわよ」

かぐや:「はいはい」

羅夢:「じゃあ行きましょ」

かぐや:「その前に衣装は変えていきましょ。こんなビキニアーマーなんて来てたら奇異な目で見られるからね」

二人は普通に衣服に着替えた。

羅夢:「ほう、こんな服は初めてだ。いっつも虎皮ばかりだったからな」

時雄:(普通に可愛いな♡)

かぐや:「あっとそうだ!忘れてた移動手段も必要ね。テレポートや空を飛んでばかりって訳にもいかないし羅夢さんの事もあるし…」

時雄:「それならいいのがある。イメージを送るね!」そのイメージを元にかぐやが具現化。

具現化した乗り物は巨大な装甲車を思わせるような乗り物と民間機のような乗り物だ。

かぐや:「へぇー不思議とまともな乗り物じゃない。」

時雄:「そうだろう。やっぱ探検にはそれにあった乗り物じゃないとな。この装甲車みたいなのがランド〇ンサーでこっちの飛行機がスカ〇タンサーつーんだ!地中も行けるんだぜ!」と何やらどや顔。

羅夢:「なんか面白そう!じゃあ早速出発しよ」

かぐや:「ちょっと待ちなさい。まだ肝心なものが足りないわ」


時雄:「え?」

羅夢:「?」

かぐや:「食料とか飲み物とか、どうするのよ!何日かかるかもわからないんだし」

時雄:「あっ!」

羅夢:「あー!」

かぐや:「全く……」

時雄:「すいません」

羅夢:「ダーリン……私も……忘れてました」

時雄:「とにかく一度かぐやさんが家まで行って食糧を取ってくるのがいいんじゃないか?それぐらいの時間はあるだろ?」

かぐや:「そうね、じゃあ私が行ってくるからその間、羅夢さんお願いね」

羅夢:「はい」

かぐやが食糧を取りに自宅に行く間、時雄と羅夢は談笑していた。

時雄:「ところで、羅夢さんって幾つくらいなんですか?」

羅夢:「多分、千歳は超えてると思うけど」

時雄:「ええー!どう見ても十代後半に見えるけど?」

羅夢:「そりゃあ若いですよー」

時雄:「でも……なんかエロい」

羅夢:「あら、嬉しい。ありがとう、ダーリン」

時雄:「うわあ、なんか背筋がゾクッとした」


羅夢:「どうして?」

時雄:「いや、羅夢さんがなんか恐ろしい笑みを浮かべていたので」

羅夢:「あら?そうかしら?」

時雄:「うん、なんかこう……捕食者のような視線を感じてさ」

羅夢:「フフッ、気のせいじゃないかしら?」

時雄:「そうですかね‥」

そこへかぐやが食料を持ってきた。


かぐや:「お待たせ。じゃあ、行きましょうか」

羅夢:「はい」

三人は装甲車に乗って移動を開始する。

時雄:「おおーすごいスピード!‥高く・高くスカ〇タンサー遠く・遠く・ランド〇ンサー♪」気分よく歌い始めた

羅夢:「なんかいい歌ね」

かぐや:「なんか妙に鼻に着く歌よね‥」

時雄:「そりゃどうも」と満面の笑み。

羅夢:「目的地は何処にする?」

かぐや:「それなんだけど、まずはヒミコ様から聞いた女の街に行きましょう。きっと手掛かりがあるかもしれないし。時雄とはここでお別れね」

時雄:「わかった!寂しいけどがんばってね。羅夢ちゃんも気を付けてね。」



かぐや:「あなたこそね」

羅夢:「うん、またすぐ会えるわよ」

かぐや:「ええ」

羅夢:「それじゃあ、バイバーイ」

時雄:「行ってらっしゃい」

羅夢:「行ってきます」

かぐや:「行ってきます」

こうして空間移動で二人は旅立ったのであった。


## 地獄界 

部下A:「閻魔様、大変です。例の‥以前暴れまわってた神人が突然現れ羅夢を連れ去っていきました。」

閻魔:「ああ、気配は感じてたよ。まったく好き勝手しおって。本来なら脱走は重大なルール違反なんで取り戻しに行きたいのだが…」


部下B:「あれは、人間が持てる力をとうに超えてますね。我々だけでは追い返されるのがオチでしょう」

部下C:「ただ、我々も手を拱いているわけにはいきませんね」

閻魔:「まあ、そう焦るな。今はあの者の実力を見極めている段階だ。それにお主等にはまだすることがあるだろう?」


部下一同:「はっ!」

閻魔:「それにしても羅夢も馬鹿なことをしたものだ。あの者と行動を共にすれば自分も犯罪者になることは目に見えているというのに‥」

部下D:「しかもその神人と‥羅夢‥まさか恋仲ですか?」

閻魔:「ああ、おそらくそういうことだろうな」

部下E:「しかし、なぜあのような化け物と一緒になっているのでしょうか?まさか、脅迫されているのでは?」

閻魔:「いや、それは無いと思うぞ。むしろ逆かもしれん‥」

部下F:「え?」

閻魔:「つまり‥神人の方が羅夢に惚れて操られているという可能性もあるということだ」

部下G:「なるほど‥」

閻魔:「だから今は下手に動かない方がいいだろう。だが油断せず監視しておくべきだろうな。下手に干渉してまた暴れられたら困るからな」

「まあ、羅夢の事は仕方がない。ただこのまま好き勝手やってると痛い目にあうぞ。過去にも似たような奴がいたのう。地獄どころか天界でも暴れまわった奴が。いずれそいつと鉢合わせになると思うぞ。」

部下F:「まだ他にそんな人がいたんですね。」

閻魔:「いや、まあ、人ではないな。猿だ」


部下F:「えっ?猿が人間の姿になってるのですか?」


閻魔:「そういうことではないが‥まあいずれ分かるだろう。名前くらい聞いたことがないか?孫悟空という名を?」


部下H:「あっ、聞いたことあります。確か西遊記の主人公ですよね?」

閻魔:「ああ、そうだ」

部下I:「でも、それはただのお伽噺でしょう?実際に存在するなんて信じられないですよ」

閻魔:「それが存在するんだな」

部下J:「本当ですか?」

閻魔:「ああ、本当だ。まあ、詳しくはまた今度教えてやろう。今はまず羅夢のことだ。どこかに潜んでいる可能性が高い。皆警戒を怠らないように!」

部下K:「はい!」

部下L:「はい!」

部下M:「承知いたしました」

閻魔:「あと、神人の動きについても調べておくように!」

部下N:「分かりました」

閻魔:「それから、もし、神人と接触することがあったらくれぐれも刺激を与えないよう注意すること。良いな?」

部下O:「了解しました」

こうして、地獄での密かな陰謀が始まろうとしていた。


かぐや・羅夢の移動シーン

かぐやと羅夢は近くの町へ移動中

何故か羅夢が興奮している。彼女の身体からは湯気が出ていた。

かぐや:「ちょっと羅夢さん、暑いじゃない?何興奮してるの?」

羅夢:「だってぇ~、生きてる人間見るのって初めてなんだもん!でも女ばかりって言うのが気に入らないけどね。時雄さんがいたらな…」

町へ到着。

かぐや:「でも本当に女しかいないわね……」


羅夢:「……なんか怖いわね。それに女の人達みんな目がギラギラしてない?それにすごく色っぽい女性も多いし」

かぐや:「あなたも同じでしょうが!……いや、そうか、時雄君にとってはこのステージかなり苦労しそうね」


羅夢:「私も?そうかしら?」

かぐや:「そうよ、ほら見てみなさいよ。この女性たちは明らかに男を誘ってる感じするわよね?」

羅夢:「え?そんなつもりはないけど?」

かぐや:「無自覚な分、なおさらタチが悪いわね」

羅夢:「?」

かぐや:「まあいいわ。とにかくまずは情報収集しないとね」

羅夢:「そうね」

突然周りの女性たちが興奮状態になり周辺の匂いを聞ぎ始めた。

女性A:「ん!!!!」クンクン匂いを嗅ぎまわっている。

女性B:「この匂いは男の匂い!」みんな目が血走り始め落ち着かない様子だ。


徐々に二人に近づいてきた。

かぐや:「この街の女性は男に飢えていると言っていたけど本当みたいね……」

羅夢:「匂いだけで狂乱状態になるなんて……」

かぐや:「男がどこかにいるのかしら?また違うステージから来たんでしょうね。しかしこの人数は……」


羅夢:「しかしみんなこちらを見てるようなんですけど?」

かぐや:「あっ!ここに来る前に羅夢さんが時雄に抱き着いたでしょ。その時に時雄の匂いというかフェロモンが移ったと解釈するのが自然でしょうね。」


女性A:「グルルル…お、男の匂いが‥お前ら男を持ってるな?」

かぐや:「男を持ってるかって‥物みたいな言い方ね。残念だけど男なんていないわよ」


羅夢:「え?そうなの?」


女性A:「嘘つけ!嘘を吐くな!絶対にお前らには男がついてるはずだ」

かぐや:「いや、だからいないって……」

女性A:「そんなはずはない!男は必ずいるはずだ!」

女性Aはもちろん町中の女性が集まってきた数は50というところか。二人に向かって迫ってきた。中には武器を持つ者もいる。力ずくでも奪うつもりだ。


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