女だけの世界①
時雄とかぐやは階段を上り終えた。
かぐや:「やっと次のステージに…キャァ!」悲鳴と同時に空間移動を行いほかの場所に移動した。
時雄:「ど、どうしたんだよ。一体‥?それにここは?」
かぐや:「今度のステージは今までで一番の難関よ。レベルはSSクラス。」
時雄:「前回が楽だったからその反動なんですかね?しかしそれにしてもテレポートはないでしょ。」
かぐや:「それはあそこにいたら危険だったから。特にあなたにとってね」
時雄:「一体なんだってえの?」
かぐや:「これを聞いたらスケベのあんたは喜んでしまうんでしょうけど‥」
時雄:「ん?いったい何?」
かぐや:「…えっとね、何と言ったら‥女しかいない世界なの」
時雄:
「……え?」
かぐや:
「だから女しかいないの。厳密にいうとちょっと違うわね。男はいることはいるんだけど神への階段の資格を失った者だけがいるといった方が正確ね」
時雄:「…」
かぐや:「どうしたの?スケベなあなただから興奮して浮れると思ったのに気持ちが沈んじゃったみたいね。」
時雄:「そりゃそうでしょ。何事も限度ってあるでしょ。女ばかりって嫌な予感しかしないんですけど」
かぐや:「その予感は正しいかもね。ここを突破したのは男性ではたった一人しかいないみたいね。一度地球に来たピースメーカだけみたい。そしてヒミコ様がこの女だけの世界出身みたいね。ここまででどれだけヤバいか解るでしょ」
時雄:「そんな‥地球にヒミコ様がいた時女性を嫌ってたのが解った気がする」
その時、空間からヒミコが現れた。
ヒミコ:「久し…ついにここまで‥てなんでこんなとこいるの女世界から150光年近く離れた‥タウリに?‥いや、まあ理由は解るけどさ」
かぐや:「あっ、ヒミコ様、お久しぶりです」
ヒミコ:「随分とたくましくなったわね、って言っても前にあった時は普通の人間だったから仕方がないか‥」
かぐや:「また助けに来てくれたんですか?」
ヒミコ:「助けるわけないでしょ。ただ情報をね。女の世界はとにかく男には厳しいのはそこの女性と万が一にでも関係を持ってしまうともう階段は上れなくなるわよ」
「しかし、あそこの女性たちは男に飢えてるの。まあ私もそうだったんだけどね。だからピースメーカーから離れなくて彼も仕方なく私をつれて階段を上ることに決めたの。自分で言うのもなんだけど普通の女性より色気があって妖艶な女性ばかりよ。かぐやちゃんはまあ大丈夫だろうけど時雄君がね‥女性だけではなく落ちこぼれた神人も引きずりこもうと邪魔してくるわよ」
ヒミコ:「まあ、彼は確実に駄目でしょうね。ただ悪い事ばかりではないわよ‥考えようによってはだけど」
時雄:「それってどういう」
ヒミコ:「男は一生彼女たちの玩具にされるわね。言い換えればハーレム状態ってことだけど」
時雄:「へぇ~それも悪くないかな……」
かぐや:「ちょ、何考えてんの!」
時雄:「だってさあ、美人揃いだし楽しい生活が送れるんだぜ?」
ヒミコ:「ふふふ‥冗談よ。そいつは女の世界を舐めすぎてるわよ」
時雄:「そうなのか‥」
ヒミコ:「そんな簡単に行ける場所じゃないわよ」
時雄:「ええ?どうして?」
ヒミコ:「だって、そいつは間違いなく他の女性たちを誘惑するわよね?そしたらその人たちから制裁受けることになると思うけど?それにその世界の人間たちは人間ではなく獣よ。欲望のままに生きる獣よ」
時雄:「そんなぁ‥」
かぐや:「諦めなさい」
ヒミコ:「まあせいぜい頑張って頂戴。私から言えることはそれだけよ。ただあなた達は他の資格者と違って二人で一つの魂なのだからとりあえずかぐやちゃん一人で行き階段を探し出してから時雄君を迎えに来ればいいのよ。ただし女性と言ってももはや性獣で男の神人が敵に回ってるからそう簡単でもないけどね」
時雄:「それじゃあ俺はここで留守番かよ!」
ヒミコ:「それが一番いい選択ね。ただしかぐやちゃん一人だと大変なので協力者を求めようと思う」
かぐや:「誰か適任者がいるんですか?神人?」
ヒミコ:「いや基本的に神人は駄目だ、お互い潰しあいになるだけだ、私とピースメーカは違うけどね。」
時雄:「……」
ヒミコ:「ここは利害関係がある人物が適任でしょう」
かぐや:「それは一体?」
ヒミコ:「それは……、地獄にいる羅夢ちゃんね。彼女を地獄から連れ出してくれる前提なら彼女も協力してくれるし時雄君も転生輪廻の力を得なくても約束を果たせるしね。」
かぐや:「確かにそうですね。彼女、時雄君の妻になりたいと言ってますから」
時雄:「まじっすか?」
ヒミコ:「まあ、話は以上よ。詳しいことは後々決めることね。それじゃあ、私はそろそろ行くわ。じゃあねー」
時雄:「あの」
ヒミコ:「はい?」
時雄:「ヒミコさんも一緒に階段に挑戦しませんか?あそこの世界をクリアした経験がおありならすごく心強いんですが‥」
ヒミコ:「お断りよ」
時雄:「どうしてです?」
ヒミコ:「私はあの世界に戻りたくないもの。私が階段を上れたのはピースメーカーがいたから。たった一人だったら無理だったわ。それに階段を上るときは時雄くんと一緒じゃないといけないからあなたはかぐやちゃんと階段を上らなきゃいけないから無理ね。だからあなたの要求は受け入れられないわ」
時雄:「そうですか‥残念だな‥せっかく知り合いになったのに‥」
ヒミコ:「まあ、頑張りなさい。応援してるわよ」
時雄:「ありがとうございます」
ヒミコ:「じゃあ、行くわ」
そういって空間へ消えてしまった。
時雄:「あれ、消えちゃったけど地獄にどうやって行くんだ?もしかしてかぐやさん行ける能力追加しました?」
かぐや:「使ったことないけど行けるような気がするわ。やってみましょうか。」
地獄を念じると空間に階段が現れそれを上って行ったら地獄にたどり着いた。そして羅夢を探し出すことに成功した。
羅夢は驚いた表情をしながら「わーダーリンとうとう迎えに来てくれたの?」と、飛びついてきた。衣装は虎皮ビキニ姿なので時雄の理性は崩壊寸前だ。
時雄:「あのー実は頼み事が有って……」
羅夢:「なにかしら?」
時雄:「あなたにも僕と一緒に神への階段を上るのを手伝ってほしいんですが」
羅夢:「別に構わないけど条件があるわ」時雄:「どんな条件ですか?」
羅夢:「あなたと結婚することよ!」
時雄:「えっ?」羅夢:「聞こえなかった?あなたと結婚するの!」
時雄:「いや、ちょっと待って下さいよ。それは困りますよ」羅夢:「あら?どうしてかしら?もしかして私との結婚が嫌だというのかしら?」時雄:「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」羅夢:「そんなに必死にならなくてもいいじゃない。あ、わかったわ。他に好きな女の子いるんでしょ?」時雄:「ちがいます。そんなんじゃありませんよ」羅夢:「じゃあなにかしら?」時雄:「いや、あの‥実は‥その‥」
かぐや:「私たち結婚してるの」
羅夢:「なんですって!!そんなこと知らないわよ!いつの間に?」
かぐや:「まあ、冗談はこれ位にして。羅夢さんも落ち着いて、手伝ってくれればここから抜けられるというメリットがあるのよ。結婚云々は階段上った後でいいでしょ!」




