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剣と魔法の世界編25完

ソフィア:「時雄殿。諦めてしまったのか?」


時雄:「いやいや、まだまだこれからですよ!」

グラヴズクイーン:「まだ続ける気なのね‥」

時雄:「当たり前です!こんなおいしい機会を逃す訳にはいきません!」

グラヴズクイーン:「はぁ‥」

かぐや:「一体いつまで続けるのよ!いい加減にしないと懲罰房に入れるわよ!」

時雄:「懲罰房に行く前に撮影だけさせてください!」かぐや:「そんなことしたら入れる時間が短くなるじゃない!あと、懲罰房に入ったらその動画は永遠に削除されるからね!」

時雄:「うわああー!絶望的だああ!」

グラヴズクイーン:「大丈夫かしら‥」


かぐや:「というわけで、グラヴズクイーン。あなたも手伝いなさい」


グラヴズクイーン:「はぁ‥わかりました‥」

ソフィア:「よし、それでは始めるとするか」

かぐや:「早くしなさい!面倒なことになる前に終わらせたいから」

グラヴズクイーン:「わかったわ。ではいくわよ‥」

かぐや:「いいわよ」そういってグラヴズクイーンをコスプレ衣装に換装させる。

グラヴズクイーン:「マハール ターマラ フーランパ ンギョロロリロン トウッ!」指を立ててくるくる回す。

時雄:「うぉぉー!最高だ!」かぐや:「やっぱり嫌だわ‥こんなの‥」

かぐや:「それであなたは何をしているの?」

ソフィア:「動画を撮っているのだ」

時雄:「すいません!急いでください!お願いします!」

ソフィア:「了解だ!」

ソフィア:「これで完成したぞ。見ろ、素晴らしい出来栄えではないか」

時雄:「いやー楽しみだなぁ」

かぐや:「ちょっと待って。あなたって子は‥もう‥」

かぐやは呆れていた。


しかしそんなことは全く気にしていない様子で、そのまま再生ボタンを押した。するとそこにはグラちゃんの可愛い姿が映っていた。グラちゃんが指を回転しながら、呪文を唱えている姿はとても微笑ましいものだった。時雄:「うぉぉー!これがマハール ターマラ フーランパか!すげぇー!」

かぐや:「いいわ‥早く消去して」

時雄:「ちょっ‥待ってくださいよ!」

ソフィア:「いいだろう、そのうち消す」時雄:「ありがとうございます!」

時雄:「こんな素敵なものが見れるとは思ってなかったです!感激です!ありがとうございます!一生大切にします!」

ソフィア:「喜んでもらえたようで何よりだ」時雄:「はい!」

かぐや:「あなたって人は‥」

グラヴズクイーン:「もう帰る‥」

時雄:「待って!グラちゃん!」グラヴズクイーンは足早に去っていった。時雄:「あっ‥」

時雄:「ちくしょう‥逃げられたか‥まあ、いっか‥俺ちょっと出かけてくる」と言いながらジャンバインに乗り込み飛び立っていった。

かぐや:「はぁ‥」

ソフィア:「かぐや殿も大変なのだな‥」

その時、かぐや達にナンパ目的でイケメン風で体格ががっちりした男性が声をかけてきた。

男性:「こんにちは、お嬢さんたち。今日は俺と一緒に飲まないかい?君と飲みたくて仕方ないんだ」

かぐや:「なによ、この不快極まり男は?いきなり失礼過ぎるだろ。キモいんだよお前みたいな奴は」


男性:「おやおや、酷い言い草だな。照れてるのは解ってるんだよ。仲良くしようよ!お茶でもしてさ」

かぐや:「死ねよ。クズ野郎。誰がお前なんかと話すか」

男性:「いいから来いよ!ほら!」と言いながら肩に触れてきた瞬間かぐやに腕を掴まれ逆関節を決め躊躇なく破壊してしまった。

「ギャー、いて、痛い、ヒー」叫びながら悶絶。

ソフィア:「お主、男性に対して容赦ないのう。やりすぎじゃないのか?」



かぐや:「こんなのに慈悲を与える必要はありません!」

タケル:「すげえ、強ぇー!」

アンナ:「ちょっとやりすぎじゃないの!?」

エレナ:「怖い‥」

ソフィア:「かぐや殿も落ち着くがよい」

かぐや:「別に私は冷静ですよ」

ソフィア:「せっかくのいい男なのに。お主男に興味ないのか?」


かぐや:「全然ありませんよ」

ソフィア:「もったいない」

かぐや:「くだらない」


アンナ:「それにしても、随分派手に壊しちゃったわね。治療費は高くつきそう。折角だから診療所に連れていこうよ」

男性:「痛ぇー」

ソフィア:「もうすぐ医者が来るからの。しばし待て」

かぐや:「まったく困ったものですね」

アンナ:「まあまあ、いいじゃないの。かわいそうに」

ソフィア:「それにしてもかぐや殿にちょっかい出そうとは。知らなかったとはいえいい度胸しとるのう。しかも痴話喧嘩してた時に」

かぐや:「何が痴話喧嘩ですか?あんなエロ馬鹿なんて知りません」

アンナ:「まあまあ」


一方時雄はジャンバインのコクピットの中で自作の動画を眺めながらニヤニヤしていた。時雄:「グラちゃんかわいいなぁ‥もう‥」

とその時ジャンバインの機体が上から押し付けられるような感じで地面に叩きつけられた。

かぐやが瞬間移動で真上に現れそこから能力で押しつぶしたのだった。

時雄は少し痛がりながら機体から降機するとかぐやがあきれ顔で立っていた。かぐや:「ちょっとぐらい私達のことも考えなさいよ!」と怒った表情を見せた。

時雄:「かぐやさん?俺はただ動画を見ていたのに。ちょっと暴力がすぎるんじゃないですか?」かぐや:「それは悪かったわね‥でも私も色々大変なのよ。最近忙しくて全然遊べてないからストレス溜まってんのよ」時雄:「じゃあ俺で発散してくれてもいいですよ?」かぐや:「触るなバカ!」と時雄の顔面に右ストレートを入れる。


時雄は鼻血が出た。時雄:「ひどいよ!いきなり殴るなんて」かぐや:「自分の行動を省みたらどう?気持ち悪すぎるし

二人は瞬間移動で元の場所へ戻った。そこではまだ男性が痛みで泣き叫んでいた。

時雄:「あちゃーかぐやちゃんにちょっかいとは…俺だって怖いのに‥しかしひでーな。いくらなんでもやりすぎじゃない?」


かぐや:「私は正しいことをしましたよ。犯罪者を捕まえるために必要なことです。自業自得なのでしょう?何の不都合があるのでしょう?」

ソフィア:「かぐや殿には敵わん」

アンナ:「この状況はどう収拾をつけたらいいのかしら‥」

エレナ:「大変だ」

タケル:「あらら」

男性:「ギャーギャーギャー」

時雄:「あのさぁ、俺はこの男に恨みがあるわけじゃないんだけど。ちょっと可哀そうだよな?放っておいたら死ぬかもしれないぜ。ね、治癒能力で治してあげたら?」


かぐや:「知りません」

ソフィア:「時雄殿の場合はなんだかんだ言いながらも最後は治療してあげるのにそれ以外の男性には本当に厳しいな。お主は」

かぐや:「基本的に異性に対して恋愛感情がまったくないの!ただ嫌いっていうより近寄って来る男が気持ち悪くて仕方がないだけ。」


時雄:「どうすればいいと思う?」

かぐや:「どうしようもないから諦めなさい。それか、その人に彼女でも作ればいいのでは?もしくはその人自身に自覚させるようにしなければダメなのでは?」


時雄:「俺に彼女がいたら嫉妬するじゃないのか?」

かぐや:「別に誰であろうと知ったこっちゃないです。それに私があなたを好きになる確率なんてほぼゼロに近いですし、そもそも興味ない人間とは関わりたくないですから」


時雄:「じゃあ、なんでそんな冷たい態度を取るんだ?」

かぐや:「さあね。勝手に被害妄想するのはやめてくださいね。うっとしいので」

時雄:「うぅ‥」


ソフィア:「かぐや殿は相変わらず手厳しいな」

アンナ:「そういえばこの男性の腕折れちゃってるけどどうすればいいのかしら‥」

エレナ:「お姉ちゃん、私がやってみるわ」と言いながら男性の腕を持ち上げる。

時雄:「おい、ちょっと待て!何をするつもりだ!」

エレナは力を込めて治す。すると骨がもとの位置に戻り始めた。

かぐや:「骨折したぐらいで大げさね。私の場合はすぐに再生するのに」

アンナ:「よくできたわね。お疲れさま」

男性:「ありがとう、助かったよ」

時雄:「もう二度とこの女に近づくなよ!綺麗な顔してっけど怒ると容赦ないから‥」

男性:「ハイ、わかりました」

男性は帰って行った。

時雄:「よかったよかった」


突然、空間が割れカミルが現れた。

かぐや:「あ、カミル様。お久しぶりでございます」

時雄:「神様ではないですか。どうしたんですか?前回は大変な目にあわさせていただき…いや、本当に大変だったんですよ…かぐやさんは全然手加減してくれなくて…何度死ぬかと思ったことやら」

かぐや:「なによ!あれくらい余裕で!」


時雄:「無理ですって!あんな攻撃防ぎようがないじゃないですか!」


かぐや:「甘いわね」

かぐや:「カミル様が来たということは何か御用ですか?」


カミル:「御用も何もいつまでこの世界におるのじゃ?何が魔道バトラーじゃ。神の作った世界で無茶苦茶しおって、すぐに階段上ってくれるんだろうと思ってればいつまでも居つきおって。迷惑だからとっとと他へ行ってほしいのだが」

ソフィア:「え?神様?」


アンナ:「これって神様なの?どうしてこんなところに現れたのかしら」

タケル:「俺も見たことないぞ」

エレナ:「ちょっと怖いかも」


かぐや:「申し訳ありません。この馬鹿が中二病すぎて‥」

カミル:「はぁ、全く仕方ない奴だな。もう強制的に階段の場所まで連れて行こうと思っての」

ソフィア:「ええ?どこかへ行っちゃうんですか?ジャンバインやオージェンが故障したりしたら修理もできなく困るんですけど」


カミル:「それなら心配せずとも良い。私が直してやるから」

ソフィア:「本当ですか?それなら安心ですが」

カミル:「しかし、どうしてわざわざ時空を超えてまで会いに来たのじゃ?ここは危険だし、それに……」


時雄:「それはこのかぐやさんが魔道バトラーの素質があると思ったからです!」かぐや:「ちょっと黙れ!もういいから行きますよ!」

かぐや:「そういうわけですから、早速連れて行きますね!」

時雄:「えー!そんなぁ!もっとゆっくりしたかったのに……グラちゃんのコスプレももっと見たいのに」


かぐや:「うるさいわね。彼女、あんなに嫌がってるんだからもうやらないし、それにもう十分楽しんだでしょう?」


時雄:「いや、でもさあ、せっかく出会えたんだしさ、もう少しくらい見てもいいんじゃない?」

かぐや:「ダメです!断固拒否します!あなたのことだから、また同じようなことを繰り返すんでしょう?」


時雄:「くそぉ~!仕方がない!今回ばかりは諦めます……」

カミル:「話はまとまったようだの。では行こうかの」

ソフィア:「いってらっしゃい」

アンナ:「頑張ってね」


エレナ:「行ってらっしゃい!」

かぐや:「ありがとうございました。ソフィアさんもお元気で」

エレナ:「うん」

タケル:「お姉さん達も達者でな!」

アンナ:「ええ」

ソフィア:「ああ」

時雄:「最後に名残惜しいけれど……さようなら。みんな!また会いましょうね!バイバーイ!」

一同:「バイバーイ」

時雄は元気よく手を振る。

時雄は空間を割った。そしてその奥には階段があった。


時雄:「あそこが神への階段ですか?」かぐや:「そうですよ」

時雄:「俺には見えなかったんだよなーだからもうちょっとコスプレをば…」


カミル:「さっさと行けー!」

かぐや:「邪魔だからどけって!」

時雄は二人に押されて階段を駆け上がっていった。

時雄:「え?ちょっと待ってくれよー」

時雄はどんどん上昇していき、とうとう見えなくなってしまった。


ソフィア:「あの二人は本当に仲が良いですね」

アンナ:「うん。まるで双子みたい」

エレナ:「本当に」

タケル:「そうだね」

ソフィア:「それにしても……魔道バトラーとは一体どういう意味なのかしら」

アンナ:「さあ?なんだろうね」


エレナ:「まさかまた襲ってくるってこと?」

タケル:「あり得るかもしれないけど、多分もう二度とないんじゃないかな」

エレナ:「だと信じたいよね」

ソフィア:「ええ。きっとそうでしょう」


時雄:「そういえば、グラちゃんのコスプレ動画もう一回見せてくれない?グラちゃんのコスチュームとっても可愛いかったから、どうしても見てみたいんだけど」


かぐや、無言で右ストレート炸裂

!時雄は吹き飛ばされ階段から落ちる。

時雄:「いってぇー!」

時雄:「何すんだよ!いいじゃんか!減るものじゃないしさ!」

かぐや:「うるさい、黙れ。あなたとは縁を切る。」

なんだかんだ言いながら二人は階段を上って行った

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