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剣と魔法の世界編22

時雄:「ちょっと待ってくれよ!だってしょうがないじゃん!」かぐや:「言い訳無用!」かぐやが時雄の胸ぐらをつかむとかぐやの周辺の温度が徐々に下がっていく。

時雄:「ギャアアアアー!」

かぐや:「謝れ!土下座して詫びろ!」

時雄:「ごめんなさい。二度としませんから許してください!」かぐやは満面の笑みを浮かべながらいった。

かぐや:「よろしい。次はないわよ」時雄:「ありがとうございます」かぐや:「さあ、残りの3人に集中しましょう」時雄:「はい!」

ソフィア:「そうだな」

時雄:「いよいよ正念場だな。いくぞ!」かぐや:「ええ」

全員:「おお!!」

ヘルガッターとヘルギランが倒されたことで、地獄の5人衆のメンバーの動きは明らかに鈍くなっていた。

ヘルフラッシュ:「次は私だ。魔道重力波!」時雄達周辺の重力が急激に強くなった。全員膝をつくほどの負荷がかかった。かぐや:「くっ‥」かぐやは顔を歪ませながら必死に耐えていた。かぐや:「でも‥負けられないのよ‥」

かぐや:「これではジャンバインに乗っていても意味がないわね…何か良い手は…」


かぐや:「それなら、これを使うしかないわね」そういって時雄のほうを見る

時雄:「え?な、何を?」


かぐやは時雄の近くに寄って言った。「あなたが必要なの。少し痛いかもしれないけど我慢してね」

時雄:「ひいいいい!!!」

時雄はかぐやに噛みつかれた。かぐや:「あなたの血を頂くわ!」時雄:「ぎゃあああ!!!」

かぐや:「これであなたの体液を媒介にして私に伝達することができるわ!あなたはこれから私の手足となって動いてもらうわよ!」

時雄:「な、なんだってーーー!?」


かぐや:「まずは私と一緒にジャンバインに乗り込んで!」時雄:「分かったよ!」時雄は素直に従った。

かぐや:「じゃあ、行きましょうか!」


二人はジャンバインの操縦席に入った。時雄:「こうしている間にもどんどん押されているぞ!」かぐや:「わかっているわ!今、解析しているところよ!」時雄:「早くしないと全滅しちゃうぞ!」


かぐや:「もうすぐよ‥」


時雄:「おお!!かぐやちゃんはさすが天才!これで助かるぜ!」

かぐや:「ちょっと‥気が早いんじゃないの?」時雄:「だって、このピンチを打破できる唯一のチャンスだろ!?」


かぐやは時雄の考えが理解できないようだ。


かぐや:「ええと‥一体何をするつもりなの?」

時雄:「そりゃ、もちろんジャンバインに乗り込んで敵をやっつけるんだよ!」

かぐや:「まあ、そういう風に見えるかもだけど‥」

時雄:「ええ!違うの?」かぐや:「だってジャンバインには今、武器が無いでしょう?」

時雄:「あーー!そっか!忘れてたー!」


かぐや:「全く‥あなたって人は‥」時雄:「ごめんなさい‥」かぐや:「謝るくらいなら初めからしないこと!」時雄:「はい‥」

かぐや:「いいかしら。私たちが生き残る方法はただ一つ。とりあえず武器を作ります」時雄:「ええーー!!!」かぐや:「叫ばないで。周りの人にバレちゃうでしょ!」時雄:「そうだった‥」


かぐや:「いい?このままじゃ間違いなく全滅するわ。早く武器のイメージを私にちょうだい」

時雄:「いやーいきなり重力波に対抗する武器って言われても‥あっそうだ!これなら」とかぐやにイメージを送った。

かぐや:「なるほど、いいんじゃない?このプランで行きましょう」

時雄:「よし、決まりだな!」新しい武器がジャンバインに装備された。

かぐや:「しかしこの重力にはみんなもう限界よ。早く攻撃して」

時雄:「おう!任せとけ!それよりかぐやちゃんは平気なのか?全然堪えてないみたいだけど?」

かぐや:「まあね!常人とは出来が違うから。あなただってこのくらい平気のはずなんだけどなぁ」

ヘルフラッシュはジャンバインに狙いを定め重力波を集中させた。


時雄:「くううう‥調子に乗りやがって」

ジャンバインはヘルフラッシュに向かって対峙した。

時雄:「重力には重力だ!喰らえ!グラビトン!!!」胸部が光り輝きその光がヘルフラッシュに降り注ぐ。

すると急激に重力が上昇しヘルフラッシュの動きが止まった。そしてどんどん圧縮されていった。

ヘルフラッシュ:「ああ‥私は一体どこへ向かうんだろう……」と言い残し消滅した。

時雄:「やったな!かぐやちゃん!」かぐや:「ええ、この調子で行きましょう!」

時雄:「ああ!」

残りはヘルバイキンとヘルギャット、それにグラヴズクイーンの三体だ。

時雄:「それよりもかぐやさん。あのー申し上げにくいんですが降りていただけませんかね?」


かぐや:「えー、なんでよ。一緒に倒す方が確率的に高いじゃない」

時雄:「いや、それはそうですけど。今はそういう状況ではないんです。こうも体が密着してると‥あの‥集中できないっていうか‥変な事考えてしまうとかぐやさん怒るでしょ」

かぐや:「……、じゃあ外れなさいよ。そしたら自分で運転するから」

時雄:「でもこれ俺の機体なんだけど‥」

かぐや:「いいから、外れなさい!早く!!」

時雄:「はい!」


時雄は操縦席を降りた。


かぐや:「まったく‥あなたって人は‥」

時雄:「ごめんなさい‥」


時雄は小さな声で謝った。

かぐや:「もう‥しょうがないわね‥」


時雄:「え?じゃあ」

かぐや:「許してくれるって?」

時雄は期待を込めて聞いた。


かぐや:「……、誰が許したと言ったのかしら。懲罰房に入ってもいいって言ったのよ。閉じろ懲罰房」

時雄:「ええー!ちょっと待って!話せばわかる」

時雄は慌てて弁解するがすでに遅かった。懲罰房へ入れられた。

かぐや:「さて、邪魔者は消えたわね。あのアホを出したときは反省部屋にでも入れておきましょう」

かぐやはジャンバインに乗ったまま二人の敵と対峙した。

ヘルギャット:「何を話してるんだ。さっさとかかってこいよ!」

かぐや:「分かったわ。すぐに相手してあげる」

ヘルギャット:「余裕ぶっこきやがって!魔法使い如きが!」

かぐや:「ふん!私が魔法使いならお前は何なんだ!ただの雑魚じゃないか!」

ヘルギャット:「なんだと!」かぐや:「口だけの脳筋野郎が」ヘルギャット:「この女!」

かぐや:「来なさい。遊び相手になってあげるわ!」

ヘルギャット:「上等だ!殺してやる!」

かぐや:「威勢のいいこと。では、始めましょうか。グラビトン!」時雄が使った技と同じように光線がヘルギャットに向かっていく。

ヘルギャット:「そんな攻撃は喰らわないぞ!」

彼はジャンプして交わそうとした。だが光線は追尾するかのように向かっていきヘルギャットに命中。ヘルギャットは消滅した。

時雄「ひでー技の設定が無茶苦茶じゃねーか。」


かぐや:「次はあなたね、薬指さん?」ヘルバイキン:「くくく、お前たちの力は見切った!今度はこちらからいくぞ!」そう言うと空高くジャンプしてジャンバインに突っ込んでくる。ジャンバインは避けるがヘルバイキンは素早く向きを変えて攻撃してきた。ヘルバイキン:「これならどうだ!」と爪で引っ掻く。かぐや:「この装甲はそんなもんじゃ傷もつかないわよ!喰らいなさい!」剣で袈裟切り。

ヘルバイキン:「ぐおっ!」今度はヘルバイキンの方がダメージを受けて仰向けに倒れた。

かぐや:「さっきまでの威勢はどうしたのかしら?」

ヘルバイキン:「うるせえ!もう勘弁してくれ!」

かぐや:「ダメよ!最後までやり通すのがあなたの流儀なんでしょ!」

ヘルバイキン:「それはそうだけど‥」

かぐや:「では続きを始めるわよ!」

かぐやはヘルバイキンに馬乗りになり殴りかかる。

かぐや:「おりゃああ!」

ヘルバイキン:「ちょっ‥待て‥」

かぐや:「問答無用!」

かぐやはパンチを繰り出すがヘルバイキンはかわして脱出した。

ヘルバイキン:「危なかった‥今のはマジで死ぬところだった」

かぐや:「逃がさないわよ!」「待ってください!その子は私が預かります!」


タケルとエレナが近づいてきた。

かぐや:「あら?どうしたの?」

タケル:「彼を助けてやってくれませんか?」

かぐや:「うーん、どうしようかしら?」


ヘルバイキン:「頼む!助けてくれ!」

タケル:「お願いします!姉さんがどうしてもと言うので」

かぐや:「ふーむ、しょうがないわね。特別に許してあげる」

ヘルバイキン:「ありがとう!恩に着る!」

タケル:「良かった!」

かぐや:「ただし、条件があるわ」

ヘルバイキン:「条件だと!?」かぐや:「そう、簡単な事よ。まず私の下僕になりなさい!」

ヘルバイキン:「しもべ!?そんなバカな!」かぐや:「文句あるの?」

ヘルバイキン:「あります!」

かぐや:「だったらこのまま殺すまでよ!」

ヘルバイキン:「分かりました。下僕になります!」

かぐや:「素直な子は嫌いじゃないわ。これからもよろしくね!」

ヘルバイキン:「はい‥」

タケル:「良かったですね!姉さん!」

エレナ:「ええ」

こうして戦いは終わった。

時雄はまだ懲罰房の中にいる。

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