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剣と魔法の世界編18

かぐや:「ありがとうございます。それともう一つ気になることがあるのですが……」

ソフィア:「なんだ?」

かぐや:「今回の戦い、勝算はあるのですか?」

ソフィア:「うむ、我が国の精鋭を集めた軍隊ならば確実にと言いたいところだが敵兵は5万、それに比べわが兵力は1万程度、かなり戦力差がなることになる」


時雄:「高々5万程度の敵、楽勝だな!」



かぐや:「その言葉は嘘ではありませんよね?」

時雄:「もちろんだとも!」

かぐや:「わかりました、作戦を考えておきます。兵を借りても宜しいでしょうか?」

ソフィア:「勿論だ。必要な数だけ引き連れて行け!」

時雄:「いや、兵は不要かぐやちゃんちょっといいか?」


かぐや:「何よ」

時雄:「あのさ具現化してほしいものがあるんだけど」


かぐや:「どんなものをイメージするの?」

時雄:「うーんとね……ちょっと説明が難しいんでイメージするんで読み取ってくれ」

かぐや:「はぁ!?」

時雄:「頼むよ〜」

かぐや:「しょうがないわね……じゃあいくわよ」

かぐやは両手をかざす。すると光り輝く粒子が集まり形を作り上げていった。

それはイメージしたものは…

かぐや:「完成よ」

時雄:「すげぇー!本当にできた!」

かぐや:「こんな感じでいいの?なにこれ?」

時雄:「これ操縦してみたかったんだよな!魔道バトラージャンバイン」

かぐや:「ふぅー、疲れた。魔力を使いすぎたってまた中二病キャラですか」

時雄:「お疲れさん、助かったぜ!あとはコイツに搭乗して敵本陣に乗り込み殲滅作戦を決行する。あいつは攻撃は受けてもびくともしないからな」

「こいつはオーラ‥いや違う、魔力の力で動くロボットだぜ!これさえあれば」

ソフィア:「そうか、楽しみだな!」

かぐや:「もうやだ、この世界」

時雄:「いくぜ!出発進行!!」

かぐや:「ええ、いきましょう!」

かぐやの念動力でジャンバインは立ち上がり進んでいった。

時雄:「なんかワクワクしてきたな!テンション上がるぜ!!」

かぐや:「うるさい!黙れ!」

ソフィア:「何という大きさだ!まるで要塞ではないか!」

かぐや:「そうですよね。私もびっくりしました」

時雄:「これだけ大きかったら敵もビビるだろうな。よっしゃ行こう!」

かぐや:「了解、発射準備完了!魔道バトラージャンバイン発進します!」


ソフィア:「新しい情報が入ってきた。ゴーレムの軍団がこちらへ向かって進行中だそうだ!数は約1000」



時雄:「了解。迎撃します!」

時雄はレバーを動かす。ジャンバインが前進する。右腕から火炎放射、左腕の鉤爪で敵を切り裂く。

ゴーレムたちは一瞬怯んだがすぐに体制を立て直してこちらに向かってきた。

時雄:「まだまだ!ジャンバインパンチ!」ジャンプして殴りかかる。

ゴーレムたちはバラバラになっていく。時雄:「すごいな!まるでゲームみたいだ!」


かぐや:「ちょっと、遊びじゃないのよ!」

時雄:「悪い悪い、つい興奮しちまってな!よし、この調子でどんどん進むぞ!」

時雄は更にスピードを上げた。ジャンバインは森を抜け丘陵地帯へと進む。前方には巨大な城塞都市が見えた。

時雄:「あれか?敵の拠点は?」

ソフィア:「恐らくそうだ。あそこを落とせばこちらの勝利は確定するはずだ」

時雄:「ならさっさと潰して楽園生活を過ごすか!いくぜ!」

時雄はジャンバインを走らせる。ジャンバインはどんどん加速していく。時雄:「うぉー!速い!すげー快感だぜ!」


かぐや:「あまりはしゃがないの。敵の居城に近づいてきてるのよ」

時雄:「わかってるって!任せときな!」


ジャンバインは高速で移動しながら砲撃を繰り出していく。敵の基地は次々と破壊されていった。時雄:「楽勝だな!さすが俺の愛機だ!」

かぐや:「調子に乗らないの!油断大敵よ!」

時雄:「分かってるって!もうすぐだぜ!」

ジャンバインは遂に敵の城に到着した。時雄:「さあ、この俺にひれ伏せ!」

時雄はジャンバインの右手を天高く掲げる。その掌から光線が放たれた。その光は空を覆い尽くすほどの大きさだった。

ソフィア:「これがジャンバインの力なのか!」

かぐや:「なんて破壊力なの……」

敵軍は為す術もなく一瞬にして全滅してしまった。

時雄:「決まったな!パーフェクトだぜ!」

かぐや:「はいはい、凄かったわよ」

時雄:「なんだよその言い方!もっと素直に褒めてくれてもいいだろう!」

かぐや:「ふん、馬鹿らしい!でも本当に凄いと思う。私は本気で貴方に惚れたみたいね!」

時雄:「え?今なんて?」

かぐや:「なんでもないわよ!それよりこれで私たちの勝ちかしら?」

ソフィア:「ああ、間違いないだろう!よくやってくれた!」

時雄:「やったぜ!これで天国ライフだな!」

かぐや:「さっきから気になってたんだけど、その天国ライフって何よ?」

時雄:「知らないのか?楽しいことが沢山あるんだぞ!」

かぐや:「くだらないこと考えてないで早く帰りましょう」

ソフィア:「待ってくれ!君達にはまだ聞きたいことがたくさんあるんだ!」


「陛下!一大事です!」「どうした?何事だ!報告せい!」

敵兵A「現在進行中の領内制圧中にゴーレムの大群が謎の物体によって一掃されました!原因不明の大型の怪物が現れ、我が軍を壊滅状態にしました!」

敵司令官「なんだと!?そんなバカな話があるわけ……」


敵兵B「お話し中失礼します。実は先程とある王国の城にて戦闘行為を行っている集団を発見しました。おそらくは敵国の秘密兵器なのかもしれません」


敵司令官「なんと……」


敵司令官「至急その国に使者を派遣し、事情聴取するのだ!」

敵兵C「はっ!」

敵兵D「しかし、これ以上の深入りは危険だと思います」


敵兵E「そうだな……」

敵兵F「それにしてもとんでもない奴らだよな!」

敵兵G「まったくだ!」


敵兵H「恐ろしい化け物の住む国だったんだな!」


時雄:「うわぁー!」「やめろー!」

かぐや:「ちょっと時雄君!静かにしてください」

時雄:「すまない……つい、取り乱したよ」


かぐや:「まったくもう、何やってるのよ!」

時雄:「悪かったって!」


ソフィア:「ところでだが時雄殿、あの武器は一体どこで入手したものなのだ?」

時雄:「いやー、実は友人から譲り受けたものでして。名前は覚えていませんが強そうな武器だったので頂きました」

ソフィア:「そうだったのか。非常に興味深いな。ところで君の使った技だが、あれはどういう原理で発動させることが可能なのか教えてくれないか?」

時雄:「それはオーラーいやここでは魔力を増大させて使っているんです。もっと魔力を上げればーハイパー化という現象もおきますよ」



ソフィア:「ほう、なるほどな!オーラは聞いたことがないが魔力で動くというのが気に入った。我が兵士でも魔力が強ければ使えるという事か」


時雄:「もちろん使えますよ。是非、お使いください!」

ソフィア:「感謝する。では早速試してみるとしよう」

時雄:「俺が操作を教えますよ!」

ソフィア:「いいのか?それなら有難いな」

時雄:「いいですよ!それに一緒にいれば貴重な情報を知れるかもしれませんし……」

ソフィア:「よし!決めたぞ!しばらく君と同行することにしよう」

時雄:「いやいや、お姫様の立場なのにまずいでしょ。それに一緒にいるとかぐやちゃんが怖いし…これ比喩じゃなくて本当に怒らすと怖いんだよ…、だから俺よりもかぐやちゃんに聞いてくれないかな」



ソフィア:「ああ、その通りだな。私としたことが、軽率だった。申し訳ない、かぐや殿」

かぐや:「いえ、お気になさらないでください。こちらこそ主人が失礼いたしました」

かぐや:「はい、特に問題はありません」

時雄:「よっしゃー!」


ソフィア:「そうか、良かった!それではよろしく頼む!」

時雄:「しかしさ、かぐやちゃん、俺の事、旦那だの主人だの言ってくれてるけどそれって俺の妻って認めてくれてるってことなの?」


かぐや:「バカ言ってんじゃないわよ!いい加減な事をいうと死刑台にぶち込むわよ!」

時雄:「だって俺に惚れたって言ってくれたじゃん」

かぐや:「調子に乗るんじゃないの!」


時雄:「ごめん、ごめんって!」

ソフィア:「仲が良いのだな」

時雄:「まあね!」

ソフィア:「羨ましい限りだ」

かぐや:「よし!明日から早速訓練するわよ!」

ソフィア:「ああ、よろしく頼む!」

時雄:「そうだね、頑張ろう!」


かぐや:「さあ、何から始めましょうか?」

時雄:「そうだな、まずは体力作りから始めるかな」

かぐや:「賛成、私も賛成です」

時雄:「じゃあ走るか!」

かぐや:「負けないからね!」

時雄:「望むところだ!」

ソフィア:「よし、ならば私もついて行こう」

時雄:「よっしゃ、いくぜ!」


夕暮れ時、走りながら会話していたが突然後方から轟音が聞こえた。振り返ると炎に包まれた城が見える。

時雄:「なんだ!?何が起こった!」

かぐや:「わからない!急いで戻るぞ!」

時雄:「わかった」

全速力で戻ると目の前で燃え盛る建物が崩れ落ちていった。そこにいたのは暴れる巨人だった。

かぐや:「今度は私が乗るわ!」

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