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剣と魔法の世界編⑨

それから5年の歳月が流れ時雄は少しばかりは成長した。

ヒメカ:「またお別れだね、お兄ちゃん、お姉ちゃん。またいつか会おうね!」ニコニコしながら別れの挨拶をしてきた。

かぐや:「そうね。お互い寿命は長いんだからいつか絶対に会えるわよ。」

時雄:「叔父ちゃんもヒメカちゃんの癒しに随分救われたよ。かぐやちゃんは本当にまじめで厳しいんだから…結局コスプレ一つしてくれなかったし」

かぐや:「また、あんたは最後まで…ヒメカちゃんが要望に応えてくれてたんだから満足でしょ!」

「大体、私もコスプレ衣装作ってって言ったじゃない。最後にそれでハッピーエンド。かぐやちゃんの気まぐれな優しさでHENTAIタイムが終わると思ってたの?違うわよ。バカじゃないの!?」


時雄:「ハイハイ、ありがとうございました。ヒメカちゃん、またね!」

ヒメカ:「お兄ちゃんもお姉ちゃんも元気でね。さようなら〜」

時雄:「ああ、またどこかで会おう!」

そして時雄とかぐやとヒメカは別れた。

かぐや:「さあ、帰りましょ」

その後再び、アンナちゃん、エレナちゃんの元に

かぐや:「アンナちゃん、エレナちゃんただいま~」

アンナ「あれ、もう修行終わったんですか?消えてから数秒しかたってないですけど…」

かぐや:「えっと、なんか変な感じね。自分たちの感覚だと5年以上たってるのに」


エレナ:「ほら、カミル様が言ってたじゃないですか。神の領域での修行は実際の時間とは違うって」

時雄:「ということは、俺とヒメカちゃんの温泉旅館での楽しい生活も全て記憶の片隅に追いやられてしまっているのか……」


かぐや:「なにそれ!? またわけわかんないこと言って!」

アンナ:「なんか複雑ですね。ちょっと寂しいかも」

エレナ:「私はお姉ちゃんと一緒なので全然大丈夫です!」

時雄:「いやー、修行とはいえなかなか大変だったよ」

アンナ:「そういえば、どうでした? 強くなりました?」

エレナ:「楽しみだなぁ」

時雄:「そうそう。俺って今まで神力に頼りすぎてたから、基本的な能力値とか魔法力が全然ないんだけど」

かぐや:「ほんとだね。基礎も弱くて魔法も全然使えないのに神様の能力だけでここまで来たんだね」

時雄:「それを5年ほどかけて鍛え直したんだ。魔法の基礎とか体術も一から始めてかなりやったよ」


アンナ:「そうなんですか。私も頑張らないとなぁ……」


エレナ:「お姉ちゃんは凄いですよ!私は全然できてないです!」


かぐや:「さすがね。じゃあ試しに何か使ってみて」

時雄:「了解」と言いつつ何を使うか考える。そして、ゆっくりと手を挙げると「出でよ、電光石火の如く全てを貫き給え!サンダーブレイク!!」と叫び雷が落ちてきた。

かぐや:「すごい!ちゃんとできてる!」

アンナ:「おめでとうございます!」

時雄:「ありがとう」と言いながら汗を拭いている。

時雄:「まだ始めたばっかりだから、細かい制御とかは難しいんだけどね」

エレナ:「そうなんですね」

アンナ:「でも、よかったじゃないですか!」

時雄:「そうだね。これからも頑張ります」


アンナ:「ところで、これからどうします?」

かぐや:「う~ん、どうしようかなぁ」

時雄:「とりあえずお金を稼がないと‥ここを出る前に倒したドラゴンで報奨金が出ればいいけどでなきゃ薬草をお金に変えないとだめだな。」



かぐや:「そうね。それが妥当でしょうね」

アンナ:「じゃあ、早速行きましょう!」

エレナ:「うん!」

こうして四人は再び旅を始めたのであった。

かぐや:「まずは薬草集めからスタートね」

時雄:「ああ」

アンナ:「頑張りましょう」

エレナ:「お姉ちゃん、がんばるね!」

一行は森の中へと入って行った。


時雄:「この辺りは薬草が多く生えてるらしい。探してみてくれ」

かぐや:「わかったわ」

アンナ:「はい」

エレナ:「了解しました」


一行は周辺を探し始めたがなかなか見つからない。


時雄:「ないな。もっと奥に行くか?」

かぐや:「そうね。行きましょう」

アンナ:「わかりました」

エレナ:「お姉ちゃん、私疲れたよ」

かぐや:「もうちょっと頑張ろう」

時雄:「仕方ないな。背負ってやるよ」

エレナ:「えっ!?いいんですか?」

時雄:「ああ」

エレナ:「ありがとうございます」と言って背中に乗ってきた。時雄はエレナをおんぶしながら歩き出した。

時雄:「重いな‥」

エレナ:「ひどいです!」

時雄:「冗談だよ。軽い軽い」

エレナ:「もう!本当にデリカシーないんだから!」

時雄:「ごめんごめん。許してくれ」

エレナ:「知りません!」

時雄:「機嫌直してくれよ。ほら」

時雄は自分の頭に手を置いた。

時雄:「俺の頭をなでると良いことがあるそうだ。きっとエレナも幸せになれるぞ」

エレナ:「本当ですか?」

時雄:「ああ。俺が保証する」

エレナ:「じゃあ、遠慮なく」


時雄の頭を優しく撫でていると段々落ち着いてきたようだ。

かぐや:「見つけたわよ。こっちに来て」

かぐやが呼んでいる。

時雄:「わかった」

エレナをおんぶしたまま歩き出す。

かぐや:「ここにあるわよ」

アンナ:「ほんとだ。いっぱいありますね」

エレナ:「たくさんあります!」

時雄:「じゃあ、採集するか」

かぐや:「そうね」

四人は採取を始めた。


時雄:「これで十分か?」

アンナ:「う~ん、もう少しいいんじゃないかな?」

エレナ:「私もそう思います!」

時雄:「わかった。じゃあもうひと踏ん張りするか!」

アンナ:「はい」

エレナ:「はい!」

かぐや:「そうね」

時雄:「よし、頑張ろう」

かぐや:「ええ」

アンナ:「うん!」

エレナ:「はい!」

こうして四人は採取を続けた。

しばらくして収穫物を確認する。すると山盛りの薬草があった。

かぐや:「すごい量ね」

アンナ:「ほんとですね。これでたくさん薬が作れます……」

エレナ:「そうね良薬ができるはず、早速帰って調合しなきゃ」

時雄:「そういや、二人は薬を作る姉妹だったっけ。薬草採取の時の護衛依頼で来てたんだっけ‥すっかり忘れてたよ。」

かぐや:「仕方ないわね。私達時間で5年以上たってるからね」

一行は街へ戻ることにした。

途中休憩したりしながら夕方近くになり町の入口が見えてきた。

そこには多くの人々が行き交っていた。

時雄:「賑わっているな」

アンナ:「ええ、この町は商業都市だから人が多いんですよ」

時雄:「そうか」

エレナ:「宿はここから近いので向かいますか?」

時雄:「そうだな。荷物を預けておくか」

一行は宿へ向かいチェックインして荷物を置く。

時雄:「じゃあ、出かけるか」

かぐや:「そうね」

アンナ:「はい」

エレナ:「はい」


四人は薬屋へ向かう。

受付嬢:「いらっしゃいませー」と元気よく挨拶される。


時雄:「こんにちは。薬を売りたいのですが」

受付嬢:「どのようなものを売っていただけるのでしょうか?」「こちらです」と言いながら袋に入ったものを取り出し渡す。

受付嬢:「拝見します」と言い中身を確認する。


受付嬢:「これは珍しいですね。高価なものだと思います。どうされますか?」

時雄:「えっと、買取をお願いできますか?」

受付嬢:「承りました。お支払いは現金でよろしいですか?」

時雄:「それで構いません」

受付嬢:「かしこまりました。少々お待ちください」

受付嬢は奥に消えて行く。

しばらく待つと戻ってきた。

受付嬢:「お待たせしました。こちらが代金になります」


と言って金貨を数十枚渡してくれた。かぐや:「思ったより貰えたわね」

アンナ:「そうですね」

時雄:「ああ」

エレナ:「はい」

かぐや:「次はどこにいきましょうか?」

時雄:「そうだな。ギルドに行ってみるか?ドラゴン討伐の報奨金が出るか確認したいし」

かぐや:「そうね」

アンナ:「そうですね」

エレナ:「はい」

一行は冒険者ギルドへと向かうことにした。扉を開けると大きなホールになっていてカウンターがあり、そこには綺麗なお姉さんがいた。

受付嬢2:「ようこそ、冒険者ギルドへ。ご依頼でしょうか?」時雄:「いや、実はドラゴンを倒したんだけど」

かぐや:「報酬が出るかどうか聞きに来たのよ」受付嬢2:「かしこまりました。確認いたしますので少々お待ちください」

受付嬢は裏に入っていった。

少しして戻ってきた。

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