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剣と魔法の世界編⑧

かぐや:「じゃあ、始めましょうか。手加減無しで行くわよ!」

ヒメカ:「私もいるよ。お兄ちゃん!」

ヒメカと時雄の間には火花が散る。時雄は身構える。

時雄:「来るなら来てみろ!」

ヒメカ:「行くよ!はぁ!」

ヒメカは飛び掛かり時雄の肩を掴む。そのまま勢いを利用して背後に回る。

時雄:「何をするつもりだ!?」

時雄はヒメカの腕を振り解こうとするが抜け出せない。

ヒメカ:「これでも喰らえ!」

ヒメカは思いっきり引っ張り背負い投げの形で時雄を投げ飛ばす。時雄は受け身も取れず地面に叩きつけられてしまう。

時雄:「ガハッ!」

ヒメカ:「終わりだよ。お兄ちゃん!」

ヒメカは倒れた時雄の上に跨りチョークスリーパーをかける。時雄は抵抗するが抜け出せない。

ヒメカ:「ギブアップする?」


時雄:「ま、まだだ!」

時雄は最後の力を振り絞り脱出しようと試みる。しかし、ヒメカは決して離そうとしない。

ヒメカ:「しょうがないなぁ……」

ヒメカは渋々と言った感じで技を解いてしまう。解放された時雄は激しく咳き込む。

時雄:「ゲホッ、ゲホッ、ゼェ、ハァ……」

ヒメカ:「大丈夫?」

ヒメカは心配そうに時雄を覗き込む。

時雄:「ああ、なんとかな……」

時雄はゆっくりと立ち上がる。

時雄:「続きだ!」

ヒメカ:「そうこなくっちゃ!」

時雄とヒメカは再びぶつかり合う。今度はヒメカが時雄を組み伏せマウントポジションをとる。時雄は必死に抵抗するが抜け出せない。

ヒメカ:「ふふっ、私の勝ちみたいだね!」

時雄:「ぐっ、まだまだ!」

時雄は両足でヒメカの腰を挟み込み逆に締め上げる。

ヒメカ:「キャア!離してよ!」

ヒメカは暴れるが時雄の拘束から逃れられない。

時雄:「これで終わりだ!」

時雄はさらに強く締め付ける。ヒメカの顔が苦痛に歪む。

ヒメカ:「きゃああああ!!!」

ヒメカは悲鳴を上げながら気を失ってしまう。時雄は慌ててヒメカを抱き起こす。しかし、すでに遅かった。

かぐや:「ヒメカちゃん!しっかりして!」

かぐやはヒメカを揺さぶり起こそうとするが反応がない。時雄は絶望的な表情になる。

時雄:「嘘だろ?こんなことがあって良いのかよ……」


時雄は泣き崩れてしまった……

ヒメカ「お兄ちゃん大丈夫だよ。これくらいの攻撃でやられる私じゃないから♡」

ヒメカは立ち上がりニヤリと笑った

時雄:「もしかしてワザとか?自信をつけさせようとして‥」

ヒメカ:「それもあるけど、少しは演出した方が盛り上がるかなってね♡」

というやいなや時雄の背後にまわりジャーマンスープレックスをかけてきた。

ズドーン!壮絶に地面に叩きつけられて無念の失神


ヒメカ:「お兄ちゃん、大丈夫?」

ヒメカは気絶した時雄を介抱する。時雄はしばらくして目を覚ます。


時雄:「うぅ……」

かぐや:「大丈夫?」

時雄:「ああ……なんとか……」

かぐや:「良かった……」

かぐやは安堵のため息をつく。ヒメカは少し申し訳なさそうな表情を浮かべる。

ヒメカ:「ごめんね、お兄ちゃん。やり過ぎちゃったね……」

時雄:「気にするな。俺が未熟だっただけだ」

かぐや:「そういうことよ。さあ、今度は私が相手になるわよ」

時雄:「かぐやちゃんと寝技やっても全然楽しくないんだよなぁ。こう、体を密着してる時間がないっていうか、触れた瞬間に関節決めて少しでも『降参』が遅れると躊躇なくへしおってくるじゃん。その後治療してくれんのはいいけど恐怖しかないんだよ。可愛い顔してえげつないっていうか‥」

「それに比べてヒメカちゃんは痛いけどお尻の感触とか味わえるから励みになるんだよね」


時雄は立ち上がり両手を広げてポーズをとる。しかし、その体は傷だらけでボロボロになっていた。

かぐや:「何を言っているの?私は常に全力よ!かかってきなさい!」

ヒメカ:「そうだよ、お兄ちゃん。また私が相手をしてあげる!」

かぐやとヒメカは構えをとる。

時雄:「ちくしょう、やってやるぜ!」

時雄は再び戦闘モードに入る。ヒメカは笑顔で応じる。時たまヒメカの胸やお尻が顔の上に来ると思わず妄想と興奮が入り乱れかぐやに注意されてしまう。おかげで肉体的にはダメージを受けているが精神的にはダメージがない。しかし本人は気づいていない。


かぐや:「もう!いい加減にして!ヒメカちゃんの方もワザとやってない?サービスしすぎよ!」


ヒメカ:「エヘヘ、バレた?」

時雄:「うう、ごめんなさい……でも、もう少しだけ続けさせてくれ……」


かぐや:「まったく、しょうがないわね。わかったわよ。ただし、今度は私の番ね」

かぐやは先程の怒りからか、殺気を帯びてくる。完全に戦闘体制に入った彼女にヒメカもゾクッとする。

ヒメカ:「うわぁ……怖い顔してるよ……」

ヒメカは苦笑いをする。時雄も戸惑いの表情を浮かべる。

時雄:「お、おい!なんか雰囲気が変わってないか?」

かぐやは答えずじっと時雄を見つめる。

かぐや:「さあ、始めましょう!」

そう言うと同時に突進してきた。


ヒメカ:「お兄ちゃん!避けて!」

ヒメカは叫ぶ。時雄は咄嵯に飛び退く。すると次の瞬間には目の前に拳が迫っていた。

時雄:「なっ!」

間一髪のところでかわすことができたが肩を掴まれたと思った瞬間肩関節を外されてしまった。

とんでもない激痛が時雄を襲う。その勢いで倒れてしまい、そのまま顎と頭蓋骨を砕かれ無念の失神を迎えた。

かぐや:「油断大敵よ。簡単に隙を見せるからこうなるのよ」

時雄:「うぅ……」

ヒメカ:「お兄ちゃん!しっかりして!」

ヒメカは駆け寄り膝枕で介抱する」

時雄:「ヒメカちゃんは優しいなぁ」

かぐや:「甘えんじゃないの!」

かぐやは再び攻撃態勢に入る。

かぐや:「安心なさい。これで終わりにするわ」

ヒメカ:「お姉ちゃん。あんまりやり過ぎないでね」

かぐやは手刀を作り、それで時雄を斬り付けた。しかし、それは寸止めだった。

時雄:「ハッ!」

時雄は一瞬にして倒れ込んだ。かぐやはその体を抱きかかえる。その顔はとても慈愛に満ち溢れているものだった。

かぐや:「よく頑張ったわね……」


かぐやが時雄の怪我を治癒魔法で直している

ヒメカ:「お兄ちゃん、大丈夫?」

時雄はまだ意識を取り戻していないようだった。かぐやはしばらく沈黙していたがやがて口を開く。

かぐや:「正直言って、あなたは才能があるわ」

時雄は驚いた様子で目を見開く。ヒメカも意外そうな表情を浮かべている。かぐやは続ける。

かぐや:「でもね。あなたはまだまだ未熟よ。もっと努力しなければいけないわ」

時雄はうつむいてしまう。かぐやは優しく語りかけた。

かぐや:「落ち込まないで。これからどんどん強くなっていくのよ。だから安心してね」

時雄:「うん……」

かぐや:「さあ、そろそろ起きられるかしら?」

時雄:「いや、もうちょっとこのヒメカちゃん特製膝枕のぬくもりを味わいたいです。」



かぐや:「なによそれ!」

かぐやは怒り出してしまった。

時雄:「わ、悪かったよ。冗談だよ。すぐに起きるからさ」

時雄は慌てて立ち上がった。そして大きく伸びをする。ヒメカが時雄の傍に来て彼の服についた土埃を払ってくれる。

ヒメカ:「大丈夫だった?」

時雄:「ああ、何とかな」

ヒメカ:「良かった。今日はもうこの辺にしてお風呂に一緒に入ろ!背中流してあげるね」


時雄:「なっ?///」

ヒメカ:「イヤなの?」

時雄:「い、いや、そういう訳ではないんだけど……///」

かぐや:「なによ?急にモジモジしだして、ヒメカちゃんお得意の冗談に決まってるでしょ。ほらヒメカちゃんもいい加減にしようね」

眉間にしわをよせこめかみがぴくぴくしだした。

ヒメカ:「い、いやだなぁ、お兄ちゃん冗談だよ。ホントだよ」

ヒメカは少し拗ねた表情になった。

かぐや:「ほんとにこのエロガッパは…」


かぐや:「本当にしょうがないわね。ヒメカちゃん、私も一緒に入るから案内してくれる?」

ヒメカ:「やったー!ありがとう、お姉ちゃん!」

時雄:「俺も入るのか?三人で?」

ヒロインのフックがこめかみに直撃。またもや失神

かぐや:「馬鹿な事言ってると殴るわよ!」

ヒメカ:「お姉ちゃん!もう殴ってるって…」


時雄:「すみませんでした……」


そして三人でお風呂へ行き時雄は一人で入っていたが女湯を想像し妄想していたら突然

「閉じろ!懲罰房!」と叫ばれ時雄は閉じ込められてしまう。

かぐや:「へんな想像やめなさい!こっちにまでへんな意識伝わってきて気持ち悪いでしょ!反省してなさい」と怒号が聞こえた。仕方なしに出てきて部屋に戻り落ち込んでいた。

ヒメカ:「お兄ちゃん……」

時雄:「ヒメカちゃん、ちょっと慰めてくれないか……」


ヒメカは時雄に近づきそっと頭を撫でる。

ヒメカ:「よしよし。お兄ちゃんは良い子だね」

かぐや:「な、なによその態度は!」

時雄:「お前こそヒメカちゃんを独占しやがって!羨ましいだろうが!」


かぐや:「な、なんですって!このエロガッパ!」

二人が喧嘩を始めたのでヒメカは二人を宥めた。

ヒメカ:「まあまあ、二人とも落ち着いて、お兄ちゃんはエッチな事考えてばっかりで全然話聞いてくれないんだから」

時雄:「そ、それは……」

ヒメカはジト目で睨みつけると時雄はシュンとしてしまう。

ヒメカ:「とにかく、喧嘩は良くないよ?仲良くしようね?」

時雄:「う、うん……」

かぐや:「わ、わかったわよ……」

ヒメカ:「うん、いい子達だね。それじゃあ私は戻るね。おやすみなさい」

ヒメカと一緒にかぐやも戻っていった。


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