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剣と魔法の世界編⑥

翌朝の冒険者ギルドで事件が起きた。掲示板に貼られた緊急依頼を見て時雄は硬直した。

《依頼:ダンジョン“蒼月の祠”深層にて異常反応検出

 推定戦力:古代竜クラス

 参加要件:A級以上冒険者パーティ限定》


「これって……」アンナが依頼書を覗き込む。「古代竜!? お姉さまの封印魔法でも抑え込めるかどうか……」


エレナが青ざめる一方、かぐやは静かに依頼書を剥ぎ取った。

「受けましょう」

「でもかぐやちゃん!」時雄が抗議しようとするが、かぐやの指が唇に触れる。

依頼を受けダンジョンへ到着

かぐや:「面倒なので最短ルートで行きましょ!」

そういいながら手のひらからエネルギー派を繰り出し目の前の壁を吹き飛ばした。

かぐや:「透視能力を使えばどこに何があるか丸わかり♡」と言いながら中へ入っていった

時雄:「おいおい、大丈夫かよ、何かいろんな意味でめちゃくちゃやってねーか?」と困惑気味

で言った


そのあとすぐダンジョンの中の一番奥の部屋へと着いた。

途中まで進んだら今度は地面に向かってエネルギー派を放ち階層を突き破って最深部まで大穴が開いた。

時雄:「なんだこれ?もう迷宮の意味ねーじゃん…‥」

エレナ:「‥‥」むちゃっぷりに言葉が出ない。


しかしその姿に惹かれてしまっている。

かぐや:「時雄が遅いから助けてあげたのよ!」

時雄:「余計なお世話だ!」

かぐや:「まあまあ、とりあえずお礼くらい言ってよね!」

時雄:「ああ、ありがとうな!」

かぐや:「どういたしまして!」


そう言っている間に大穴は埋まっていった。

そして目の前の巨大な扉が開き中から一体のドラゴンが現れた!相対すると突然炎の攻撃が来たがバリアを張ってエレナ達を守る。

「グルル……」

かぐや:「あら、いらっしゃい」

時雄:「おい!冗談じゃねえぞ!俺もちょっと練習を…」と言いながら殲滅弾を放つ。

だが、まだ制御不足でドラゴンもろとも当たり一面吹き飛ばしダンジョンの面影すらなくなった。

かぐや:「またー、だからあんたは出しゃばらないでって言ってるの。あんたがやると戦い以前に後始末が面倒なんだから」

エレナ:「はじめて時雄さんが戦ってるの見たけど…これでレベル1て‥」目を白黒させて放心状態。

呆然としながら思わず「すごい……」と呟いた。


時雄:「ふっ、エレナの前でいいとこ見せれてよかったぜ」

アンナ:「えっと……もしかして私たち邪魔でした?」

時雄:「いやいやいや違うってば!」

アンナ:「ですよね!」

かぐや:「何二人してはしゃいでるのよ? とにかくこれで依頼完了よね?帰るわよ!」


その時突然「お前らいいかげんにしろよな!」と叫び声が聞こえ空中に一人の少年が現れた。

時雄:「うおーびっくりした。この坊主敵か?」と身構える。

かぐや:「いや、ちょっと待って様子がおかしいわ」


カミル「無礼者!わが名はカミル。何が坊主じゃ!これでも数千年も生きており貴様よりずっと年上だぞ!」


アンナ:「数千年も生きてる?神様なのかしら?」「神様っぽいけどなんでこんな所にいるのかしら?」

エレナ:「ひぃぃぃ、怖いよぉぉ」

時雄:「まあ、落ち着けって。どう見ても神様には見えねーな。せいぜい12,3才だろ?この体格だと」

カミル:「だまれ!貴様のような低能に何がわかる!私は神界で最も偉大な存在なのだ!」


かぐや:「まあまあ、落ち着いて。ここは私たちの星じゃないの。地球じゃないのよ!ちょっと冷静になって考えなさい」

カミル:「なんだと!? わかるか!私は忙しいのだ! こんなところで遊んでいる暇はない!」

かぐや:「まあ、落ち着きなさいって」


時雄:「おいおい、お前は何言ってんだ?ここは神界じゃなくて地球だぜ?」

カミル:「だからそんなこと知ってるわ!ワシはクリエイター、簡単に言えばこの世界の創造主だ!」



時雄:「へぇー、そうか、大変だな」


エレナ:「あの、もしかして創造主さまって、この世界を創った方なんでしょうか? え? この人が?」

カミル:「そうだよ。私は神様だ!」

エレナ:「えぇ、そうだったんですね……」

アンナ:「ちょっと待ってください。あなたが神様なのだとしたら、どうしてこんなところにいるんですか?」

かぐや:「そうよ。いくら神様でもこんなことしたら許されないわよ?」

カミル:「だまれ!貴様らわしの作ったこの世界でルールや常識を無視して好き放題やり追って」

「例えていうならドラクエ世界でmaxレベル99しかない世界でお前らは裏技使って『私のレベルは53万です』って言いながら無双してる状態なんだぞ!」



「しかもワシがこのダンジョンを作って住まわせていたドラゴンを簡単に殺しよって、だからドラゴンには古代竜クラスの魔物って注意書きをしておいたのに」

「他にもこの世界で禁止されている破壊行動をして世界を荒らしている!」


時雄:「なんだそれ? 俺たちが悪いのか?」

アンナ:「そんなことないですよ」

かぐや:「そうよ! 人聞き悪いわね! どこが荒らしてるっていうのよ!」

エレナ:「うぅ……、ごめんなさい。私達悪気はなかったんです。でも本当にごめんなさい」

アンナ:「謝る必要なんて無いわよ!」


時雄:「謝る必要ねーよな?」

カミル:「特に時雄とやらは地獄界でもルール無視して暴れまわってその世界の神にも怒られて閉じ込められてただろうが!」

時雄「げ!なぜそのことを?」


カミル:「お前らの目的は階段上る事だろうが!とっとと空間移動で階段に行きとっとと上って行くものと思って放置してたが何を遊んでるのだ?」


「かぐやよお前の力なら時間も操りワープも自在で時間を逆行したりもできるだろう?」

時雄:「何!?そんな事ができるのか!」

アンナ:「本当ですか?」

エレナ:「すごい……」

アンナ:「それは本当ですか!?」

時雄:「さっさと上がって行ってもらいたいもんだぜ」

かぐや:「そうね……確かに言われてみればその通りだわ」


カミル:「ところで時雄とやらお前がやったあれ、『神の雷』の上位互換だな」

「普通神の雷は雷系統の最高の技で神の階段を10段ぐらい上ると使えるようになるものなんだが」

「神人界隈でも噂だがまさにチート級の強さじゃの。他は全然だめだが」

「しかし問題はその力を抑えられんことだな。原因は基礎能力が低すぎるからじゃ。修羅の国で基礎作りをやったようじゃがあれではだめだ。神人能力を使いながらやってはほとんど意味はない。まあ、考え方は正しいがな」


時雄「じゃあ、どうやったらいいのですか?それに今は階段の事を忘れてこの世界をもっと楽しみたいです」

カミル「ほう。この世界が楽しいと。おお、そうかそうか」となぜかご満足。

カミル:「じゃったら、この腕輪をつけてもらう。そうすれば神力は封じられ普通の人間の様にレベル上げもできるようになる」


「これを使いこなしたら次にステップアップのアイテムをあげるよ」といいながら腕輪を投げてきた。

時雄:「これをつけたら力を封じられるって本当か?」

かぐや:「多分、本当だと思うわ」

アンナ:「ちょっと!信じちゃ駄目よ!」

エレナ:「怖いよぉ」


時雄:「いや、でもつけてみようかな?」


アンナ:「え?マジですか?」

エレナ:「私もつけてみたいです!」

アンナ:「いやいやいや、危ないからやめときましょう!」

時雄:「いいだろ? 俺は騙されても構わないぜ」

カミル:「ただ人間としての肉体は弱すぎる。ヒメカさんに頼んでおいたから前の世界にもどりかぐやとやらの指導の下しっかり鍛え直してもらってこい!」


時雄:「え!?そうなの?ってことは俺はドルアーガの塔にもどって神力を封じられると?」

カミル:「嫌なら別にいいが?このままだと力が暴走して世界を消滅させてしまうぞ!」

かぐや:「私も同意見だわ。ビシバシ、ヒメカちゃんと一緒になって鍛え直すわよー」

時雄「いや、待てって‥、あ、でもヒメカちゃんにまた会えるのも‥ウフフ♡」

かぐや:「またあなたは。そんな妄想ばかり!」


かぐや:「しかし時雄は女の子には本当弱いわね。でもそうね。一度もどって訓練し直して時雄自身がしっかりしてから世界旅行を再開しましょう。その方が時雄も楽しめるでしょ?」


時雄:「そうだな、よし!そうしよう!」


アンナ:「でも本当に大丈夫なんですか?心配だな……」

エレナ:「うぅ、私も不安です……」

アンナ:「そうですよね……私も一緒に行きます!」

かぐや:「え? あなたも?」

アンナ:「はい!」

エレナ:「私もついていきます」

かぐや:「駄目よ!あそこは神の領域よ!エレナ達には行けないの」

カミル:「だいじょうぶじゃよ。修行が終われば今のこの時間、この場所へ戻すから娘っ子からみればホンの一瞬じゃ」

かぐや:「アンナちゃん、エレナちゃん、別れは数秒だけど行ってくるわね」


時雄:「じゃあな、また後で!」

そう言って不思議な国へワープした。


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