剣と魔法の世界編③
ちなみに今の俺たちのランクはFなので雑用係が多いとのことだった。
時雄:「なるほど。つまりかぐやちゃんはCなのパーティーランクがFって事は俺が未熟者に見られてるってことか」
かぐや:「そういうことよ。だからあまり調子に乗らないことね」
時雄:「はいはいわかってますよ。俺は地道に努力しますよ。でも自分のレベルを測りたいんだけどどこで測ってもらえばいいんだ?他の人は魔法で普通に見てるようだけど」
受付嬢:「レベルの測定は教会で行われています。料金は銀貨一枚です」
時雄:「高いなぁ。まぁ仕方ないか。それじゃあ行ってきます」
受付嬢:「行ってらっしゃいませ」
俺達は教会へ向かうことになった。途中でいろんな店を見て回りながら目的地を目指すことにした。道中でいくつかのお店に入ったりしたが、特に気になるものは見つからなかったのでそのまま教会へ向かうことになった。
教会につくと若いシスターさんが居たので声をかけてみることにする。すると案内役の人が出てきて奥の部屋へ案内された。
若いシスター:「ようこそお越しいただきました。私が担当させていただきます。私はミレイナといいます。よろしくお願いします」
ミレイナと言う女性は清楚な感じの人で年齢的には20代半ばくらいだろうか?とても親切そうな印象を受けた。
時雄:「初めまして、僕は時雄と言います。そして隣にいるのはかぐやちゃんです」
かぐや:「初めまして、よろしく」
ミレイナ:「こちらこそ宜しくお願いしますね。それでは早速始めましょうか。まず最初に自己紹介からさせて頂きますね。私の名前はミレイナとい
います。年齢は18歳です。趣味は読書で好きな食べ物は甘い物です。嫌いなものは辛い食べ物と虫ですね。特技はありませんけど体力には自信があります。性格は優しいと言われることが多いと思います。あとは……ええっと」
ミレイナが自己紹介をしている間に俺たちは椅子に座って待機していた。しばらくすると話し終えたようなので質問してみることにした。
時雄:「すみません、質問してもいいでしょうか?」
ミレイナ:「はい、なんでも聞いて下さい」
時雄:「まず最初にレベルについて教えてもらえますか?あとスキルとか魔法も知りたいのですが……」
ミレイナ:「はい、構いませんよ。まずレベルというのは強さの基準となるものです。レベルが上がればステータスも上がるので戦闘能力が高くなります。レベルの上限は人によって違います。平均的には99ぐらいだと思いますが中には100を超える方も稀にいますね。それからスキルについては武器や道具を使う技術のことです。例えば剣術なら剣を使った戦い方を覚えられるというような感じですね。他には魔法を使うための知識とか経験則とか色々ありますよ。ちなみに私は回復魔法が得意なんですよ!他にも攻撃系の魔法も使えますが回復の方が得意なんです。どうですか?凄いでしょ?」
そう言って自慢げに胸を張ってくるが身長が低いせいか威圧感は無い。むしろ可愛いと思った。
時雄:「はい、すごく参考になりました。ありがとうございます」
そう言って頭を下げると満足したように笑顔を見せてくれた。
そう言えばレベルを測るのに教会に来たんだった。
時雄:「その前にレベル測定お願いします」
ミレイナ:「わかりました。ではこちらにお乗りください」
そう言って指し示された台に乗ると身体がスキャンされていく感覚があった。
【名前】タキザワトキオ 【性別】オス 【職業】冒険者LV1
STR5 VIT5 DEX5 INT5 MND5
LUK30
HP25/25 MPなし
所持金 銅貨2枚
スキル なし
称号 なし
ミレイナ:「……はい、終わりましたよ」
そう言われて振り返るとミレイナさんが笑顔で待っていた。
ミレイナ:「それではお疲れ様でした」
時雄:「ありがとうございました、次にこちらのかぐやちゃんもお願いします」
そう言うとカグヤはスタスタと歩いて測定器の前に立った。
ミレイナ:「それでは始めますね」
カグヤが台の上に乗ると、またしても全身をスキャンされるような感覚があった。
【名前】カグヤ 【性別】メス 【職業】魔法剣士LV50 STR50 VIT50 DEX60 INT70 MND60 LUK100
HP25/25 MP20/20
スキル 剣術LV10 炎魔法LV2 氷結魔法LV3 土魔法LV3 神聖術LV1 回復魔法LV1 生産系スキル一通り 付与魔法
称号 選ばれし者 聖女
ミレイナ:「……終わったわ」
カグヤが無言で俺の方を見てきた。どうやら結果を見る前に終わったらしい。
俺は恐る恐るミレイナさんに尋ねた。
時雄:「あの、結果はどうなんでしょう?」
ミレイナ:「……かぐやさまはスキルは初級レベルなのにステータスは物凄く高いですね。平均的な冒険者よりかなり高いと思いますが‥時雄さまは‥少し申しにくいのですが‥私よりも‥その‥ステータスが低いようです…キャッ、言っちゃった」
時雄:「そうですか……」
ちょっとショックを受けていたので周りの音は聞こえない
時雄:「そうですか……」
時雄はがっくり肩を落とした。
ミレイナ:「あ、あのでもきっとまだ伸びしろはあると思いますよ!」
必死に慰めようとするが逆効果になっていることに気づいていない。
かぐや:「まあ、気にすんなって!どんまい!しかし、冒険者でもない女の子以下って笑えるわね」と大笑い
している。
時雄:「うるさい!笑うな!」
時雄は怒鳴った。
かぐや:「ごめんごめん。からかいすぎたわね」
ミレイナ:「あはは……」
ミレイナは苦笑いしていた。
時雄:「まあいいや。それでこれからどうするんだ?」
かぐや:「そうね。とりあえずギルドに行って依頼を受けましょうか」
そうして俺たちは教会を後にした。
冒険者ギルドに着くと早速依頼を受けることにした。受付嬢に話を聞くと現在は薬草採取とモンスター討伐があるようだ。
時雄:「じゃあまずは薬草集めから始めよう」
かぐや:「そうね。それが無難だと思うわ、それでは薬草集めでお願いします。」
受付嬢:「はい、分かりました。それではお気をつけて」
ギルドを出るとすぐに森の中に入った。しばらく歩くと目的の場所に着いた。そこにはたくさんの薬草が生えていたので手分けして採取することにした。1時間ほど作業を続けているとカゴいっぱいになったので街に戻ることにした。
ギルドに戻ると早速査定をしてもらった結果、全部で銅貨5枚になった。
受付嬢:「お疲れ様でした。こちら報酬になります」
そう言って渡された袋には5枚の銅貨が入っていた。
時雄:「マジかよ……これ全部もらえるのか?でも高いのか安いのか相場がわからんからなー」
かぐや:「そうね。まあこの辺りの物価なら十分だと思うわ」
受付嬢:「ありがとうございます。またのご利用をお待ちしています」
時雄:「ああ、また来るよ」
俺たちはギルドを出て宿に戻った。夕食を済ませた後、それぞれ部屋に戻って休むことにした。
翌朝、目が覚めるとすでに日が高く昇っていた。
時雄:「よく寝たな。さてと今日も頑張りますか」
そう言って準備を整えてから1階へ降りると既にかぐやが起きていて朝食を食べていた。
時雄:「おはよう」
かぐや:「おはよ。今日はどうするの?昨日みたいに薬草探しに行く?」
時雄:「そうだな……今日は護衛の依頼でもと思うんだがどう思う?」
かぐや:「いいんじゃない?ちょうどお金も欲しいし」
時雄:「そうか!じゃあ決まりだな!」
二人はギルドでへ行き依頼が来るのを待った。するとすぐに薬屋姉妹が現れて声をかけてきた。
なんでも薬草採取の護衛を頼みたいのだそうだ。




