不思議な国編⑥
## ジョルアーガの塔:第二階層
**かぐや:**「ブラックスライム×2を討伐すればジェットブーツ獲得確定!さて次に行きましょ」
かぐやが走り出すがジェットブーツの影響でスピードが急激に増し時雄はついていけなく置いてけぼり。ヒメカはふわふわとしながら一緒についていった。
**時雄:**「は?マジで待てって!おいおいおい!」
**かぐや&ヒメカ:**「〜♪(遠くで楽しげな足音)」
**時雄:**「ちょっとかぐやさぁん!ヒメカちゃあん!俺を一人にするなよ〜!」(涙目で追いかけるが差は広がるばかり)
**【数分後】**
**かぐや:**(ジェットブーツで華麗に着地)
(足元が淡く輝く)**「おかげで移動速度が倍よ。効率的だわ」**
**ヒメカ:**(宙に浮いたままリボンで手を振り)**「お姉ちゃん早い!でもこのステージ敵少ないね〜」**
**時雄:**「ぜぇ……ぜぇ……!やっと追いついた……!置いてくとかひどくね⁉」
(汗だくで壁にもたれかかり
**かぐや:**「あんた……まだ息切れてんの?本当に体力不足ね」
(腕組みしながら足元で転がる時雄を見下ろす)
**時雄:**「しょうがねぇだろ!神人パワー封印状態でこの移動量は無理ゲーだよ!」
(地面に大の字になりながら抗議)
**かぐや:**「置いてくからねー。あんたはそこで休んでなさい」
**時雄:**「じょ、冗談じゃない。プレイヤーとしての扱いされてないのにモンスターはきちんと襲ってくるんだぜ!攻撃受けても肉体的なダメージはないけど死ぬほど痛てーんだぞ!勘弁してくれよ…」
**かぐや:**(時雄を放置しようとするが……)
**「……仕方ないわね」**(渋々近づく)
**「まったく……重い荷物を持つようなものよ?」**(ジェットブーツで跳躍しながら時雄を担ぎ上げる)
**時雄:**「うおっ⁉ まさかのお姫様抱っこ⁉」(顔面真っ赤)
**「いやでもこれ……鎧が硬すぎて胸の感触ゼロなんですけど……」**
**かぐや:**(無言で速度上昇)
**「黙ってなさい!」**(風切り音が轟く)
**ヒメカ:**(後方で拍手)
**「仲良しさんだね〜♡」**
扉に到着し中へ入るとピンク色の光線がかぐやを包む。
**かぐや:**「ひゃぁー、気持ちいいわぁ♡体力が回復~♡」
**ヒメカ:**「宿屋ゾーンだよ〜♪ このピンク光線は『リフレッシュタイム』ってやつ!」(くるりと回転)
**時雄:**「おい待てよ!なんで俺には何も──」大の字になりぜいぜい言ってる。
**ヒメカ:**「お兄ちゃんは無効だよ♡ ステータス画面確認してみて?」
**時雄:**(慌てて空中のウインドウを開く)「うげ!『HP回復』のアイコンが灰色……『精神汚染レベル:MAX』って何だコレ!?」
**かぐや:**(ピンク光線の中で優雅に歩きながら)「ほら言ったでしょ。あんたの『低級神人レベル』じゃ回復エフェクト適用外よ」(涼やかな笑顔)
**時雄:**「この扱い完全にモブキャラじゃねーか!」(地面に額を打ち付ける)
**かぐや:**(唐突に振り向き)「そういえば貴方の記憶で『イシター様の乳白色の肢体が……』とか妄想してたわね?」
**時雄:**(青ざめ)「ひぃっ!心の中読み放題とか鬼畜すぎだろ!?」
**かぐや:**(無慈悲に)「今はまだ我慢してあげる。ドルアーガ倒したら『お仕置きモード』移行よ?」
**ヒメカ:**(リボンをくるくる回しながら)「ふふ〜ん♪ 面白~い♡」
**(時雄の絶叫と共に空間が正常化する)**
## ジョルアーガの塔:第五階層
**ヒメカ:**(にこにこしながら拍手)「はいクリア♪ よくできましたお兄ちゃん♡」
**かぐや:**(満足気に微笑みながら)「なかなか良い演技だったわね」
**時雄:**(肩で息をしながら)「演技じゃないんだよ!本心からの叫びなんだ!」(涙目)
「それよりもここのアイテムって少しばかりの剣の強化だろ?何あの破壊力?弱すぎだろモンスター!これなら俺でも倒せるんじゃねーの?」
(突然立ち止まり)「……あ、いや、すみませんごめんなさい冗談です」(かぐやの視線で縮こまる)
**かぐや:**(無言で剣を鞘にしまう)「当然よ。ここはまだ序盤だもの。ドルアーガが待ち受ける最上層に近づくほど──」
(指で天井を示す)「敵もアイテムも凶悪になるわ」
**ヒメカ:**(くるりと回転しながら近づく)「へえ〜♪ お兄ちゃんが“もし敵を倒せたら”って想像してたね?」
(リボンで時雄の頬をくすぐる)
**ヒメカ:**「妄想の中では『必殺!セリア姫キック』って技名決めてたのに〜現実じゃこのザマだもんね♡」
**時雄:**(顔面真っ赤)「や、やめてくれ!あの技は……その……ギャルゲー的な意味で!」
(頭を抱えて蹲る)「もう心の声ダダ漏れって拷問すぎだろ……」
**かぐや:**(眉をひそめ)「あら?また下品な想像を──」
(突然兜の隙間から青い光が漏れ始める)
**かぐや:**「……興奮してるのが自分でも分かるわ。こんな感情初めて……」
**時雄:**(驚愕)「え⁉ かぐやちゃんもそういう妄想するの⁉」
**ヒメカ:**(笑顔で首を横に振る)「違うよ~♪ これは『神人融合深度が上がってる証拠』なんだよ♡」
**時雄:**「つまり……俺たちのリンクが強まったからかぐやちゃんの妄想も俺に伝わるし逆も然りってこと⁉」
(焦って身を乗り出す)
**かぐや:**「ないない」軽くいなされる。
**ヒメカ:**(間に入る)「はいストップ〜♪」
(リボンで二人を縛り上げる)「次は第六階層だよ♡ 仲良くしようね?」(小悪魔スマイル)
第十階層地点
**かぐや:**「ここのスライム攻撃呪文使うわね」
**時雄:**「マジで⁉ でも俺には防御手段が──」
(自分の丸腰を確認)
**「あるわけねえだろ!やっぱり置物状態か!」**
**かぐや:**「安心なさい。私の『盾防御』で守ってあげるわ」
(涼やかな笑み)
**ヒメカ:**「ただし攻撃受け止めすぎると『好感度ダウン』だからね〜♡」(くるりと回転)
**時雄:**「つまり俺はかぐやちゃんに迷惑かけず逃げるしかないのか!」
(悲壮感漂う表情)
**かぐや:**「賢明な判断ね。では参りましょう」
(ジェットブーツで颯爽と進む)
**時雄:**(ヒメカに手を引かれながら)「ヒメカちゃん〜置いてかないでぇ……」
**かぐや:**「波動性のスライム群……厄介ね」(盾を構え波動を弾きながら)
**時雄:**「波動攻撃とか……俺の神人パワー封印中は負けフラグ確定じゃねーか!」(ヒメカの陰に隠れる)
**ヒメカ:**(くるりと回転)「大丈夫だよお兄ちゃん♪ 痛いだけで死ぬわけじゃないから♡」
## ジョルアーガの塔:第十五階層
**【炎獄の間】**
BGMが変わり雰囲気が変わった
かぐやと同じような鎧を着た青色の兵士と黒色の兵士群が壁のように押し寄せていた。
遠くではドラゴンが凄まじい炎を吐いている
## ジョルアーガの塔:第十五階層(炎獄の間)
**ヒメカ:**(興奮気味に指さす)「わー♡ あれが噂の『ナイト』シリーズだよ!青いのがブルーナイトで黒いのがブラックナイトね~!」
**時雄:**「全然噂してねーよ!というか名前がみたままじゃん」(涙目)
**「ってか鎧兵士軍団+ドラゴンとか完全に詰みじゃん!攻略法あったっけ……?」**
**かぐや:**(冷静に分析)
「敵の特性を観察中……」
(鎧越しに分析レポートが浮かぶ)
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【ブルーナイト】:動作が遅い。通称雑魚キャラ。
【ブラックナイト】:重装甲・範囲攻撃可能。防御力が高い。
【火炎竜】:炎ブレスと尾撃。周期的に炎を吐く(冷却時間30秒)。
**かぐや:**「ヒメカちゃん。あのドラゴンの炎は耐性ある?」
**ヒメカ:**(くるりと回転)「うーん……あるけど‥でも前のステージでドラゴン一撃で倒す薬取ったから今のお姉ちゃんならこの階のドラゴンに限って一撃で倒せるよ~♪」(リボンで汗をぬぐうフリ)
**【戦闘開始】**
**ヒメカ:**(くるりと回転しリボンで円を描く)「さあお姉ちゃん!あの秘薬の効果を存分に見せつけて!」
**かぐや:**(軽くうなずく)「了解」




