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適当作品1 『階』  作者: ミゼットくん
偽りの神編
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サングラスの効果

###時間は少し遡り時雄の場面

偽りの神を見つけるべくとりあえず近くの役所へ行きミリアから受け取ったサングラスをかけて役所内を探索中。

「(うーん、少しは手がかりが掴めるかなとも思ったんだが…全然いねーよな)」とキョロキョロしながら歩き回っている。ロビー中央にいる受付のお姉さんに近づき

「すみません、ちょっとお尋ねしたいんですが‥」と声をかける。

「はい?なんでしょう?」と対応してくれた。

「この町の人口はどれくらいなんでしょうか?」と訪ねてみた。

「はい、この街の住人は約50万人ぐらいですね」と答えてくれた。

「へー、結構いるんですね」と感心する。

「どういったご要件でいらしたのでしょうか?よろしければその部署までご案内いたしますが。」

「(えっと、困ったな。要件なんてないぞ‥)」ともっともらしい用事がないか考えてる。

そして「(ん~、これだ!)」と閃いた。

「えっとですね。市内の総合体育館にあるトレーニングルームを使いたいなと思ってその許可をもらいに来たんですけど」


「(これで、嘘は言っていない‥ハズ)」と思いながら答える。


「わかりました。それでは、ご案内いたしますので付いて来ていただけますか?こちらへどうぞ」と言われたので「はい、ありがとうございます」とお礼を言いながら一緒に歩き始めた。

「(それにしても50万か‥結構多いな。一応この町全体を回る予定だが一日で終わるもんなのかねぇ‥)」と考え事をしながら歩いているうちに目的の場所にたどり着いたようだ。


「こちらが申請書となります。こちらの用紙に必要事項をご記入ください」と渡された。

「えっと‥ここで書いて良いんですね?」と念のため確認すると

「はい、ここで書いていただいて結構です」と答えてくれたので名前など記入して提出した。

「はい、確かにいただきました。予定日は?」と聞かれる。

「(やべっ!そこまで考えてなかったわ)」と焦りが走る。

適当に答えても良かったのだが嘘をつくとバレる可能性があるので正直に「あの‥まだ決めてないんですけど‥」と答えた。

「そうですか。では、決まり次第また来てくれれば結構ですよ」と言われてほっとした。

「あ、ありがとうございます。助かります」と答えてから「それではこれで失礼しますね」と言い残して席を立った。

出口に向かう途中「そういえば、市の職員さんって何人くらいいるんですかね?」と受付嬢に話しかける。

「そうですね‥人数で言えば多分1000人から2000人位だと思います」と教えてくれた。「そうなんですか。意外と少ないんですね」と返すと

「はい、ですが公務員という職種上、選考基準が厳しいのでどうしても少なくなりますね」と言われた。

「なるほど、確かに厳しいですね」と納得する。少し庁舎を見学したいと言って庁舎内を歩き回る事にした。

センサー付きサングラスをかけ歩いているとふと通信機が震えているのに気づきポケットから取り出した。

通信が入ってるようだ。表示された名前を見てみると高柳からだった。

「(おかしいな?電源は切っておいたんだけどな…。しかしまいったな。出たくはないけど…出ないわけにもいかんか‥)」と仕方なく通話ボタンを押し耳に当てる。

「あっ、やっと出た!電源切ったまま連絡もよこさず何やってるのよ!心配してたんだから!」かなりお怒りの様子だ。

「えっと、あの‥あ、ヤバい、今ちょっと戦闘中なんだ!また後でな!」と言いながら通信機を床に叩きつけさらに上から体重を乗せ肘を打ち込んで粉々に破壊してしまった。

「(ふう、これで良し。一定時間が来たら電源が自動的に入って場所を特定できる電波を発信するの忘れてたぜ‥。とりあえず戦闘に巻き込まれて壊れたって演出してみたがごまかせたかな?)」

と壊した通信機を踏み潰して確認する。

「よしっ、大丈夫そうだな。」と気を取り直して再び歩き出した。


一方、高柳側#####

「あっ、突然切りやがった!」と思い再び掛けなおすが繋がらない。どうやら相手側の通信機が故障したようだ

「どうかしたの?」天川が尋ねてきた。

「あいつの通信機壊れたみたいだ。突然切れちゃった。」

「なんか、タイミング良すぎない?」

「そうだよねー。絶対これわざとだよね。私達を抜け者にするつもりね!」握りしめた拳が小刻みに震える。

相当腹を立ててるようだ。

天川は冷静に状況を整理している。

「おそらく、偽りの神の情報を入手したんだと思う」

「どういうこと?」

「それは解らないけど…きっと危険だと思って高柳さんを巻き込まないようにとの彼なりの配慮でしょうね」

「そんな‥私が迷惑がかかるとでも思ってるのかしら。これでも少佐ですよ私。訓練もちゃんとしてるし充分戦えます」とむくれている。

「うん、でもそれが彼の性格だと思う。そこは私たちが納得しないと」

「うん、そうね。納得するしかないよね‥。って納得できるかーーー。こんな楽しそうな事を。危険だからって言うのもあたってるんでしょうけど絶対邪魔者扱いにしてるわね。いいわ、とりあえず居場所だけは確認できたから行ってみましょ!」と言いながら背筋を伸ばし立ち上がった。

続いて天川も立ち上がる。

そして二人は時雄の元へと向かって行った。



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