女だけの世界43
「お兄様、気持ち良いですわ」
「ああ、私もだよ」
「僕も」
「私もー」
「気持ちいいよー」と言ってる。寿命は長いのに老けてしまったように見え哀れさを感じさせる。
「もうダメです、許してください」と懇願するも
「大丈夫!私がいますから」「私達が支えてあげますわ」
「まだまだイケますわよね!」「頑張ってくださーい」
と励ます。
「ダメ、もう無理‥死ぬ」
「弱音吐かないで、ほら、もっと強く突きなさい!」
「ああ、わかりました。じゃあ全力で行きます」
「いくぞー!!」
「おー!」
「はぁ‥はぁ‥無理‥ごめんなさい‥」
「何寝てるの!さっさと起きなさい!」
「ほら、男なら頑張って!」
「次は私の番だから早くして下さいまし!」
「ああ、はい」
ゼノン:「勘弁してくれ‥死んでしまう」
アベル:「もう無理‥もうやめ‥」
ルシ:「許して‥俺もう死ぬから‥」
かぐや:「まあ、頑張ってね。応援してるから!」
男達の悲痛な叫びは彼女には届かない‥。
その後山の跡地は地盤が固く地下からは珍しい鉱物資源が取れることもわかり次第に人が住むようになり町ができた。そしてインフラも整っていき町は発展していく。町の名は『かぐや女神国』となずけられた。
そして立派な城が作られて城の女王としてエマが即位した。そして王宮にはかぐや、羅夢、エマの銅像が置かれることになる。だがそれはもう10年程度先の話となる。
山がなくなった一か月後、かぐや達は王宮に招かれた。そこにはアリアとエマがいた。
エマ:「かぐや様達がまだこの世界に留まっていてくれた事に感謝します。」
羅夢:「別にやることはなかったんだけどな。こいつが遊び呆けていただけなんだが。なんせ金貨をあれだけ貰ったらはしゃいじゃって」とかぐやをみた。
かぐやは無視し素知らぬ顔。
アリア:「それはそうとお前達に頼みたいことがあるのだが‥」
かぐや:「嫌です!」即答する。
羅夢:「おい、まだ話聞いてないだろ!失礼じゃないのか?」
かぐや:「だって、絶対また面倒事じゃないのよ、わかってるし」
エマ:「あの‥お願いしたいのは、山の跡地に国を作りたいのです」
かぐや:「なんでそれを私達に頼むの?」
エマ:「いや、国作りは民に仕事を与え経済を回すためにも自力で行うつもりですが」
かぐや:「…?じゃあ‥」
エマ:「町の名をかぐや様の名前にしたいとも思っているので銅像を作らせていただきたいのです。そのモデルをお願いしたいという訳なのですが」
かぐや:「ん~、まあ、いいんじゃない」
羅夢:「いいのかよ?勝手に決められてるぞ?」
かぐや:「別にいいわよ。好きにしたら」
アリア:「そう言ってもらえるとありがたい。では早速写真を撮ります。ポーズをお願いします」とカメラを取り出した。
かぐや:「了解しました」と言ってポーズを決めていく。前から後ろからと全体図を撮りまくっていく。
カシャリ、カシャ、カシャ
次々と写真を撮り最後には三人で一緒に撮影をした。それから型を作り完成したものが送られてくるとの事。
エマ:「今日はわざわざ来ていただいてありがとうございました」
羅夢:「私のはないのかよ!」少し不満気味。自分が銅像になることを楽しみにしていたみたいだ。
かぐや:「まあ、いいじゃない。私の銅像があるんだから十分でしょ」
エマ:「私の物も隣に置かせていただく予定です」
羅夢:「だったら私もいなきゃおかしいだろ!絶対!」と駄々をこねた。
だがエマは淡々と説明を続ける。
エマ:「確かに羅夢さんの功績もありますけど、一番の立役者はやはりかぐや様ですので今回は主役はかぐや様になってしまいます」
羅夢:「やだやだやだ!」うるさくなって来た
エマ:「解りました。はぁー」しぶしぶ承諾した。
羅夢はそれを聞き、ポーズを決めている。やたら悩殺的なポーズが多い。
モデル気分なのか?
エマ:「では、これで終わりです」
羅夢:「もっと写真を撮れ!」まだ言い足りないらしい。
エマ:「いや、もうこれで終わりですので」
羅夢:「え?まじで?まだ足りないんだけど」と不満げだが
エマ:「大丈夫です。しっかり型をとりますから。安心してください」と言って型とり用の石膏を用意した。
羅夢:「なんだ?それ?なんか手袋みたいだな‥」
エマ:「いえ、これは型を作るためのものです。これをかぶせて後は乾燥させて外せば出来上がりです」と言って羅夢の手にはめていく。
「よし、では乾くまでしばらく待ちましょう。ちなみにこの白いのは石膏といって乾燥すると石みたいに硬くなります」
羅夢:「へぇー便利な道具だなぁ」感心している。
エマ:「これが固まってから外すと綺麗に取れるんですよ」
羅夢:「なるほどね。すごいな」と素直に関心してる。
エマ:「まあ、時間かかりますけど」そう言って待つ事しばし……
完全に乾燥したものを外し形が出来上がっていた。次はこれを使って木彫りの人形を作りそれを石膏でコピーして型を取ります。
完成図はこんな感じになると思います」とデザイン画を見せてくれた。
かぐや:「まあ、普通の銅像よね?」
エマ:「はい、普通のものです」と答えた。
かぐや:「私のものはあれでいいの?セクシー過ぎじゃないの?」
とセクシーな服装でポーズを決めたかぐや像のデザイン画を見せられる。
羅夢:「いいじゃん!それで!最高!」と喜ぶ羅夢。
エマ:「はい、どうぞご確認くださいませ」
と渡された書類を見るとそこには
かぐや像:神々しい雰囲気を持つがスタイル抜群な美しい女性像。ローブを着ており露出度が高い。髪は金色で長く風になびいてる感じ。手には杖を持ち優雅な雰囲気の女神像となっている。
羅夢像:堂々とした立ち姿で背中に翼があり剣を構えている勇ましい戦女神といった感じである。
エマ:「こんな感じになっております」と説明を受けた。
かぐや:「わかったわ。これで作ってくれていいから」
その後、宴が開かれた。‥がルシがいないのが気になる。とはいえ女性ばかりの宴に顔を出すのは騒ぎの元になるのは目に見えて解るのでまあ当然と言えば当然か。しかし気になるので聞いてみた。
かぐや:「そういえば旦那さまは元気かしら。姿を見かけないけど?」
エマ:「ああ、ルシならあんまりいう事を聞かないのでちょっと軽いお仕置きを‥」
羅夢:「やっぱりか、しかし何をやらしたんだ?」
エマ:「私が求めてるのに疲れてるふりばかりするんですよ。ありえなくないですか?」
と不満気味。
羅夢:「まあ、確かに‥それについては同意できるが‥ちょっとやりすぎな気が‥」
エマ:「そんなことありませんよ。ちゃんと休憩も入れています」と反論。
羅夢:「なんか、拷問に近いな‥」と呆れ顔。
エマ:「では、これ以上は何も言いませんよ」
と返す。羅夢:「そうだな。それにしてもよく飽きずに‥」
と感心してる。エマ:「飽きませんよ。だって好きな人と一緒にいられるんですから」と笑顔で語った。
羅夢:「そうか‥、まあそれならいいか」
と納得する。
かぐや:「それで、お仕置きは具体的には何を?」
エマ:「最初はベッドの上で動けないようにして私が上から‥ってやりましたけど効果が薄いようで‥今は体中に拘束具を付けた状態で吊るして鞭打ちとか電気ショックとかを試みてます‥」
と悲しそうに言った。
かぐや:「うわ、結構やばい事してんだ‥」と引き気味になる。
羅夢:「それでルシの奴が大人しくなっちゃったと‥」と理解する。
エマ:「はい、最近はすっかり私の言う事を聞くようになってくれました」
かぐや:「なんかかわいそう‥」
エマ:「そんな事はありません!いう事を聞かない彼が悪いんです!」とムスッとした。
羅夢:「まあ、そうだな」と相槌を打つ。
エマ:「では私はこれで失礼します。かぐや様、羅夢様、ありがとうございました。お帰りはどちらからお帰りですか?」と尋ねてきた。
かぐや:「どうする?しばらくここに滞在してのんびりするのもいいし」と悩む。
羅夢:「そうだなぁ。じゃあ明日オリンピアの方まで行くとするか」と提案した。
エマ:「わかりました。ではまた機会がありましたらお越し下さい」
と言って退出していった。




