表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
適当作品1 『階』  作者: ミゼットくん
女だけの世界 惑星タウリ編
PR
112/122

女だけの世界40

「あら、こんにちは。旅の方々?」


かぐや:「ええ、そうですけど、どちらさまでしょう?」


「私はこの国の姫のエマと申します。よろしくお願いいたします」


羅夢:「姫!?」

エマ:「はい、そうですよ」

かぐや:「こんなところで何をされているのですか?」


エマ:「ちょっと気晴らしに散歩をしておりましたの。ところでお二人はどうしてこちらへ?」


かぐや:「それが……」これまでの事を話す

エマ:「そうだったのですか……それは大変でしたね。ですが、もう安心です!」


かぐや:「えっ!どうしてでしょうか?」


エマ:「私はラグナロク神聖王国の第十三王女なのです!」


羅夢:「マジか!?」


エマ:「ええ、本当ですよ」

かぐや:「そうでしたの……、お恥ずかしいところをお見せしてしまって申し訳ないです」

エマ:「いえ、気にしないで下さい。困っている方を見捨てたりしたら女神に怒られてしまいますから」


羅夢:「女神?」


エマ:「はい、この国の守護神様です。その方のお告げにより私はここに参ったのです」


羅夢:「そうなんだ……(でも、もしかしたら)」


かぐや:「やはり、姫様でもロッドの事をご存知ないのでしょうか?」


エマ:「ロッドというのはなんですか?」


かぐや:「えっと、……いえ、やっぱり何でもないです……」

エマ:「そうですか……あっ、そう言えば私、あなた方にお願いがあるのですが‥」

羅夢:「なんでしょう?」

エマ:「実は私、結婚相手を探してるんです。」

かぐや:「でも、相手が見つからないんですよね?まあ、女性しかいないんだから当然よねえ」


エマ:「そうなんです。なのでどなたかを紹介してもらえないでしょうか?」


羅夢:「そう言われてもな……」

かぐや:「姫様、残念ですが私たちに紹介できるような人はいませんね。我々の目的は『クリスタルロッド』を集めることですから」


エマ:「そうなんですか……(ちょっと期待してたんですけど残念です)」


かぐや:「ごめんなさいね。お願いを聞いてあげられないのに申し訳ないんだけど、王様に合わせて欲しいんだけど?」

エマ:「えっと…、この国に王様と言う者はおられませんけど。女王様だけですね。」

かぐや:「え、また女王様?」

エマ:「またとは?」キョトンとした顔をした。

かぐや:「いや、こっちの話」手を振ってなんでもないの仕草。


「そうですか‥、(また後ろで操ってるのかしら?)」

羅夢:「その女王様の名前は何と言うんですか?」


エマ:「確か、アリア様とおっしゃってました。とても美しい方です」

羅夢:「ほう……アリアって言うのか……」

かぐや:「それって、まさか‥」

羅夢:「ああ、多分そのまさかかもな……」


エマ:「どうかなされました?」

かぐや:「いえ、なんでもありません」

羅夢:「それで、そのアリアさんはどこにいるんですか?」


エマ:「はい、たしか王宮のどこかにいらっしゃると思います」

かぐや:「そうですか……ありがとうございます」

エマ:「はい、私はこれで失礼させていただきます。また何かありましたらお気軽に呼んでください」


羅夢:「はい、わかりました」


かぐや:「ええ、ありがとうございました」

エマは立ち去って行った。二人は顔を見合わせた。

かぐや:「やっぱり、そうだよね?」

羅夢:「ああ、まず間違いねえな」


かぐや:「うん、そうだね。とりあえず女王様に会いに行こう。そうしたら全て解決するよ!」

羅夢:「だといいけどな」そう言って歩き始める。

数分後、二人は王宮に到着。

門の前にて

羅夢:「頼もう!」大きな声で叫んだ。すると兵士がやって来た。

兵士:「なんだ!道場破りか?王宮と知っての狼藉か?」

と刀を抜き斬りかかった。が羅夢は難なく避けて平然とした態度。

羅夢:「違うわ!女王様に会いに来たんだよ」

兵士:「何だと?この無礼者が!ならば首をはねてくれる!」と言いつつ上段に構え斬りつける。

かぐや:「あらあら、血の気の多い兵隊さんね。危ないわよ」

兵士:「黙れ!死にたいのか貴様!」と言いながら横薙ぎに払いながら袈裟懸けに斬り込んだ。が当たらない。

羅夢:「お前の攻撃、まるで止まって見えるぜ!」そう言って相手の腹に蹴りを食らわせる。兵士は吹き飛ばされ壁に激突して倒れた。

兵士:「グハッ、強い、だが私もこの国の兵士!負けるわけにはいかないんだ!」と立ち上がる。

羅夢:「しつこい野郎だな。だが、これで最後だ!喰らえ!」と強烈な飛び蹴りを食らわせて兵士を沈めた。

「ふん!弱い奴だな」

かぐや:「確かにそうですね。しかし、何が頼もうですか?喧嘩売ってどうすんの?」


呆れてものが言えない。

羅夢:「すまねえ、ついな、つい」テヘッと舌を出して照れてる仕草。かぐや:「全くもう……」呆れてるが笑みも出ている。

かぐや:「さあ、早く中に入って女王様に会いましょう」

羅夢:「おう!」二人は城の中に入った。

兵士:「王宮に喧嘩を売るとはいい度胸だ!」と何人もの兵士が向かってきた。

かぐや:「ちょっと待って頂戴。喧嘩を売るつもりはないのよ!女王様に会いたいだけなの!」と必死に叫んでる。

兵士:「何?女王様の暗殺だと?」

と驚いている。かぐや:「違う!絶対に違うから!」と慌ててる。

兵士:「ならばなぜこんな真似をしたのだ?」

かぐや:「ここにいる鬼っコロが礼儀も意味も解らず叫んだだけなの。ほら、顔を見れば解るでしょ!いかにも教養がない顔してるでしょ」と必死に弁明。


羅夢:「おい!お前、いくらなんでも言いすぎだろ!てめぇ!!」と怒り心頭。

かぐや:「あら?事実だからしょうがないじゃない!」と余裕の表情。

羅夢:「なんだと!もう許さん!」

かぐや:「あら、やる気になった?」ニヤリとした笑みを浮かべる。羅夢:「望むところだ!」

かぐやに襲い掛かるがあっけなく瞬殺。地面に転がされ木刀で頭をコンコンされている。

完全に遊ばれている。

兵士:「すまない、勘違いをしてしまったようだな。謝罪する」

かぐや:「いえ、こちらこそ申し訳ございませんでした」ペコリとする。

兵士:「しかし、その割には楽しそうに戦ってるように見えたが‥気のせいか?」と不思議そうに覗き込んでいる。

かぐや:「はい、よく言われます!では、改めて女王様に会いたいので道案内をお願いします」

兵士:「わかった、案内しよう」

そう言って二人は女王様の部屋へと進んだ。

兵士:「失礼いたします。女王様、お客様をお連れいたしました」

女王:「そうか、入室を許可する」

兵士:「はっ、失礼します」そう言ってドアを開ける。

アリア:「よくぞ参られたな。私がこの国の女王のアリアである」

そう言い放った。が、かぐやは首をかしげている。

かぐや:「えっ?、なに、どうなってんの?」

羅夢:「ここも、確かに本物の女性だな。また神人が裏に隠れてんのか?」

かぐや:「いや、今度は記憶を読んでみたが本当に何も知らないみたいね」

羅夢:「記憶を読むだと?お前そんなこともできたのかよ」


かぐや:「ええ、できるわよ。でもあまり使う機会がなかったから忘れてたわ」

羅夢:「そうなのか‥って、おい!女王様の前だぞ。少しは言葉遣いに気をつけろ!」

かぐや:「あ、そうだったわ。女王様、申し訳ありません」深々と頭を下げた。

アリア:「いや、構わない。それより用件を聞こうではないか」

かぐや:「はい、実は……」今までの経緯を話す。

アリア:「なるほど……それで私に会いに来たというわけか。しかし、困ったな……さすがにその『クリスタルロッド』とやらは解らんな」悩んでいる。

羅夢:「そうか、じゃあいいです」

かぐや:「女王様に向かってじゃあいいですはないでしょ!」

と木刀でゲンコツした。

羅夢:「痛てぇな、何すんだよ!」頭を押さえて悶絶している。

かぐや:「常識を考えなさいよ!」

と怒鳴った。

羅夢:「ぐぬぬ、解ったよ」

と悔しそうな顔をしている。

アリア:「ふふっ、仲が良いようだな。良いことだ」

そう言って微笑んでる。

かぐや:「そうでしょうか……」

アリア:「うむ、お前たちなら信頼できそうだ。良ければお茶でも飲みながら話をしないか?」

かぐや:「はい、喜んで!」

こうしてお茶会が開かれた。テーブルの上にはケーキと紅茶が並べられている。

アリア:「どうだ?美味いか?」とニコニコしながら尋ねている。

かぐや:「はい!とっても美味しいです!」

と笑顔で答える。

アリア:「それは良かった」

かぐや:「はい、幸せです!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ