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碩学の無能力者  作者: 髙津 央
第09章.援軍

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63.未帰還

 日曜の午後二時過ぎ……十二時間以上眠っていたらしい。

 姉ちゃんの姿はなく、机の上にメモとパンが置いてあった。


 バイト。夜九時頃戻る。


 トイレに行って玄関の様子を見る。今、家にいるのは俺だけらしい。

 牛乳を飲んで部屋に戻る。

 カレーパンと菓子パンを食べて、みんなの帰りを待つ。

 オカンはまだ帰らず、従ってデーレヴォも現地。

 クソ兄貴は……帰ってこなくていい。


 意識が持って行かれそうなのを何とか(こら)えてパンを完食し、再び布団に包まった。

 デーレヴォは、二十四時間以上活動を続けている。寝た分回復しているからか、俺もまだいけそうだ。

 目を閉じた途端、意識を失った。


 一度、トイレに起きて水を飲んだだけで、姉ちゃんに起こされるまで爆睡(ばくすい)していた。


 台所で二人きりの晩ご飯。

 野菜炒めとご飯と味噌汁と栄養ドリンク。食後に栄養ドリンクを飲んだら、意識がはっきりした。

 デーレヴォは、まだ帰っていない。オカンとクソ兄貴も居ない。


 「まさか二連泊するとは思ってなかったわ……ねぇ、大丈夫?」

 「うん、それ飲んだら、マシになった」

 「よかった。まさか、三連泊はないと思うんだけど……」

 「まぁ、何とかなるよ」

 その夜はシャワーの後、すぐに眠った。

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用語は、大体ここで説明しています。

野茨の環シリーズ 設定資料(図やイラスト、地図も掲載)
地図などは「野茨の環シリーズ 設定資料『用語解説17.日之本帝国』
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