63.未帰還
日曜の午後二時過ぎ……十二時間以上眠っていたらしい。
姉ちゃんの姿はなく、机の上にメモとパンが置いてあった。
バイト。夜九時頃戻る。
トイレに行って玄関の様子を見る。今、家にいるのは俺だけらしい。
牛乳を飲んで部屋に戻る。
カレーパンと菓子パンを食べて、みんなの帰りを待つ。
オカンはまだ帰らず、従ってデーレヴォも現地。
クソ兄貴は……帰ってこなくていい。
意識が持って行かれそうなのを何とか堪えてパンを完食し、再び布団に包まった。
デーレヴォは、二十四時間以上活動を続けている。寝た分回復しているからか、俺もまだいけそうだ。
目を閉じた途端、意識を失った。
一度、トイレに起きて水を飲んだだけで、姉ちゃんに起こされるまで爆睡していた。
台所で二人きりの晩ご飯。
野菜炒めとご飯と味噌汁と栄養ドリンク。食後に栄養ドリンクを飲んだら、意識がはっきりした。
デーレヴォは、まだ帰っていない。オカンとクソ兄貴も居ない。
「まさか二連泊するとは思ってなかったわ……ねぇ、大丈夫?」
「うん、それ飲んだら、マシになった」
「よかった。まさか、三連泊はないと思うんだけど……」
「まぁ、何とかなるよ」
その夜はシャワーの後、すぐに眠った。




