表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏神様に願いを!  作者: ぞのすけ
5/28

閑話

 それからの夕食の時間はとても気まずい空気が漂っていた。とは言っても樹と那由多がその空気を出しているだけで、父と母は我関せずといった感じで夕食を食べている。

 「なぁ、なゆ。醤油取ってくれないか?」

 樹のお願いに那由多はそっぽを向いた。

 「なんで、そんなに怒ってるんだよ」

 その発言に那由多は少しばかり苛立った。

 「分かった! 俺が悪かった。今度、何でも言うこと聞いてやるから機嫌を直してくれ」

 何でも? その言葉に那由多の心が揺らぐ。それは、あんなことや、こんなことでもいいのだろうか?

 一体何を考えているんだと思った那由多は邪心を振り払う為に首をブンブンと横に振った。

 「そんな、首を思いっきり横に振る程嫌がらなくてもいいだろ」

 「い、いや、これは違います!」

 一生、口を利かないつもりだったが思わず声が出てしまった。那由多は「しまった」という表情を浮かべていると樹を始め、家族みんなは那由多を見て不思議そうに首を傾げた。

 「一体、何が違うんだ?」

 「…う、うるさい! なんでもないです! ご馳走様でした!」

 那由多はそう言うと慌てて自分の部屋に戻っていった。樹はその背中を見て「おかしなやつだなぁ」と呟き、自分で醤油を取った。

 食事を済ませた樹は自分の部屋に戻った。何度か那由多の部屋に行って機嫌を取ろうと思ったのだが、こういう時に話しかけるとさらに機嫌が悪くなりそうなので止めておくことにした。

 ベッドに横たわると、今日露木と話した裏神様のことを思い出していた。色々考えたが、結局自分には関係がないことだろうということで結論が出た。

 それからしばらくすると眠気が襲ってきた。明日は服装検査があるので早めに寝ようと思った樹はそのまま身を委ねて眠りに就くことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ