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5 悪魔
次の日から、次々と原因不明の怪死が、相次いだ。
それはなぜか、榊原 章に恋愛の話をした者や、告白をした過去の女の子に限られていた。
全身腐乱死体だったり・・・
全身細切れだったり・・・
焼死体で、手か脚しか残っていなかったり・・・
「一体、なんだってのよ・・・」
私は、学校からの帰路を急ぐ。
「いいのか?
君を愛した人々を呪い殺して。」
「ああ。
みんな、僕の嫌いなモノを平気で押し付けた。
赦しておくわけにはいかない。」
祐実を憎悪の眼で、睨み付ける章がいた。
章の背からは、禍々しく黒い翼が・・・
「しかし・・・
君も邪悪な奴だね・・・
「最後の親友に裏切られて自害」したら呪いが発動する契約なんぞ・・・
「天国」にいけないよ?」
「構いやしない。
僕の望みは・・・」
章の顔が、歪んだ笑みに変る。
「八つ目の大罪の悪魔・・・
「潔癖の悪魔」になることさ。
大魔王ルシフェル・・・
あなたをせいぜい楽しませて差し上げよう。」
「君もワルだねえ・・・」
章と話をしていた悪魔の背には、十二の翼が・・・
「あなたほどじゃないさ。」




