40 聖人無双
ザインに向けアイゼンガルドを出発して1週間。
ザインに到着した俺たちを迎えたのは……。
「あれー? あれくの友達のー……」
「レイジだよ。……えっと……たしか、君は……」
「レイジー! わたしはサリアです!」
ぺこり、と金髪ようじょが頭を下げた。
アレックスの実家の孤児院に居た……アレックスの妹だ。確か。
ここに彼女がいるってことは、孤児院の人たちは無事ここにたどり着いたってことか。
よかった、と胸を撫でおろす。
「あれくにようじー? あれく居ないよー?」
「いや、今日はアレックスに用事じゃなくて……えぇっと、誰か話の分かる人いるかな……セシリアとかいないか?」
「せしりー? いないよー?」
「いないのか……困ったな……」
街の様子を見回す。
……なんというか、すっからかんだ。
あれほどごみごみとしていたザインの街に人が殆どいない。
「れいじー、こまる?」
「あぁ……えっと、大丈夫だぞサリア。セシリアの……お友達はいるかな?」
「せしりーのお友達? あ、いるよ!」
「お、そうか。呼んでもらってもいいか?」
「はぁい! えぇっと……かなりあー?」
「は」
しゅた、とセシリアと同じように音もなく、セシリアによく似た雰囲気を纏う少女がどこからともなく現れた。
「おぉ……近くにいたのか。えっと、俺のことは分かるか?」
「えぇ。聖人レイジ殿。こちらに来るとは思っていませんでしたが。……如何しましたか?」
「あぁ、いや。レイリィに会いたくてな。……いなさそうだけど」
「はい。レイシア様は既に兵を率い、王都に向け進軍しました。今は……そうですね、おそらくジゼルの街辺りかと」
「ジゼルの街……?」
「ここから南西に1週間ほどいったところにある大きな街です」
「なるほど。……まだ戦闘は始まってないか?」
「小競り合いが幾つかあったという報告は受けていますが……大きな戦闘にはなっていないようですね」
「そっか。ありがとう。追うよ」
「分かりました。先ぶれを出します」
「いや……必要ないよ。多分俺の方が早い」
「……そうでしたね。かしこまりました」
カナリア、と呼ばれた少女が、頷いて姿を消す。
それを見送って、俺は街の外に足を向けた。
「れいじー?」
「ん?」
走り出そうとした瞬間、サリアに呼び止められた。
振り返って、目線を合わせてしゃがんだ。
「どうした?」
「あのね……あれくは?」
「あぁ……アレックスは……そのうちここに来るよ。だから、おとなしく待ってるんだよ」
「ここー? おうちには帰らないの?」
「……そうだな。もう少ししたら、帰れるよ」
「ほんとう?」
「あぁ。サリアたちが安心しておうちに居られるように、俺も頑張るから。サリアも少し我慢できるか?」
「うん。我慢できるよ!」
「そっか。……偉いな」
「うん! えへへー」
サリアの頭を優しく撫でる。
「あぁ、そうだ。アレックスが来たら、サリア怒ってもいいぞ。ずっと放置しやがって、ってな」
「うんー? 怒らないよ? あれく、悪いことしてないもん」
「……そっか。そうだな。……じゃあ、褒めてやってくれ。あいつも、頑張ったんだ」
「そうなのー?」
「あぁ。サリアたちの為に、頑張ったんだ」
「わかった! たくさんあれく褒めるね!」
「はは。うん。頼んだ。じゃあな、サリア」
「うん! れいじまたね!」
大きく手を振るサリアに、俺も手を挙げて応え、今度こそ走り出す。
あっという間にザインの街を抜け、平原に出る。
「アリス」
『ん、なんじゃ?』
「ジゼルの街って、どこにあるかわかるか?」
『んー、大体の位置じゃが、わかるのじゃ』
「案内してくれ」
『ふむ……』
アリスが影の中で頷く気配。
そして、影からアリスが飛び出した。
魔力を纏って、俺に並走する。
「案内するのはいいのじゃが、わしは戦争に加担せんぞ。勇者の足止めは、個人的にあやつがムカつくのもあって引き受けたが、基本的に人間同士の争いに、わしは興味ないのじゃ」
「あぁ、大丈夫。もし戦うことになっても、俺がなんとかする」
「ふむ……聞いておきたいのじゃが」
「ん、なんだ?」
「お主、これから先もあちこちで起こる戦争に介入していくつもりなのじゃ?」
「……いや……」
「別に、お主がやっていることを否定するつもりはないのじゃ。でも、今も西で大きな戦争が起こっておるし、これから先も人王の様に私欲で戦争を起こす王はおるじゃろ。その全てに介入していくつもりなのじゃ?」
「……そんなこと、現実的に不可能だろ」
「そんなことはないのじゃ。お主個人の能力は、既にこの世界の生物の大半を大きく凌駕しておるのじゃ。一人で国を落とすことも、逆に、一人で国を護ることも出来るじゃろうな」
「……そうなのか?」
「うむ。そうでもないと、殆ど一人で迷宮を踏破したりは出来ぬのじゃ」
「そっか……」
「じゃから、お主が全ての戦争に介入して、そうして全てを治めてゆけば……確かに、お主の望む通り、世界は平和になるじゃろうな」
「……でも、それは」
「うむ。お主が居なくなれば破綻する、仮初の平和でしかないのじゃ。……幸い吸血鬼は不死じゃ。永遠に平和を維持する装置になるというのなら……わしは止めぬが」
「……いや、それは違う。俺が望むのは、世界中の皆が、手を取り合って、自分たちで紡いでいく平和だ。……それは、俺の望む平和じゃない」
「ふむ……分かったのじゃ。……ま、お主がどんな道を選ぶのだとしても、わしは共にその道を征くだけなのじゃ。……約束したからの。共に同じ時間を生きると」
「……ありがとう。アリス」
「うむ。くるしゅうないのじゃ」
薄くアリスがほほ笑んで、口を噤む。
問答は終わりらしい。
正面を向いて、俺の少し前を走り始めた。
その後ろにぴたりとついて、平原を走り抜けていく。
傾いた日が、平原を赤く染め上げていた。
――――――
数日を経て、俺たちはジゼルの街を視界に収めるところまで来た。
遥か遠くから、血と鉄の匂いを風が運んでくる。
「もう始まってる……」
どちらが優勢だ。
流石にここからでは戦場の様子は分からない。
戦場に向けて走る。
怒号と魔法の弾ける音。
『遠見』を放つが、あまりにも人間が多くて機能しない。
あちこちから高魔力の反応が返ってきている。
戦場が視界に入る。
数百人規模の人間の塊が、追い立てられるようにして大部隊に囲い込まれている。
少ない方がレイリィの部隊だろう、かなり劣勢のようだ。
後方に詰めている部隊が、走り寄る俺に気が付いた。
問答無用で魔法と矢が飛んできた。
速度を緩めず走り抜ける。
遥か後方に着弾した魔法が弾け、爆音を響かせる。
真正面に黒く分厚い鎧を着た部隊。
真っ向から突っ込んでいく。
最前線の何人かが、腰の剣に手をかける。
――遅い。
抜く前に、一人目の顎を蹴り上げる。
魔力は使わない。
一撃で昏倒させた。
振り返り、二人目の足を払う。
落ちた剣を蹴り飛ばし、武器を奪う。
驚愕する兵達の間を縫って走る。
掌底を、拳を、肘を、足を。
俺の前に立ちはだかる兵達の悉くを一撃で沈め、その包囲を抜けていく。
ロクに武器すら抜かせぬまま、俺は人の群れを一気に突っ切った。
視界が大きく開け、平原が目の前に広がる。
血の匂いが強く、濃くなった。
あちこちから剣戟が響き、怒声が戦場を振るわせる。
昇っていく魂達が戦場を明るく染め上げ、どこか幻想的な風景だとすら錯覚させる。
だが、昇っていく魂達は、この戦場で死した人間の数の証だ。
こうして、夥しい数の人間が、ここで死んでいる。
胸糞の悪さを感じ、舌打ちする。
初めて感じる戦場の空気に、気が昂っているらしい。
感情が上手く制御できていない。
「くそ……!」
悪態をついて、戦場を駆ける。
とにかく、レイリィを探そう。
なにか、嫌な予感がする。
『遠見』を放ち、大きな魔力の反応を探す。
レイリィほどの魔力なら、気づけるはずだが……。
『遠見』が返してくる反応を精査する。
遥か遠くに1つの大きな魔力反応。
近くに、特大の魔力反応。
間違いない、レイリィだ。
魔力を通し、地面を蹴りつけ、クレーターを残しながらその方向に跳ぶ。
眼下を見る。
肩に矢を受け、血を流しながら、今まさにレイリィの首に剣が振り下ろされようとしている瞬間だった。
瞬間、頭が沸騰する。
魔力を込めて空を蹴り、一直線にそこに向かった。
地面を滑りながら、巨大な男とレイリィの間に割って入り、籠手を振り上げて、剣を弾く。
開いた体に引き絞った左拳を叩きつけて、男を吹き飛ばした。
「……うそ……なんで……」
背後から、レイリィの声が届く。
心なしか震えたその声に、彼女が無事だと安堵して、頭に昇った血がすっと引いていくのを感じた。
「最近こんなのばっかりだな……お前たちのパーティは、いつもピンチになってないと気が済まないのか……?」
照れ隠しに憎まれ口を叩いて、振り返る。
肩に刺さった矢をそのままに、膝や肘、あちこちに擦り傷を作り、血が流れっぱなしになっている。
着ているローブはボロボロだ。
酷い有様だった。
……そのくらい、過酷な戦場だったのだと、その傷だらけの姿が物語っていた。
レイリィの大きな瞳に涙が溜まっている。
「……また泣くし。まったく、アレックスといい、セシリアといい……」
ぼやき、構える。
大きく足を広げて、周囲を囲む兵士たちに向け、魔力を放って威嚇する。
「っ……れい、じ……!」
しゃくりあげながら俺の名前を呼ぶレイリィに、安心させるように穏やかな声を返す。
「あぁ。聖人レイジ、助っ人に来たぜ」
足に魔力を通して跳んで、手近な兵士に躍りかかった。
「くそっ、何者ッ! ぐぁっ!?」
腹に掌底を当てて、気絶させる。
すぐ隣の兵士には肘撃ちを食らわせて吹き飛ばす。
鎧が大きくひしゃげて昏倒した兵士に押し倒され、何人かが巻き込まれて将棋倒しになった。
「くそ、わけがわからんが、誰かあいつを止めろ!」
「とんでもなく早いぞ!? 一人じゃダメだ! 複数で……ぎゃっ!?」
飛び掛かってくる兵士たちに、拳を叩き込む。
殺してしまわないように、手加減を加えて。
四方から俺を囲むようににじり寄る兵士達を、まとめて蹴りで吹き飛ばすと、いまだ立ち上がれないでいるレイリィを抱き上げた。
お姫様抱っこというやつだ。
……レイリィは本物のお姫様だけど。
「ちょ、れ、レイジ!?」
「我慢しろ、一回離脱するぞ! セシリアは……あそこか……!」
遠くで奮戦する小さな影を見つけて、そちらに向けて地面を蹴る。
高く跳び上がり、一息でセシリアに接近すると、土煙を上げて着地した。
「っ!? ……レイジ殿っ!?」
「おう、ほら、お姫様も連れて来たぞ」
「レイシア、様……! ご無事で……!」
「えぇ……ぎりぎりでレイジが……」
「問答は後だ! 突破口を作るぞ! ついてこい!」
「わかり、ました……!」
「えぇ……!」
流石は二人だ。
多くを言わずとも、俺の言いたいことが伝わったらしい。
奥から感じる大きな魔力に向かって、兵士たちをなぎ倒しながら駆ける。
恐らく、この遥か先に居るのが大将だ。
アレさえ潰せば……!
「どけ邪魔だぁああ!!」
「くそぉおお!! このバケモノがぁあ!!」
「魔法は!? 援護はどうなってる!?」
「駄目だ、味方が多すぎて、大魔法は放てない……! くそ、味方が、どんどんやられて……ぐっ!?」
人体が跳ね上がり、吹き飛び、地面が爆ぜる。
見渡す限り敵、敵、敵。
その圧倒的数をものともせず、俺は道を作ってゆく。
後ろをセシリアとレイリィがぴたりとついてきているのを時折確認して、腕を、足を、魔力を振り回す。
俺の雑な攻撃で、どんどん敵が沈んでいく。
気付けば俺を遠巻きに見る敵兵が、手も出せずに包囲するだけのぽっかりと開いた空間に俺は立っていた。
「……ふぅ。まさか姫様にそのような隠し玉があるとはね……」
「炎将……」
「ご機嫌麗しゅう。姫様。……こんな場で出会いたくはなかったですけどね。出来れば、夜会でお会いしたかった」
「……相変わらずね、貴方も」
俺たちを包囲する兵士たちの奥から、赤い鎧を纏った細身の男が歩み出て来た。
赤い髪が風に揺れ、伏し目がちに下げた目線を長い睫毛が覆う。
女の子と言っても通るほどに端正な顔立ちの若い男だ。
「気を付けて、レイジ。手練れよ」
レイリィが小さく俺に耳打ちする。
……大きな魔力反応。
レイリィに言われるまでもなく把握している。……こいつが大将だ。
構える。
「やれやれ……。戦っても勝てなさそうですが……これも王命です。やるとしますか」
けだるそうに赤い髪をかき上げて、腰の赤い剣を抜く男。
「王都の守護を預かる4将軍が一人。炎のザイオンと、そう呼ばれています。お名前を伺っても?」
「聖人、レイジ」
「……なるほどあなたが。……道理で強いわけです。本物、なのでしょうね」
「……何がだ?」
「あなたが本物の聖人だということですよ。……さて、行きますよ」
言うや否や、剣に手を添え、炎のザイオンと名乗った男が小さく詠唱する。
「『火よ、猛り、狂え』――『魔法付与』」
赤い魔力が巻き起こり、ザイオンの構えた剣に収束していく。
……『スキル』だ。
肌感覚でそれを理解して、俺も対応して魔力を体に通した。
「く……凄まじい魔力、ですね……! いきます……!」
剣を構え、ザイオンが地を蹴る。
足元で小さく爆発が起こり、そこから推進力を得ているようだ。
なかなかの速度……。
「だが……!」
ごぅ、と炎が剣に宿る。
左斜め下から、脇腹へ向けて振るわれる炎剣を、軽くステップを踏んで躱す。
ちり、と残炎が頬を焦がし、剣が大きく空を切った。
即座にがら空きの懐に大きく踏み込んで、その赤い鎧に肘を撃ち込んだ。
トガンッッ!
瞬間、大きな爆発音と共に、叩きつけた肘に凄まじい衝撃を感じた。
「なっ!?」
叩きつけた肘が大きく弾かれ、右腕に炎がまとわりついている。
ザイオンの鎧が大きく抉れているが、直後、何事もなかったかのように再生した。
「なんだこれ!? あっつ!?」
地を蹴って大きく飛びずさり距離を置く。
ぶんぶんと腕を振って火を消す。
……籠手が覆っていない肘から肩にかけての生身の部分がほとんど炭化している。
即座に治癒が始まり、映像の巻き戻しの様に肌が回復し、元通りになった。
「……そんなバカな……。確かに骨まで焼いた筈……」
「悪いな、ちょっと体が特別性なんだ……。しかし、その鎧……反応装甲ってやつか……」
なんとなくの知識だが、確か衝撃が走ると爆発してその衝撃を相殺する装甲……だったはずだ。
地球の戦車なんかに使われている技術だが……まさか異世界の鎧に備わってるとは……。
聖力じゃないから、ダメージは無いも同然だが、痛いのは勘弁だ。直接鎧を殴るのはやめよう。
狙うなら剥き出しの頭……。
狙いを定め、大きく踏み込んだ。
「速いッ!」
足を刈るように低く振り抜いた水面蹴りを、垂直に飛ぶことで避けるザイオン。
追いすがり跳んで、顎に向けて掌底を放つ。
チッ、と顎を掠めた掌底はしかし、彼の意識を刈り取るまではいかなかった。
大きく身体を反って、ギリギリで躱されたらしい。
なかなかの反応速度だ。
そのまま宙に放った魔法の爆発を利用して、距離を開けられる。
……仕切り直しだ。
油断せず、構えを取り直す。
「……これほどまでの体捌き……瞬時にあれほどの大怪我を癒し、即座に僕の鎧の秘密まで看破……ですか」
苦い表情を浮かべ、お手上げだ、という風に剣を収めて両手を上げるザイオン。
「僕の負けです。貴方には勝てません。……勇者アレックスか、それ以上のお人のようだ。無駄に命は散らしたくありません。降参します」
「……は?」
「ですから、降参です。部下もむやみに死なせたくありませんし……おそらく、このクーデター、成功に終わるでしょう。僕は勝つ方に着きます」
「……えぇと……」
困って、背後のレイリィを見る。
レイリィも目の辺りに手を当てて呆れたような表情を浮かべている。
「それでいいの、ザイオン?」
「ええ。……姫様おひとりなら僕達でなんとかなると踏んでいましたが……そのような隠し玉が居るのなら話は別です。……僕たちの処遇については、温情を期待しますよ」
「……ええ。わたしもみだりに血を流したくはないわ。……じゃあ、勝鬨を上げても?」
「ええ、構いませんよ。……皆! 聞いたな! 僕たちの負けだ! 武器を捨て、反乱軍の支持に従え!」
ざわざわと動揺が広がる。
しかし、俺と直接相対した兵士たちが率先して武器を捨て、両手を上げた。
ひそひそ声が、俺の耳に届く。
――あんなのと戦ったら命がいくらあってもたりねぇよ……。
――あぁ……気が付いたら目の前に居てさ……次の瞬間には気を失ってるんだぜ。
――アレの敵になるくらいなら降参して味方に付いた方がましだ。
散々な言われようだった。
そのうちに、周囲に居た兵たちは皆武器を捨て、両手を上げていた。
「……やれやれね……レイジに助けられたわね」
力なく微笑んで、すぅ、と大きく息を吸うレイリィ。
「聞きなさい! 4将軍がひとり、炎のザイオンは、聖人レイジ様に敗北! 投降しました! 我々の勝ちです! 直ちに戦闘を止めなさい! 繰り返します! ……」
魔力の籠ったレイリィの声が戦場に響き、喧騒と剣戟が止んでいく。
そして最後には、すっかり静かになった戦場の中心にレイリィが堂々と立っていた。
「我々の勝ちです! 勝鬨を!」
――――オォオオオオオオオオオオオオオ!!!
勝鬨が上がる。
1000に満たないその声は、しかし万来の喝采と成って、戦場に響き渡っていた。
本日はここまでになります。
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