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<注意>第37回小説すばる新人賞 落選作品 を改稿したものです
何度か、部屋を人が出入りする気配がして、くーちゃんは薄く目を開けました。
祖父江さんが入ってきたような気もするし、ナルちゃんが入ってきたような気もします。
たぶんタロウくんは来ていません。
部屋の明かりは消えています。カーテンから細く月明かりが、細い線のように、天井を照らしています。ほとんど真っ暗でしたが、不思議と怖くありませんでした。いまはまだ白い光にいるほうが怖かったし、なにより、暗いまどろみに身をゆだねているのが、心地よくて、また眠ってしまいました。
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