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小話6 ウチには、分かる
大変更新がおそくなりました!
すみません!
とある商店街の一角に、その店はあった。
大きなビルに挟まれた、細い階段の先。「営業中」と書かれた縦長のプレートが、ドアにかけられている。
ここは知る人ぞ知る、噂の喫茶店。老若男女関係なく、多くの人々が訪れる場所。
日曜日の午前中、建物に挟まれた店の入り口を見上げる少女がいた。白いパーカー姿に、ジーンズズボン。亜麻色の短い髪が風に煽られ、フワリと揺れる。
「こんなとこに、あったんやな。こりゃ、分からんわ」
やれやれ、とばかりに首を横に振りため息をつく。
「まあ、ええ。ようやく得た手がかり。根掘り葉掘り、聞かせてもらおうやないの!」
声高に笑い声を上げ、近くの通行人が「何事か!?」と少女に視線を向ける。当の本人は、彼らの視線に気づかぬまま階段を上っていく。
「普通、気づかんやろな。や、気付く方が"異常"か」
近づいて来る入り口を見つめ、ニヤリと口元に弧を描いた。彼女の中にあるのは、一種の予感や直感といったもの。
「隠しても、隠せへんよ。異質な気配までは」
水曜分の更新は、次回の月曜19時に投稿します。よろしくお願いします。




