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小話4 ワタクシへの挑戦状2
店の中では、ゆったりとした時間が流れる。いつもと違って、一人、二人での来店者が多いようだ。パソコンでの仕事に追われる人、静かに読書にふける人。彼らのテーブルには、作業のお供にコーヒーとケーキが並ぶ。
そんな穏やかな空気が流れる店。
そこへ。
バタンっ!
「さあ、尋常に"ティーブレイク" ですわっ!!」
「
『!?』
荒々しく扉が開き、客達は驚いて声のした方へ振り向く。出入り口には、自信満々な金髪ツインテールの女性。そして、彼女の後ろにスーツ姿の女性がいた。スーツの女性は、どこか遠くを見つめるような眼差しである。
「あら、店内は意外と綺麗じゃない」
「お嬢様、そんな言い方は失礼で」
「これは期待出来そうですわ」
「……はあ」
説得を諦めたらしい。大きなため息が、聞こえてきた。出入り口の扉を閉め、お嬢様はカウンターの向こうにいたマスターへ声をかける。
「ちょっと、よろしいですの?」
呼ばれたマスターは手を止め、笑顔で先を促した。
「はい、どうぞ」
「……早速ですけど、噂は聞いてますわ」
テーブルに片手をついて、身を乗り出す。
「極上の香りと味を堪能できる"紅茶"。ここにありまして?」
次回は、水曜の19時更新です。




