↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
喫茶で小話集  作者: 愛組
PR
11/31

小話3 ボクは、オトナなんだ!4

すみません、遅れました!

 姉の登場に驚く男の子。そこへ無言のまま近づく少女。


「こんな所で、何をやっているの?」

「えっと」

「いつになっても帰ってこなくて、私まで探すハメになったじゃない」

「それより、どうしてここに?」


 お説教モードに入っている少女の言葉を遮り、質問を投げる。少女からジト目で睨まれたが、ため息と共に説明した。


「マスターからうちに、電話があったの」

「え、そうなの!?」


 知らない内に連絡が行っていたことに、目を見開いてマスターを振り返った。対してマスターは、気にする様子なく、ただ手を動かす。


「当たり前でしょ? お母さんの友達で、私たちが顔見知りでも、小学生のあんた一人、放っておけないでしょうが!」

「えー!?」



 不満だらけの男の子を、少女が強引に椅子から引きずり下ろす。


「ほら、帰るよ。マスター、お金いくら?」

「飲めていないし、サービスで」

「ありがとうございます」



 おまけしてくれたことに感謝して、聞き分けない男の子の腕をがっちり掴む。


「ま、まってよ! まだ、ボクのオトナのしょーめいが」

「テレビやゲームのやり過ぎよ! バカ」


 男の子は抵抗するも、全く応えず、そのまま店を出て行ってしまう。中にいた客達は思った。


『一体、なんの茶番だったんだ?』と。

次回は、金曜の19時更新です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。