002
暗黒時代の頃は歳が十二を過ぎると必ずアカデミーに入り、戦闘技術を学ばなくてはいけないと言う義務教育が発生したのだった。
国外に出なくても食料の確保はかろうじ行えるが、万が一に敵が襲撃してきた場合は王都全ての力を結集させて戦わなくてはいけない。そのために、戦闘スキルを磨く事が必須となっていた。エルクも例外なく十二を過ぎたとき、数校ある中のアカデミーに入学したのだった。
しかし、アカデミーは一言で例えるならば弱肉強食。強き者は称えられ、弱き者はさげずまれる。力関係によってコミュニティーが成り立っている中、エルクは最弱無能の汚名を浴びせられたのであった。
エルクは武術の才能がなかった。それに加えてエルクの属しているエレメント属性が、存在が認められているエレメント属性の中でも最も使えないと言われている土属性だったのが原因であった。
半年ほどアカデミーで学んでいたのだが、お荷物的存在に誰もがエルクを嫌っていた。
エルク自身も強くなりたいと思ったことは一度もなかったので、早々とドロップアウトして別の人生を歩むべきだ、と考えていた頃、自分自身の人生を大きく変えるであろう人物と出会うことになったのだ。正しく運命の出会いと言ってもエルクにとっては過言でなかったはず。
エルクはその人を師として仰ぎ、自分の使命を全うすると言って旅立とうとした師と一緒に同行する事になったのであった。
自分の幼馴染や数少ない友人、そして家族に何も告げずに。
「……だから、その……。エミー。エミーさん? 悪かったって」
だからこそ、久方ぶりに再会した幼馴染が頬を膨らませてお怒りになるのは至極当然であった。
「本当に悪かったって。ね、ね! 機嫌を治してさ。……そうだ、お詫びに何かデザートでも食べない? 何かお勧めのものがあるならば奢るよ。だから、ね」
今の自分を師が見たら、きっと「チャラいなお前」と言うだろう。言葉の意味は分からないが、褒め言葉でない事は確かであると確信しているエルクにとって、この場でチャラクならないでいつなるんだ、と自分を叱咤させる。
「なんか、エルク。変わったね」
「え。そうかな? まあ、五年も月日が経てば少なからず変化すると思うけどね」
「そうね。私も、その……。き、綺麗になったしね」
「恥ずかしいなら言わなければいいのに。直ぐ表情に出るのは相変わらずだな」
「煩いわね。エルクも認めたから良いのよ。これでもアカデミーではもてるんだから、ね」
「だろうね。もう、彼氏はできたの?」
「い、いないわよ。そんな人」
「え、そうなんだ? もう一人や二人、囲っていると思ったのに。逆ハーレム的なやつ」
「私をどんな女と思っているのよ。まだ、初恋を抉らせているんだから」
そこで、自分が失言をした事に口元を押さえる。気が動転していたとは言え、自分の最重要秘密を吐露してしまった事に後悔する。
案の定、エルクは目を見開いて「え?」と吃驚声をあげたのだった。
「エミーって、まだあいつのこと好きだったの? 五年間も片思いとか……。す、凄いな。凄いです」
「なんで、二回言ったの?」
「重要な事だから、二回言ってみました」
「何よそれ」
「いや、俺も良く分からないけど。ついね」
「……そんなことよりも、おば様達が心配していたわよ。早く帰ってあげたほうがいいんじゃない?」
エルクが消えた当時、突然姿を消した事にエルクのご両親は血眼になって探し回ったのであった。三日三晩飲まず食わず探索を続け、見つからない事に絶望したご両親の姿を鮮明に覚えている。
「あー。そうだな。けど、帰るのは今日の夕方って連絡入れている事だし、もう少し遅くなっても問題ないよ」
「幾ら連絡を入れたからって……。連絡?」
「どうした……って、あ」
今度はエルクの方が失言してしまう。
「ちょっと、エルク。連絡したってどういうことなの?」
口端をピクピクビクつかせながら、苦笑いをして誤魔化そうとしているエルクに詰め寄る。
「あー。その、暗黒時代が終わった直後に、一度、両親に会いに行ってさ。連絡手段も確立するようになったから、月に二回ほど連絡をしていたんだが……」
「一度、会いにきた? しかも、暗黒時代が終わった直後に?」
わなわな、肩を震わせて溢れ出る怒りを押し留めようとするのだが、次のエルクの一言によって一気に溢れかえってしまったのであった。
「えっと、そのな。エミー達はそのとき、アカデミーの時間だったし。俺の事なんてとっくの昔に忘れていると思ったから。……別に、無理して会う必要はないかなぁって。あははは」
「無理して会う必要はないかなぁ。じゃ、ないわよ! 何で会いに来てくれなかったのよ。私がどんなに心配したか知っているの。いなくなったと知ってから毎日毎日枕とシーツを濡らせて……って何を言わせるのよ、エルクのバカ」
「いや、その……。誠に申し訳ございませんでした。今後はこのような事がないように鋭利努力をさせて、ですね」
「心がこもっていない。どうせ、エルクにとって私なんてその程度の存在なんだね」
「何を怒っているんだよ、エミー。確かに五年間も音沙汰もなかったのは悪かったよ。しばらくは、王都にいるから機嫌を治してよ」
「しばらく? なによ。また、時が来たら王都から出て行くの?」
「その予定だけど」
当たり前のように頷くエルクを見て、これ以上怒らないと誓ったはずのエミリアの沸点が再び超えてしまう。本当にこの男をどうしてやろうか、と色々と考えた結果――。
「き、決めたわ」
「決めたって何を?」
「あ、あなたを、おお、夫にするわ」
突然の爆弾発言に思考が停止する。
「……は? ちょ、ちょっと。エミーさん。怒りすぎておかしくなったの? ご自身が何を言ったのかもう一度、頭の中を整理させて考えなさいよ」
「私は正気よ。あなたの、ここ子供を産んで、絶対に王都から逃がさないから。かか、覚悟しなさいよね」
「……師匠。俺の幼馴染がしばらく会わない内におかしくなってしまいました。あなたなら、この場合どういった対策を練るのでしょうか」
今はいない敬愛する師匠に尋ねてみるのだが、エルクの中の師匠は「お手上げだ」と言って降参のポーズを取っていた。万能と思われた師匠も女に関しては滅法弱かったことを思い出し、項垂れるのであった。
――***――
久方ぶりの母の料理は感極まるものがあった。
お袋の味はどんな高級料理よりも勝ると師匠は言っていたが、こうして食べてみてその意味を理解したエルクは掻きこむ様に食事を平らげていく。
「そんな急いで食べなくても、誰も取らないわよ」
「美味しすぎて。久しぶりのお袋の味が目に染みる」
「泣くか食べるかどちらかにしなさい。その歳になっても泣き癖があるのは治っていないのね」
図体がでかくなっているのに中身が自分の知っている息子となんら変わりない事に母は微笑む。
「聞いたぞ、エルク。各地で色々と活躍しているらしいな。父さんの部下がお礼に来たぞ」
がっつくエルクを見守る父は、思い出したように話しかける。
「あっ。そう言えばいましたね。無事に王都に戻れて何よりです。今度挨拶に行かないとな」
「是非とも会って行ってくれ。あいつらも喜ぶだろう。そのとき、軽く手合わせをしてやると涙を浮かべて喜ぶかもな」
「本当ですか? 俺なんかと手合わせしても、何も得られないと思うんだけどさ」
「そんな事はないぞ。お前はあの人を師事して多くの経験を積ませてくれた。最初は恨んだが、今では立派に成長させてくれた事に感謝している。……本当に感謝している」
「俺も感謝しているよ。あの人について行って本当によかったってさ」
もしも、師匠の旅に同行していなかったら今のような家族団欒な生活を過ごす事は出来なかったはず。厳しく苦しい毎日であったが、今思えば毎日が自分にとって掛買いのない人生であったと胸を張って言える事であろう。
「まったく、男二人してなにたそがれているんですか。それよりも聞いたわよ、エルク。あなた、エミリアちゃんにプロポーズされたんだって?」
スープを飲んでいる最中、母からの不意打ちによって盛大に噴出すエルク。また、今の話は初耳であったらしく、父の方も口に運んだ酒を噴出した。
「ちょ、ちょちょちょっと、母さん。え、なに? 本気でエミーが母さんにそんな事を言ったの?」
「ええ、そうよ。ちち、近い内にとと嫁ぎますので、よよろしくお願いします、おお義母様ってね。可愛かったわよ」
「あいつ、ソルトさん達にも言っていないだろうな」
「いや、普通に考えたら言っているだろ。エルク、明日にでもソルト達の所へ行けよ。いや、あいつの事だから今すぐ行かないと「俺の娘は渡さない」って言うかも知れないな」
「いやいや、俺はまだ自分の使命があるし。結婚なんて考えていないから」
「なによ。エミリアちゃん綺麗になったでしょ。気立て良し、家事全般も抜群って聞いたし、スタイルだって中々でしょ? そんな子がアプローチして来たのよ、しかも結婚を前提としてお付き合いを。男なら決める時に決めなさいよ」
「他人事だと思って、母さん。息子の将来が関わっているんだから……。ちょ、父さん。父さんは俺の味方だよね、ねぇ」
「……エルク。俺もそろそろ孫の顔が見たくなってきたぞ」
「この裏切り者が!」
久方ぶりに帰ってきたと言うのに、エミリアの婚約宣言によって一家団欒の食事時は終始ドンちゃん騒ぎになってしまう。積もる話しが幾つかあったのだが、真面目な話をする雰囲気でなかったが為に話す事が出来なかった。
けど、こんなハチャメチャ騒ぎも今日一杯で終わるだろう。寝て起きれば、自分がどれほど奇天烈な言葉を宣言したのか冷静になってくれると踏んだエルクは、どんな風に誤魔化してくるのかなと楽しみにしていたのだったが――。
――***――
「ああ、あなた起きて。朝ですよ」
目が覚めたらエプロン姿の幼馴染の姿が目の前にあった。
色々とツッコミを入れなくてはいけない所が多々あったが、取りあえず一番疑問に思っている事を口にしてみた。
「……なにしているの、エミー」
「だ、旦那の朝を起すのはつつ妻の務めだから」
「なんで、もう夫婦の設定な訳!?」
「設定じゃないから。そのうち夫婦になるんだから、フライングしても問題ないと思うのよ」
いや、色々と問題ありすぎだろ。と声を大にして言いたいところであるが、寝起き一発に多大な体力を消費するツッコミはしんどい。
自分のツッコミ力がまだまだである事を痛感しつつ、掌に顔を押し当てながら頭痛の種に尋ねる。
「エミー、誰の入れ知恵だ。怒らないから正直に答えなさい」
こんな大胆な行動を取れるような娘じゃなかったはず。何より人を起す為にエプロン姿になる必要などどこにあろうか。狙ってやっているようにしか思わなかったエルクは参謀がいる事を疑わずにいられなかった。
「誰って、その……」
エミリアの視線が僅かだけどドアへ注がれる。本人は気付いていないと思っているかも知れないが、数多くの死地を潜り抜けたエルクにとって彼女の視線移動などたやすく看破できてしまった。
朝からこんな嬉恥かしい事態に出くわしたせいで、ドッと疲れが押し寄せてくる。王都に着てから増えたため息を吐き、部屋のドアへ近寄り――勢い良く扉を開けたのであった。
「……説明していただこうか、母さん。そして、ミーシャさん」
盗み聞きをしていた事に気づかれた出歯亀二人が苦笑いして立ち上がる。
「何か、俺に言う事があるんじゃないですか二人とも」
「なんで、あそこでベッドに引き込まなかったのよ。抱きつけばこっちのものよ!」
「そうよ、エルク君。おはようのキスもしないで、エミリアの旦那さんが務まると思っているの」
反省するどころか、先ほどの流れに関してダメだしする母とミーシャ。まさか、帰国して一日で親に殺意が芽生えるとは思っても見なかったエルクは、取りあえず出歯亀二人に向けて拳骨を振り下ろしたのであった。
――***――
「いないと思ったら、まさかエルク君の所に行っていたとは。デュークすまないね。家内と娘が迷惑かけた」
「気にするなソルト。俺とお前の仲だろ。リースも息子に嫁が出来たと知って大喜びだ。まあ、喜びすぎなのは否めないが」
「ふっ。娘が嫁ぐ歳になるなんて、俺も歳を取ったな。そろそろ余生を楽しむ頃を考えるべきだろうか」
「お前が引退するなら俺も引退するからな。一人だけ楽しく過ごさせるかよ。何なら、あれだ。孫に色々と俺達の技術を継承させて、立派な騎士にさせるなんてどうだ?」
「いいね。実に心躍る未来だことだ。……乾杯しよう、デューク。今日は仕事のことなど忘れて、盛大に飲むべきだ」
「さすがは相棒だ。今日は飲み明かすぞ」
高らかに笑い上げ、グラス一杯に注がれたワインを口にする。
「――って、朝っぱらから酒なんて飲むんじゃねえよ、二人とも。仕事はどうするんだよ!」
まさか、頼りにしていたソルトまで本気にしているとは夢にも思わず、今の今まで呆然と見守っていたエルクがようやくツッコミを入れる。
「おっ。未来の息子、おはよう」
「こんなめでたい日に酒を飲むなって、お前。少し真面目すぎだぞ」
もはや一人でツッコミ切れる量ではなかった。疾風怒濤の勢いでボケが次から次へと襲い掛かる事がこれほどまで酷な事であるとは知らなかった。
よく師匠が些細な事でもツッコミを入れていたが、もしかすると師匠も似たような体験をしてきたんじゃないだろうか、と現実逃避するエルクであった。
――***――
早朝。
望んでいなかったが両親とエミリアの両親が揃った機会を生かすために、エルクは緊急家族会議を開催する事にした。
「さて、お集まりの皆々様方。本日の議題はですね、エルク・クルセイドとエミリア・ブリューナクの結婚騒動についてです」
「なによ。議題に上がるようなことじゃないよね。エミリアちゃんのような可愛らしい幼馴染と結婚できるのよ、なにが不満なのよ」
会議を進める間もなく母のリースが反論する。その言葉に一同が「そうだそうだ」と頷く姿に、幸先が不安で仕方がなかった。
「不満はないけど、ないですけど。……そもそも、エミー。お前の未だに続いている初恋はどうするんだよ? 俺なんかと結婚したら初恋がおじゃんだぞ」
その言葉にエミリアの両親は愚か、エルクの両親もエミリアに注がれる。驚愕な言葉に目を大きく見開いた四人は視線でエミリアに説明を求めたのだが、当の本人は気まずさから視線を四人から視線を逸らして一言。
「ごめんなさい、作戦会議します」
一度、エルクに断って四人を招集させる。エルクに聞えないように小さく円陣を組んで。
「ちょっと、エミリア。どう言う事なのよ。あなた、かれこれ十年間、エルク君の事が好きで好きでたまらなかったんじゃないの?」
「お、お母さん。そんな事をエルクのご両親の前で言わなくても……」
「いや、俺も気になるぞエミリア。もし、それが本当ならばエルク君とデューク達に失礼と言うものだ。どうなんだ?」
「お父さん。そ、それは……」
エミリアは事の顛末を四人に告白する。エルクに聞えないようになるべく声を潜めて。
エミリアも両親は兎も角、他のご両親に自分の惚れた経緯を告白しなくてはいけなかった状態に火の玉が宿った様に顔を真赤に焦がしてしまう。
「もう、作戦会議は終わった? 終わったなら、そろそろ結論付けて閉廷させようよ。おなかも空いたし、今日は色々と挨拶回りに行こうかって思っていたのにさ」
「まだだ。まだ終わらんぞ、エルク」
「酔っている、父さん?」
「あの程度で酔えるか。それよりも、エルク。お前は自分の使命使命って言っているが、その使命という奴はいつになったら終わるんだ? そもそも、使命って何なんだよ」
「鋭い所を突いてきたな、父さん。まあ、師匠の頼みって事だけを言っておこうかな。終わりはないと思う。強いて言うならば後進を育てて、そいつらに任せられて初めて終わると思うかな」
「なんだよ、それ。それじゃあ、お前は生涯旅に出て誰かと添い遂げる事はしないって言う事か?」
「まあ……。そうなるのかな?」
「俺に聞くな。だが、エルクよ。それは親として断固反対させてもらう。こうしてお前の事を好いている女性がいるんだぞ。失礼だと思わないか」
「ありがたい話しだと思うけど、そのうち国外に出てしまう放浪人間なんかよりか、別の男と一緒になった方が幸せだと思うんだけど」
旅を続けていれば何が起こるかわからない。旅立った数日に不慮な事故に巻込まれて死亡する可能性も否めない。幾ら最悪な時代と呼ばれた暗黒の時代が過ぎたからと言って、まだまだ安全に旅を続けられる保障はない。危険な旅に同行させる訳には行かないし、いつ戻ってくるか分からない男を待たせておく訳にもいかない。
気持ちを隠して話しを拗らせるのは好きではなかったので、素直な気持ちを両親達に話した。
「……それなら、勝負よ。エルク」
「は?」
今の今まで沈黙を護り続けていたエミリアの言葉に目を丸くさせるエルク。
「一年。……いえ、半年であなたを惚れさせるわ。私なしでは生きられない身体にしてあげる。そうなったら素直に私と結婚しなさい」
「は? なにそれ。純粋に嫌なんだけど」
長くても王都に滞在している期間は一月と予定していた。一ヶ所に半年以上も留まってしまう事をエルクはあまり良しとしていなかった。あからさまに嫌そうな顔振りで否定の声を上げるとエミリアに対して援軍を送る両親達。
「いいじゃないか、エルク。そうなったら、父親の俺も納得するしよ。なっ、リース」
「そうね、あなた。せっかくだからちゃんとしたルールを作りましょう。判定基準は二人がキス以上をしたらって言うのは、どうかしら?」
「いい案だな。それなら、公正なる審査の為にエルクにはエミリアさんと同じアカデミーに通ってもらうか。どうだ、ソルト」
「面白い案だね。それならアカデミーの方には俺から連絡しておこう。書類とか服装の方はミーシャ、任せても良いかな?」
「もちろんよ。……いいこと、エミリア。ここまでお膳立てしてあげるんだから、絶対にエルク君をモノにするのよ」
「うん。頑張るよ、お母さん」
……完全に勝負雰囲気に持っていかれてしまったことに頭を抱え込むしか出来なかった。いくらエルクが「そんな不当な勝負はしない」と五人に言ったところで全く聞く耳持たず。これから起るであろう事態に希望を抱くエルクを除いた一同は「グフフ」と不敵に笑い上げ、勝利を確信したのかハイタッチを交わす始末。
「……拝啓、お師匠様。どうやら俺は人生の墓場に早々と向う事になるかも知れません。どうかあなた様のお力添えを」
敬愛なる師に祈ってみたところ、脳内師匠は「爆発しろリア充」とエルクには意味不明な言葉を告げて背中を見せるだけであった。




