26/35
河童の神
河童さん、つよくね?
「大丈夫か!妖人!…あ、あれ?妖人が、お風呂の中にいない?」
僕はものすごい勢いで足を引っ張られ、風呂の深海へと引き摺り込まれた。
息ができない、急激な気圧変化によって僕の頭はもう、真っ白になっていた。
僕が頑張って足を引っ張っている手を見てみると、
異様に痩せ細った青緑色の体、
頭頂部には皿のような形をした光る円盤、
人間の体のように見えるのに黄色いくちばしの怪異。
河童だった。
「はっはー!なんだ、土蜘蛛がやられたと聞いていたが、こんな雑魚にやられるとは、あいつも廃れたなぁ!さぁもっと楽死んでくれよ!」
(やばっ、意識が、途切れ…て、)
僕の意識が朦朧としていると、
水面の方からソニックブームが起きたレベルで泳いでくるものがいた。
神羅だった。
「おのれぇ!妖人に、触れるなぁぁぁぁ!」
水中にも関わらず、まるで神の鉄槌だった。
僕は完全に意識が切れた…
河童さーーーーん!!




