バレンタインの神
バレンタインは親にしかチョコもらったことないすわ
ーー僕と神羅はスーパーに足を運んだ。
「あれ?美麗じゃん」
僕が話しかけたら振り向いた美麗
「ん?妖人奇遇だ…ね、え?妖人そんな小さい子を連れて、まさか…いつかはやると思ってたよ」
「いや誤解だから…ただの親戚の子だから(嘘)」
「あ、そうなの、それはよかったわ、警察に事情聴取されずに済むわー」
「どんなこと思ってたんだよ」
「妖人!さっさとチョコ買いに行くぞ!妾は待ちくたびれたぞ!」
「え、妖人が、親戚の子に、チョコを…」
「いやっ、違うぞ!別にそんなつもりはないんだぞ?」
「やっぱりそう言う趣味が、警察に電話しないと、えーと、119…」
「おい僕を精神科に連れてくつもりか?」
なんか変な方向に持ってかれたが、多分明日に絶対馬鹿にされる。
ーーなんとかチョコを買って家に戻って神羅にあげた。
「う、う、うまぁぁぁぁなのじゃぁぁぁ!!」
「なんじゃこの口の中に溶ろけ、広がる甘み、そしてコク!なんでこんな美味しいチョコをもっと先に出さなかったんじゃ!妖人はいじわるじゃ!」
「そんなことばっか言ってるともう買ってやらないぞー?」
「ぐぬぬ、卑怯じゃ!その少し黒いチョコ食べさせろなのじゃ!」
そう言って僕のカカオ90%のチョコを一口食べてきた。
神羅は顔をくしゃくしゃにして悶絶して自分の甘いチョコを口にしていた。
「な、なんじゃぁその苦い食べ物は!それでも食べ物か!」
「食べ物だが?」
美麗の誤解は解けてなさそうやな




