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甘酸っぱいの神
冷静なやつが急にテンパると面白いよな
「神羅ちゃん!だって、こいつがやったかもしれないんだぞ!それならーー」
「妖人は絶対にやらない」
「っ!」
僕は神羅の一言で目を見開いた。
会っても間もない神羅が、僕のことを、そこまで信頼してくれてる、これだけで僕の心は少し冬の時のヒーターのように…あったかくなった。
「ありがとね」
僕は小さく、誰にも聞こえない程度にお礼を言う。
「ん?妖人、何か言った?」
「んぁ!?言ってない!なにも言ってないよ!」
神羅はなんて言ったかもわからないのにニヤニヤして僕をからかってきた。
「ふーん、なになにー?そんなに取り乱すほどなのー?」
「うるさい!家だすぞ!」
「はーいわかってますよーい」
僕が話している内容は、まぁ今の状況の会話ではないよね。
「おい妖人!そんな甘酸っぱい会話してる話してる暇あったらさっさと博魅先生の治療するぞ!」
「熱焚先生!なにが甘酸っぱいだよ!」
僕たちが騒がしくしていると博魅先生が掠れた声で声を上げる。
「私は…大丈夫だよ、棚の上から二段目に、水色の液体が瓶の中に入ってるから、それを…」
水色の液体が入った瓶ってなんだぁ?




