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※不備を見つけた際は誤字報告受付まで。
適当で良いよ、多分ね。
最初に揺れたのは何処だったか、揺れ始めては関係なくなってしまう。
一つの小さな揺れは、やがてぶつかり合って大きくなり、また大きくなり、そして大きくなる。
最後に揺れるのは、最も大きく1つとなるが、それは最早揺れているのかすら分からない。
ゆにこーん?
みためは、ふつうの、しろいうまさんみたい、でもちがくて、ひとつだけつのがある。
すんでるところにあわせて、はっぱをつかうのがちがう。
おなじところにいると、いちばんつよくて、すごくあぶない。
ふつうは、すごくはしるから、とおくにいる。
すんでるところの、はっぱがあぶないと、おなじになる。
つのがとくべつで、ほかのすごいうまさんとおなじで、すごいかぜをつかう。
たべものは、おなじところにおく、すごいちからと、にげないようにする。
つのは、たべものと、あぶないときに、つかう。
あのしろいうまさんもゆにこーん?なら、つのをつかってたから、わたしはたべものだったの?
あのはっぱのロープでうごけなかったから、しろいかみのこも?
たべもの . . .
まだ子供ですが、目撃情報を得られたのは大きいですね。
私の予想通りでしたし、特性をまとめた上で書き足せば依頼書は良いでしょう。
生憎手が離せないので、提出はウィーチオ辺りに頼むことにしましょうかね。
イルリーナを想うのなら相応に働いて貰いますよ。
あぁ、それとイルリーナの連れて来た子の症状も必要ですね。
こちらでの呼称は何でしたか . . . 傀儡花でしたっけ?この辺りには自生しない物ですし、特に注意を促す必要がありそうです。
他に注意事項はありますかね?
イルリーナに使っている解毒剤は書いておきましょうか。
この辺りでよく見る物ですが、やけに種類が多いので伝えてしまう方が後沙汰無いでしょうね。
これで依頼書は出来ましたね。後は、ウィーチオが来たタイミングにでも押し付ければ解決ですし。
さて、もう少し煮詰めたらイルリーナの様子を見に行きましょうか。
それと、あの子供も見なくては。
かなり面白い結果を見られたのは良かったですが、人前には出せる状態と言えませんし。
とにかく人手が足りないですね。
優秀な弟子が居た頃は楽で良かったのですが、自立して行きましたし。
ウィーチオを雑用に回しているだけ、マシなのは分かりますが。
いっその事、彼に調薬を . . . いえ、そんな暇はないですね。
私がやるしかなさそうです。
「イルリーナ、何か分かりっ、何故泣いているのですか?捕食? . . . 怖かったんですね?もう、大丈夫です。大丈夫ですから、泣かないで下さい」
私が思っていたよりも、しっかり遭遇していたのでしょうか?
この子の理解が良いのもあるのでしょうか。
どちらにせよ、読ませたのは失敗でしたね。
正解を与える事が正しいわけではないとあれ程師に言われたというのに、人は変わらないのですね。
イルリーナ、申し訳ありません。
帰って来れた事を先ずは噛み締めるべきでした。
今の状況を彼の方に知られれば何と言われることか。
我が愛子に何たる事か、様想い知る事も無きか!
とかですかね?
いえ、それよりも彼女の方が恐ろしいのでした。
間違いなく、私の身は消しとばされますね。
イルリーナを任されたというのに、私が至らないばかりに、こんな思いをさせてしまって申し訳ないです。
「イルリーナ? . . . 泣き疲れたのですかね。ここではなく部屋に行きましょう?」
起こさない様に運ばないとですね。
かなり前から泣いていたのでしょうか?
声で気が付けないので、代わりに呼んでいることが分かる物が必要かもしれませんね . . .
呼び鈴が何処かにあったと思うので、後で探すとしましょうか。
「さぁ、ベッドの上ですよ。ゆっくり休んで下さい」
「ブルルル!ひひっー!」
これは不味いですね。薬の効果が弱かったのでしょうか?あの子供を抑えなくては。
まったく、厄介な花ですよ。
ユニコーンに使われたら、誰が自身をユニコーンだと思い込むなどと予想出来るんですか?
この事態を収めて、早く事の経過を書き記したいですね。
おやすみなさい、イルリーナ。
私は貴女が連れ帰った子供を何とかしてきますね。
いっぱいたべて、いっぱいねて、すこしあるいてもへいきになった。
こえもすこしでるようになった。
でも、むりにだしちゃだめっていわれたから、もらったちいさいベルをつかう。
りんりんっておとが、おとうさまをよぶこえのかわり。
たまに、うまさんみたいなこえがきこえたり、ゆめのなかでしろいうまさんがでてくるから、よくねれないけど、ずっとねてちゃダメっていわれたからおきなきゃ。
しょくじにいっぱいのおにくとか、きのみがあるのはだれかのおいわいだとおもってたけど、いーちおにいがもってきてた。
さっきも、おとうさまがいーちおにいにいっぱいおねがいしてたから、きょうもいっぱいもってくるのかな?
しろいうまさんがいっぱいのほんは、しろいうまさんじゃないのもいっぱい!
みんないきるためにがんばってるってわかった。
だから、あのしろいうまさんもわたしをたべないとしんじゃうからわたしをたべものにしたんだよね?
まっくろになっちゃったとりさんみたいに。
きょうもすこしあるいて、ちゃんとひとりであるけるようにしないと。
きょうはおじいのおはかにまだはこあかないよっていいにいこうかな?
ちいさいベルはおいてっちゃダメだよね。
わたしがまだげんきじゃないからっておとうさまがひとりでぜんぶやってるから、はやくげんきにならなきゃ。
みずくみも、みずやりも、しゅうかくも。
げんきになったら、しょくじのよういも。
おとうさまがいっぱいやってくれたから、こんどはわたしのばん。
わたしがいっぱいできたら、おとうさまがたいへんっていわなくていいよね?
でしがほしいっておとうさまはずっといってる。
でしさんとはちがうのかな?
わかんないけど、わたしがげんきになったらでしになるよっていってみようかな。
しろいかみのこはおとうさまがいってた、わたしのへやのとなりのへやにいるみたい。
たまに、かべをどんどんってしてるから、げんきなのかな?
はやくわたしもげんきになってみにいきたいな。
おじいのおはか、まえにおいたはながそのまま。
しわしわになってくろくなってるから、てにもってひでおじいのところにいきますようにっておくる。
あたらしいはなをみつけたらあげるね。
「 . . . しーお」
おねがいのことばもいったからわたしはかえるね。
またくるね、おじい。
ただそこに生きていたに過ぎない命は、その根を絶たれ、切り刻まれた。
どんなに美しく見せようと飾ろうが、奪われ続ければやがて醜い様へと変わり行く。
それに用はなく、最後にはもう必要無いと見捨てられ、ならばその身を存在から消してしまえと燃え尽きた灰が煙に巻かれて残らずに散る。




