精霊王、登録完了する。
精霊王、ルミリア視点です。
「本当にごめんなさい!彼ら、問題が多すぎてカードが無効になった奴らなんです。」
ギルド職員さんが頭を水平まで下げて謝罪する。
「大丈夫ですから。頭上げてください。」
「すみませんでしたぁ!」
「ほ、ほら職員さん、登録はどうなりました?」
「そ、そうでした!」
やっと頭を上げてくれた職員さんが説明を開始する。
「えっと、まずギルドのルールを説明させていただきます。
一つ目、ギルド内暴力禁止。
二つ目、依頼の際、依頼人の希望はなるべく叶える。
三つ目、討伐依頼では、証拠のために討伐証明部位を持ち帰る。
四つ目、依頼破棄、依頼受注後10日以上の依頼未達成は減点対象。例外は除く。
五つ目、三か月以上の間依頼を受注しないとカード取り消し。
ざっとこんなものですね。依頼それぞれの注意点は、受注の際に説明いたします。」
ふむふむ。なるほど、記入事項もあっさりだったし、規則もあっさりなのか。
気づかぬうちに違反してしまうとかもなさそうだな。
「さて最後の仕上げです!このカードにお2人の魔力を注いでください。
それによってカードがあなた専用となり、登録できます。」
ハイテクだな。魔力を注いで持ち主登録ってこと?
ちょ、ルリナ、そんな“絶対失敗すんなよ”みたいな目で見ないで!
大丈夫だから、極限まで魔力抑えて普通の人になりきるから!
“ここでテンプレの新人の魔力が強すぎる”なんてのは起こさないよ。
本当に慎重に魔力操作&隠蔽で、
「はい。お2人とも、無事登録完了です。」
セ―――――フ
思わぬ危機が!




