精霊王、テンプレ実行する
精霊王、ルミリア視点です。
「私たちは本気で此処にきているの。ちゃんと戦えるし、問題ないわ。」
フィナ、じゃなかった。ルリナが啖呵をきった!
「そんな細い腕で何ができるってんだ。依頼人に物乞いでもすんのか、あ?」
「悪いこと言わないからお家に帰りな。お嬢ちゃんよ。」
「それとも表にでるか?あん?」
増えた!大男の仲間A,B,Cが現れた!
ニヤニヤと下品な笑みを浮かべて私達を威嚇する!
これぞテンプレ!テンプレの極み!
だったらこのままテンプレートに沿っていこうではないか!
「なにそれ。脅してるつもり?」
「お生憎様だけれども、私たちだって強いのよ。そんなのに屈するわけないでしょう。」
「っ、このガキがあああ!」
私が挑発しフィ、じゃなくてルリナが乗っかり、大男が拳を振り上げる。
その拳を華麗によける!華麗に!ココ重要!
選択肢は舞うようによけるかキレのある動きでよけるか。
必要なのは強者感。よってここは、キレのある動きでかわす!
・・・って令嬢だったフィ…ルリナに出来るの!?
左に大きく跳躍し、体をひねりながら視界にルリナを捉える。
ルリナは右に跳んで、前転で受け身を取りつつ着地。
回避に成功していたのに一安心し、右足で衝撃を和らがせつつこっちも着地。
驚愕の気配を見せ、慌てて振り返る男たちを無言で睨む。
そして、ここからの動きはゆっくり!男たちが警戒しているときに、
余裕があるカンジを演出しながら意味のない動きをする!
具体的にはルリナはフードからはみ出た髪をいじり、
私は武器も持たず、構えもせず自然体で首をかしげる。
「へえ。俺たちに喧嘩売ってんだな。いいぜ。高値で買ってやる!」
「いや、別に私達喧嘩する気ないし。」
「は。ここまできたならとっととやりあおうぜ?自称強いお嬢ちゃ...」
「そこ!ギルドで何やっているのですか!」
「っつ!職員か、ずらかるぞ!」
ギルド職員が来たことで慌てて逃げる4人。
だがそんなことは視界に入らず、私たちが思っていたことは
『『ギルド職員超ナイスタイミング!』』
見事にテンプレ、力を見せない強そうなやつに嵌るタイミングで現れた職員への
称賛だった。
テンプレに凝る二人組




