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精霊王、冒険者ギルドに行く

精霊王、ルミリア視点です。


「準備万端!いざ冒険者ギルドへ!」

「テンション高!」

「だって冒険者よ!転生ものの定番じゃない!」

「落ち着かないと転ぶよフィナ。」


予想外にフィナのテンションが上がっちゃった。

さっきまではテンション高めで無鉄砲な私に呆れてるかんじだったのに!


ちなみに今の格好は、私がシャツにズボン(ガウチョパンツっていうんだっけ?)に

フード付きポンチョ?ケープ?で、ダガーを装備。ポンチョの内側にナイフ仕込み。

肩掛けバッグを斜めにかけている。

 フィナはローブはそのまま、ワンピースを買い替えて収納多めのものに、

片手に木の杖を持っていて、腰元にポーチ。


うん。両方いかにも冒険者。女ってことを除いたらね。

女冒険者の少なさとフィナの美少女さで目立つの確定。ま、問題ではないか


フィナと頷き合って冒険者ギルドの扉をくぐる。

うわっ。視線がこっちに集まってる・・・

気にしない気にしない。

しかし、室内の雰囲気もそれらしいから、フィナの目が輝いてるのが見なくてもわかる。

フード取らないよね、別の意味で視線がうざったくなる。

さっさと受け付け行こ。左が依頼受付なら、新人受付は右...お、合ってたっぽい。


「すいません。冒険者登録お願いします。」

「はい!ようこそ冒険者ギルドへ。登録するのはお2人ですか?」

「そうです。」

「ではこの用紙に、必要事項を記入してください。文字は書けますか?」

「大丈夫です。」


あれれ、なんか忘れてたような...

渡された用紙を眺めて、ようやく気付く。

―名前、どうしよ!?―

私は名前知られてないけど、フィナは愛称もやめたほうが・・・

あれ?


「偽名可…?」

「ええ。知っている人の方が少ないですが。名前を隠したい、例えば貴族の方とかが

登録するために、偽名もOKなんです。」


まあ大抵の貴族様は依頼を受けずにカードが無効になりますけどね。と続ける声は

右から左に抜けていった。つまり身バレは気にしなくていいと。

でも相方の名前を知らないなんておかしいという問題が残るが、こっそり用紙を見てしまえばいい。とにかく記入しなければ。完全詐欺プロフィールだけど。


フィーラ、15歳、女、ダガー使い


・・・少な!記入事項少ない!楽でいいけど!

さてさて、フィナはどうかいた?


ルリナ、16歳、女、魔法使い


名前はルリナ・・・頭文字私からとってない?私もフィナからとってるけど。

記入したから、登録ちゃんとできるよね?

用紙を職員さんに提出する。


「はい。確かに受け取りました!では少々お待ちください。」


職員さんが奥に行ったのを見て一息つく。

こうゆうのいつまでたっても緊張しちゃうなあ。

視線が集まってたのもその一因って、誰か近づいてきてる?

まさか・・・・・


「おい嬢ちゃんら、ここは遊び場じゃねえんだぜ。

さっさと家に帰れ。じゃないと、少しお説教しなきゃならんとなぁ」


屈強な大男が私たちを見下ろして威嚇する。が、

私達の考えは恐怖もなく、ただただ


『『テンプレキターーーーーー!』』


さっきまでの緊張も何もかも吹き飛んだ、単純極まりない思考だった。


てんぷれキタ――(゜∀゜)――!!

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