謝礼 3万3千円は高い?低い?
磐越道マイクロバス死亡事故について思うことがあり書きます。
もう世間の正義の人たちのお祭りは違うところへ移行してますが、ずっと引っかかっていたことを書きますね。
磐越道マイクロバス死亡事故で、北越高校が人様のカバンを勝手に開けた封筒。
あの封筒に、3万3千円と書かれていたとあります。
その後、国土交通省が白バス行為なのかどうかで、3万3千円の謝礼はどちらになるのか。良いのか悪いのか。と曖昧な回答で明言を避けましたね。
ここからは経験談です。
私が新宿=梅田の深夜高速バスの時の1往復のお給料が、3万3千円でした。
2人1組ですが、勤めていた期間ずっと変わらず3万3千円でした。
ベテランドライバーも私のようなデビューしたても同じ金額。
当時の他社さんに聞いたところ。
最低が2万5千円。最高が3万5千円でした。
多くが3万円台でしたね。
2時間~3時間ごとに運転を交代しますが、車庫を出庫してから大体8回くらい交代します。その半分が私がハンドルを握るということ。片道でこれなので、往復は単純に倍ですね。
片道の距離はおよそ700kmあるか無いか。一人あたり350kmくらい運転します。
往復は単純に倍。
休憩挟みながらとはいえ。結構な距離を走らせます。
こう考えると、マイクロバスで往復500kmくらい走る予定の部活バス。運転手は1人だけ。それでたったの3万3千円。安すぎますよね。
関越道ツアーバス事故から昼500km、夜400kmは運転手2人体制。と決まってます。
1人体制で最長600kmまでと決められてるそうですが、それもどうなんだろうかと思いますね。
私が運転してた12mの大型バスならまだしもマイクロバスはその半分くらいの長さで往復500kmも走るのかと思ったら安すぎますよ。
大型を運転したことのない人からするとデカイ方が大変だと思われがちですが、デカイ方が運転がすごく楽。なにより4t程度のマイクロバスより大型のほうが走らせやすく疲れにくい。運転席が広く手足が楽なポジションにあるためマイクロバスのような狭く窮屈な状態で長時間運転をすると考えただけでおぞましい。
マイクロバスは、大型が入れないところでも走れることが多々見られる。大型禁止の標識のしたに補助標識でマイクロバス除くとあるくらい。
普通車並みのどこでも走れる強みがある。
だから、土地勘のない場所でも逆走さえしなければ目的地に着きやすい。
一方、大型バスは大型トラックと同じなので走れる場所は限られる。
小回りがきかないなど残念ポイントがありますが、比較的広い道を走れるという利点があります。広い道なので人の飛び出しがマイクロバスの走れる細い路地を走ることが少ない。
一般道でもさほど難しさはありません。ゆっくり走ればよいだけなので。
あんな狭いマイクロバスで往復500kmも走らせられて。容疑者ではありますが可哀想だと同情してしまいます。そんな安く買い叩かれて。大型二種免許が無いとは言え疲れる距離ですよ。GW中なんですから。起伏の激しい高速道路ですし。見晴らしが良いというほどでもないですし。
これで、国土交通省がクロ判定したら哀れだなと思う他ありません。
あんな小さなので長距離移動させられたのだと思うと。
趣味で走る長距離と無理に走らされた長距離。意味が違いますよ。
決まったこの時間までに行けよ。って言われてるプレッシャーもありましょう。
帰りはいくらか楽でも暗くなってるとしたら疲れることこの上ない。
現役の私でも3万3千円で往復500kmをマイクロバスで頼むわ。
なんて言われても断ります。安すぎると。
3万で良いから2人体制にしろ。と言いますよ。
なぜなら人の命を運ぶんですから。
世間一般は、3万3千円を高く感じたでしょう。
高く感じた人は、普段から日給1万円前後の安い給料で働いてると高く感じるんですよね。
運転して3万3千円は高くて魅力的!なんて思っちゃう。
そういう人が騙されるんでしょうね。
ギャンブル依存症とかそういう人もホイホイとひっかかる。
覚えておいて。
深夜の高速バスでもたったの月給30万円程度なんだぞ。
安すぎないか。
その一端が、このマイクロバスで謝礼3万3千円なわけだ。
相場がわからないと高く感じやすい。
疲れるだけの車でその金額は安いのだと。
ちなみに、新宿=梅田のお仕事は13年前の相場となります。
深夜手当が入ってこの金額。
それでも広くて楽に運転できる大型だからまだ良かった。
マイクロじゃ窮屈ですからね。自由度が無いですし。
世間の皆様にケンカを売るわけじゃないけれど、容疑者の男が哀れで。
安い金でも運転しなきゃいけない理由があったのかと思うと。




