ごめんなさい わたしただの
夏には辞める今の仕事。ストレスやばくて。検診車運転してる時が至福の時。
謝ります。聞いてください。
騙してるわけではありません。仕事だからやってるだけで。
不穏な入りとなりましたが、今現在のお仕事で日々のストレスについてわかってきたことがあります。
わたし専門家じゃないただのドライバーなんです。
今のお仕事、健診のお仕事なんですが、募集内容は検診車の運転。あとは会場の誘導など。
面接で仕事内容を聞いても同じような内容でした。
いざ働いてみると大違い。設営のための機材運びと設営。運転はついででした。
しばらくすると検査にも参加します。資格無しでもできるのは、血圧・身体測定器・採血補助・視力・聴力・バリウム補助。
血圧は腕に巻いて機械で測る分には素人でもできます。が、手動で測る場合は看護師がしなくてはなりません。たとえ、ヘルパーの資格があっても関係ありません。
後ろに並んでなければ「急いで来ましたか?」のあとに深呼吸と30秒くらいゆっくりしてから巻くこともあります。わんこ蕎麦みたいな流れ作業になる場合はそうもいきませんが。
男性受診者さまは基本中学生みたいなものなので、待ってる間も会話が途切れませんし測ってる人にちょっかいをします。うぇーい。ひどいものです。なので血圧高めに出やすい。説教したくなるほど。
身体測定器は身長と体重だけなので数値を記録すればOK。簡単ですね。
採血補助は針をスピッツという血を溜める管に刺したのを抜くだけなら法に触れないので素人でもできます。ただ、スピッツに針を刺すのは違法になるので看護師さんのお仕事。スピッツを手渡したり血を取ったスピッツを戻したりするのが主な内容。あとは、知的障害者施設で利用者の腕や足を押さえつけるのも補助の仕事。
ここでもうストレス。利用者を虐待している映像をニュースでみますが、まさにあれ。馬乗りになって押さえつけて、施設の人は笑いながら押さえつけるんです。ストレスヤバい。知的障害者の本人はどこまで理解できてるのかと思うと胸が痛い。
視力や聴力の検査は、覚えれば簡単。ですが、慣れてきたわたしは受診者さまとコミュニケーションを取りたくなってしまう。というか、説明したくなる。
視力が前回値より回復傾向にあると「前回より回復してますよ」とワントーン高めの声で説明。前回より悪化してることもあれば伝えます。ここで受診者さまは「なんでだろ?」と言われますが、わたしただのドライバーなんですがとは言わず「前回疲れ目だったりストレスが」などとそれっぽく話してますがわたしただのドライバーなんです。すみません。
聴力も低い音高い音だけの簡単な検査。受診者さまは無料で受けてるんです。だから、ここでも仲間にちょっかい出したり話しかけたりと中学生のまま。聴力は静かな場所でした方が良いのはその通りなのですが、会場によってはそれが敵わないこともあり。雑音の中で測るので低い音でさえ聞こえないなんてこともあります。
それでも中には「おっかしいな」ともう一回と言われることもあり、この音です。と伝えた上で聞こえるかどうかを確認してもらうこともたまにあります。それらも視力と同じで「ストレスで耳が聞こえにくくなることもありますよ」とそれっぽく伝えます。ただのドライバーなんですけどね。
実際わたし自身、耳鳴りが幼い頃からあるのでストレス風呂に浸かったまま育ってしまいまして。耳鳴りや難聴はストレスと言いますし。経験の上だけで伝えてます。ただのドライバーなのに。
バリウム補助とここではそう伝えますが、現場ではマーゲン助手と言うそうで。他は知りませんが、わたしがいるとこではそう言ってます。マーゲンとは「胃」なので胃のレントゲンという意味なんでしょうね。急なドイツ語。クルマのワーゲンを思い出しますね。
バリウムを受診者さまに飲ませるまでのプロセスを補助します。簡単な問診や着替え、バリウムを飲む前の準備段階の発泡剤を口に含ませ、少量の水で流し込む。「発泡剤を水で流し込んでくださいね。一気にごくごくごく。ゲップは我慢してくださいね」とよく聞く言葉。そして、ナンバリングを技師に伝えると受診者さまを台まで案内します。バリウムを「まだ飲まないでくださいね」と伝え、体の向きやボトルの持ち方、バーの握り方などをその場で伝えて始まります。
他の検査と違いやる事たくさん。口もかなり動かします。
さらに、作り置きのバリウムが無くなる前に1・2本作ります。中に水を適量入れて蓋閉めて振ります。人によっては力一杯に振る。わたしは基本に忠実に振る。汗はかかないし筋肉痛にもならない。
検査が終わると受診者さまに、下剤の説明。時間をおいて飲む指導など。わかりやすいように、時間で説明したり。「白い便が出るまで水分取ってくださいね。およそ2リットルは頑張りましょう!」今の季節はまだよくても冬最悪ですよね。その季節まで居ないので知りませんけど。
さらに、技師さんの補助なので、下剤の準備をしたりとなにかと忙しい。ただありがたいのはクーラーの前で仕事できる事。
受診者さまにバリウム補助で謝るのは、そのバリウムボトルわたしが作りました。プロではなくただのドライバーがつくりあなたの胃に入れました。ごめんなさい。それとあなたの胃の映像見ることあります。すみません。
下剤の説明や指導してますが、わたしただのドライバーなんです。
ここまで散々偉そうな事や励まし的なことを言ってますが、ただのドライバーなんです。正直あなた方となんら変わらないただのドライバーなんです。
中には、説明されることもあります。「こんなに血圧上がったの見た事ない」というクレーム。わたしもですよ。と言いかけては飲み込みます。だって前回値とかけ離れた人なんですもの。前回2回測って基準値より少し高かった人が今回プラス50とか。
先の血圧でも書きましたが、待ってる間深呼吸してましたか?急いで来ませんでしたか?測ってる間も深呼吸繰り返してましたか?あなたにも非はあるんですよ。と思っても口にはしません。
月一で通院してるとこで、毎回血圧測ってと言われますが、1分以上椅子に座り深呼吸を繰り返し脈を安定してから計測します。しかも2回。2回目は大概下がります。それは今の仕事に就く前からやってます。本来のわたしは、低血圧なのて上が100を切ります。これも2回計測の基準外になります。上が140なんて急いだ時くらいなもの。なので、脈が落ち着いてから計測してるんです。
これを受診者さまもやってくれたら!
クレーム出す前に、血圧高くなるようなことしないで。落ち着いてから計測に来て!中学生はもういいから!
こんな偉そうなこと言ってますが、わたしただのドライバーなんです。すみませんでした。
胸が痛くなることばかり。ただのドライバーがなんか言ってる。と思ってくれて良いですよ。
わたしだけでなく、何人か無資格で検査(できる範囲で)してますから。無資格というと怖いですが、一応、医療従事者が行わなくてはならないところまでは踏み込まない。と言う意味です。
数年に一度、無資格でレントゲン撮影してた。というニュースがあります。詳しい操作は見ないようにしてますが、簡単なボタンポチポチで撮影できるので、誰でも撮影だけなら出来ます。ただ、レントゲンは放射線が出るので無資格者が操作してはいけないわけで。
受診者さまを不必要な被曝をさせてしまうかもしれない。なので操作パネルは見ません。やってみたいと思わないように見ません。どうせ夏には辞めるし。




