帰郷209
投網かのように広がっていく黒い星屑だが、そこには絡め捕る為の縄は存在しない。
放射状に広がっていく星屑……角付きのペガサスはそれを眺めながら、自分の体を盾に……
『ボォゴォォォォン!!!!』
『…………!!!?』
角付きのペガサスは、悲鳴を上げる事も出来ずに体が弾け飛び、
『『『『『ヒュルルルルルルルルルル!!!!!!!!ボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボォゴォォォォン!!!!!!!!!!』』』』』
それが空一面で起きて、角付きのペガサスが弾けて、真っ赤な花火となって散る。
人類側が使ったそれは、クラスター爆弾。
爆弾の中に、小型の爆弾を詰め込んで撒き散らす兵器。
もちろんクラスター爆弾の難点も理解はしている、全ての小型の爆弾が角付きのペガサスに接触する訳では無く、何発かは地上に降り注いでしまうが、地上には地上でキノコの兵士とミノタウロスがいる。
地上に降り注いだ爆弾は、彼等が起爆させてくれる。
本来は地上を焼き払う為に使う兵器でありデメリットのある兵器だが、空に敷き詰められた角付きのペガサスを焼き払う兵器として投入し、不発弾として地上に落ちた爆弾は、キノコの兵士達に誘爆して処理してくれる。
「これより予定通り、クラスター爆弾による馬の排除を行う。爆撃機の進路を確保せよ」
『『了解!!!!』』
クラスター爆弾の効果はテキメンで、進路を塞いでいた角付きのペガサスが一面で消え失せる。
これが人類側の強み、多種多様の兵器を持ち合わせる事で最も合理的な戦い方をする事が出来る。
先陣の部隊がクラスター爆弾を使い、本命の部隊がナパーム弾を叩き込み事によって、
『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!ドゴドゴドゴドゴォォォォォォォォンンンンンン!!!!!!!!!!!!』
城型のゴーレムが崩落する。




